NO IMAGE

オンタリオ州の旅~Algonquin Provincial Parkアルゴンキン州立公園~

Algonquin Provincial Parkアルゴンキン州立公園

2011年6月12日 日曜日

Ottawaオタワの街を出発し一般道をひたすら走ること約5時間。
途中にあったちょっと大きめの街で数日分の食糧を買い込み、Algonquin Provincial Parkアルゴンキン州立公園(長いので以下Algonquinアルゴンキンと略します)のそばのOxtongue Lakeオックストン湖ほとりのコテージにやってきました。
今日から1週間Algonquin アルゴンキンのそばに泊まり、Algonquinアルゴンキンはもちろん、Huntsvilleハンツビルの街、Muskoka Regionマスコーカ地方もここを起点に観光していきます。
今回は1週間も滞在したので、日記のような日付中ではなく、カテゴリー別に書いていきたいと思います。
  • Algonquinアルゴンキンのこと
  • Algonquinアルゴンキンでできるアクティビティ(トレッキング、カヌー、動物ウォッチング)
  • Huntsvilleハンツビルの街
  • Algonquinアルゴンキンのそばのコテージ

 

*注意。6月~7月は蚊がたくさんいます!!!刺されると数日間非常にかゆいです。蚊対策は十分に!
忘れた方も、公園内の色んなところのショップで買うことができます。

まずは、Algonquinアルゴンキンについて**

Algonquin Provincial Parkアルゴンキン州立公園
Torontoトロントから車で北へ約3時間。東京都の3.5倍(7725km2)の面積を持つ自然地帯Algonquin Provincial Parkアルゴンキン州立公園が広がっている。メープルやポプラ、ホワイトパインなどの木々に覆われた深い森、所々に顔を出すごつごつとした岩肌、そして無数に点在する大小の湖、それらを結んで長大な水路が巡っている。その総距離は2000km以上。世界のカヌーイストが憧れる、パドリング・パラダイスとしても知られている。
公園内を走る道路は国道60号線1本だけ。自然が保たれた公園内部は、野生動物たちの楽園でもある。ほ乳類だけでも54種類、野鳥は272種類が観測されており、60号線をドライブしている途中にも、Mooseムースなどの大型動物に遭遇することもある。

一見、手つかずの原生林のように見えるアルゴンキンだが、実はここは「よみがえった森」。19世紀に急激な木材伐採が行われ、荒廃しかけていたそう。オンタリオ州政府は、1893年に最初の州立公園に制定。豊かな森と水源、そして動物たちのあるべき姿を維持する試みに取りくんできた。


国道60号線をドライブするだけでも、森や、湖の景色を楽しめます。

公園の中に入るときは西端、東端にあるゲートでPermit入園許可証を購入またはキャンプ料を支払います。*ただし、どこにも立ち寄らず通過するのみなら購入しなくてもよいようです。詳しくは係員の方にお訪ねください。

Permit入園許可証

1日 $16/車1台 (7:00~22:00まで有効)

キャンプ料金(入園許可証込)

キャンプ施設でキャンプする場合 1晩 $35.25~46 (施設によって異なる)
カヌーなどで森の奥に行きテントでキャンプする場合、1晩 $11.75/18歳以上1人 $5/6-17歳1人

詳しくは、こちらを参照ください。→http://www.algonquinpark.on.ca/visit/camping/reservations_general.php

ゲートの開館前に公園内に入った方もご心配なく。アクセスポイントと呼ばれるところで許可証の購入可能です。

詳しくは、こちらをごらんください。→http://www.algonquinpark.on.ca/visit/camping/access-points-for-backcountry-canoeing.php

こちらがPermit許可証↓


これをダッシュボードにおいて提示しておきます。

公園についてもっと知りたい方は、公園内にアルゴンキンの歴史などを展示するビジターセンターがあります。
Algonquin Visitor Centre アルゴンキン・ビジター・センター**

シアターやギャラリー、ブックストアなどがあり、公園の自然と歴史について様々な形で知ることができる場所。大きな木製のバルコニーもあり、アルゴンキンの森の眺望を楽しむこともでき、撮影スポットとしても人気。

ビジターセンター内の展望台からの景色↓


同じく展望台からの景色↓


館内のジオラマ↓


ムースの夫妻♪

Algonquinアルゴンキンでできるアクティビティ**

大自然が広がる公園内では、MooseムースやBeaverビーバーなどの動物ウオッチング、6km~71kmまで、バリエーション豊かなコースで楽しむハイキング、大自然の中でのキャンプなどのアクティビティーが可能。冬にはクロスカントリースキーやウインターキャンプもできる。

また、同公園はカヌーのメッカでもある。無数の湖とそれらをつなぐ網の目のような水路が、総距離2400kmにも及ぶカヌールートを造り上げており、何日もかけてキャンプしながらカヌーで旅するのも人気。リゾートホテルやレンタルショップでカヌーを借りて、気楽に湖を楽しむこともできる。また、カヌーストアなどが行っているガイド付きの短時間ツアーに参加することもでき、パドルの使い方など一から教えてもらい、レッスンを受けながら楽しむことができる。
公園内にはハイキングトレイルも充実しています。1km足らずの散策コースから、11kmと本格的に歩けるコースまで全部で16カ所。水辺のコース、眺めのよい丘の上に出るコースなど風景も多彩。コースはわかりやすく整備されているので、ガイドなしでも歩くことができる。

トレッキング**

私たちが歩いた2つのコースをご紹介します。

1つはPeck Lake Trailペック湖トレイル、もう1つはBeaver Pond Trailビーバー・ポンドトレイルです。

★Peck Lake Trailペック湖トレイルの様子から。

まずは、蚊よけスプレーを全身にかけて出発。

トレイルの入口にある説明板↓


トレイル↓


トレイルを少し入ったところに名前、人数を書くノートが設置してあります。↓

入口から少し歩いたらPeck Lake ペック湖が見えてきます。↓


この湖をぐるっと一周するコースです。

水辺を歩いたり、ちょっと離れて森の中を歩いたり。↓

冬の間に倒れた?木のトンネルや仕掛け!?がちょこちょこあります(笑)


蚊がとっても多いですが、景色はきれいです!↓


この日は風がなく、湖面がほとんど波立たず空が湖面に映ってみえました。


湖の中を覗くと巨大なオタマジャクシが!!!


写真では普通に見えますが、子供のこぶしくらいの大きさがあります!(笑)
そして、水辺では弦をはじいたような音が聞こえます。最初は何の驚きましたが、カエルの鳴き声を判明。
このオタマジャクシの親たちでしょうか…

また、トレッキングコースの周りには野生の花や木々が♪♪

Trout Lilyトラウト・リリー(おそらく;)↓


メイプル・ツリーの若葉

Pink Lady’s Slipperピンク・レディーズ・スリッパ―↓


Bunchberryバンチベリー↓

アップダウンもほぼなく、湖や森を見ながら約1時間ほどで1周しました。
気軽に森と湖を見たい方にはお勧めです♪

★Beaver Pond Trail

2つのBeaverビーバーが住む池を見れるコース。
Peck Lake Trailペック湖トレイル同様、入口には看板、少し入ったところには名前を書くノートが置いてあります。

数百メートル歩いたところにさっそくBeaverビーバーのおうちがある池が見えてきました。↓


Beaverビーバーのおうち↓


人が1人のっても壊れないほど頑丈だそうです。

目を凝らして探してみましたがBeaverビーバーさんを発見できず。。。

こちらのトレイルはPeck Lake Trailペック湖トレイルよりちょっと長く、コースもアップダウンがあります。

Beaverビーバーの住む池の横の木道↓


こちらのトレイルにもいっぱい咲いていました。
Bunchberryバンチベリー↓


登った後は下り階段↓


湖につき、ぼけーとみてると何かが動くのが見えました↓


んんん?


あなたはBeaverビーバーさんではないですか!?

家やダムを作ることで有名なBeaverビーバーさん。
この日もしっかり働いていました↓


人が集まってきて、みんな写真を撮っている中、「もう慣れてるよ~」と言わんばかりに、動じません(笑)


むしろ人に興味をしめしているような…↓


こちらが2つ目のBeaverビーバーの住む池。

こちらの池で、Beaverビーバーがトレイルのすぐ近くの草むらに上がり毛づくろいをしていました。
そこが彼?彼女?のお気に入りの場所のようで、草が踏み固められていました。
結構な確率でここでBeaverビーバーさんに会えるみたいです♪

トレイルの最後は山登り。登った先には最初に見たBeaverビーバーの住む池が見渡せる展望台に出ます。

ゆっくりBeaverビーバーさんを観察しながら1時間半くらいのトレッキングでした。

カヌー**

せっかくAlgonquinアルゴンキンに来たからと、初カヌーに挑戦しました。

私たちがカヌーをしたのはOpengo Lakeオペンゴ湖です。
前日下見に行き、湖に一目ぼれ。

 

レンタルショップの方に尋ねると、初心者でも大丈夫と言われたので、朝7時半ごろ到着し、カヌーをレンタルし、パドルの使い方、かじの取り方を教えてもらい、朝の涼しい間にさわやかにカヌーを…と言いたいのですが、けっこう必死にしました(笑)

のちのち検証した結果、体重の重たい人が後ろのほうがいいです!!

上の写真では相方(もちろん私よりはるかに体重重いです。)が前、私が後ろ、前の相方がこぎ役、後ろの私がかじとり役。ショップの方は前に軽い人がのるのが普通だけど、前の人がパワーがいるからということだったので、すすめられるまま私が後ろになりましたが、相方のこぎに合わせてかじを取るのはほぼ不可能。蛇行しまくりでしたw

のんびりカヌーを楽しみたい方は、パワーは関係なく、体重の軽い方が前のほうが確実に進みますw

そんなこんなでまっすぐはなかなか進まなかったのですが、練習がてら船の来ない湿地帯?のほうへ向かうと

運よく彼に会うことができました♪

彼とはもちろん、この公園で会っていきたい…↓

Mooseムース♪

ちょっとカヌーをこぐことに慣れてきた私たちは、思うまま湖を進み、

何といってもまだシーズンオフ。カヌーをこいでいる人を見かけませんでした(笑)

私たちの湖といわんばかり、ふらふら~ふらふら~と。

暑くなり始めた上に、けっこう疲れたので、岸に戻ってみるとたったの2時間ほどしかカヌーをしていませんでした(笑)

1日カヌー1台のレンタルは約$30。大きさや素材によって値段は異なります。
パドルとライフジャケット、緊急時の縄と笛の全部を借りて税込で2人で約$40でした。

ちなみに、きれいな湖を見ながらピクニックにも最適です♪

ハイウェイから湖までの間の道の両脇は素敵な景色が。

ここは私たちの中でムースに会える確率の高い場所です。

ここで、情報↓

カヌーのレンタルやガイドツアーを行っているお店の例**
Algonquin Outfitters アルゴンキン・アウトフィッターズ
カヌー各種をはじめカヤック、キャンプ用品、フィッシングギアなどが1日から数日までレンタル可能。
1日たっぷり楽しめるガイドツアーも充実。公園内外にいくつかお店がある。

Portage Store ポーテージ・ストア
公園のウエストゲートから60号線を15km走ったところ、カヌーレイクのほとりにあるカヌートリップ専門店。カヌーのレンタルは1日から。ガイドツアーは半日または1日から選べる。

↑Portage Store ポーテージ・ストアの目の前のCanoe Lakeカヌー湖。

動物ウォッチング**

週末を利用して、友達夫婦が合流。一緒にアルゴンキンを楽しんだけど、Mooseムースには会えず。やっぱり見ておきたいと、最終日、朝5時に起きて、Mooseムース探しのドライブへ!

Mooseムースに会いたい方は4時~6時が一番確率が高いとのこと。

ただし、私たちは7時ごろ、8時ごろと2時ごろに遭遇しました。2回はハイウェイ沿いで、1回はハイウェイから少し入った道で。
運がよければこんな間近で↓

Mooseムースの探しのドライブ↓

湖の湖面から湯気が立ち上る神秘的な光景。

なんたってこの時気温5度…

Mooseムースに会えそうな予感!
その時、ハイウェイ脇の草むらから!!!

メスのムースでした。残念ながら写真は撮れず…

もう少し探していると、

草を食べているメスのムースに遭遇。

無事目標は達成し、コテージに戻っていると、運転していた相方が急にハンドルを切りました。

何かが道路に…

亀さんでしたw
しかもでっかい!!!

ひかれたらかわいそうと、友達の旦那が救助。

本当は野生動物に触れてはいけません!!!

とにかく、亀さんは無事に道路を渡り、草むらへ。

気を付けてね~~~

その他に私たちが公園内で見た動物↓

ハチより少し大きく大人の女性のこぶしの半分くらいの大きさの鳥。
もしかしてハチドリでしょうか??

色んなところにきれいなアゲハチョウも↓

Huntsvilleハンツビルの街

Algonquinアルゴンキンの西にあるアルゴンキンから一番近いちょっと大きな町。

街の概要**
Algonquin Provincial Parkアルゴンキン州立公園の拠点で、メインストリート沿いには観光案内所をはじめ市庁舎や銀行、レストランが集まるこじんまりとした街。

街の真ん中には川が流れ、かわいらしい街です。
Algonquinアルゴンキンのそばのコテージに1週間滞在した私たちは、食糧の買いやコインランドリーの使用のため何度か訪れました。

スーパーやホームセンターもいくつかあり、とっても便利です。
Algonquinアルゴンキン公園の西口までは約40分くらいです。

また、街の中には展望台もあり↓

Muskokaマスコーカ川や↓

街を見下ろせます↓

Algonquinアルゴンキンのそばのコテージ

Algonquinアルゴンキン公園の西口のそばにはOxtongue Lakeオックストン湖があり、その周りにはたくさんのコテージがある。
私たちはその中の、Oxtongue Lake Cottageオックストン湖コテージに5泊、Clover Leaf Cottageクローバーリーフコテージに2泊しました。

まずは、Oxtongue Lake Cottageオックストン湖コテージから↓

ペット可のコテージ。

Oxtongue Lakeオックストン湖のほとりにあります↓

プライベートビーチもある。(湖ですが。。。)

コテージはそれぞれ別棟で、
リビングダイニング↓

暖炉もあり↓

キッチン↓

キッチンの奥がバスルーム↓

リビングダイニングの奥のベッドルーム↓

部屋の前にはバーベキュープレイス(炭やまきを使用)があり、毎日湖を見ながらバーベキュー。↓

湖のほとりに置いてあるカヌーは自由に使用可。
また、泳ぐ人用に、ビーチの少し沖には人が何人か乗れる浮があります。

もう1つのコテージ、Clover Leaf Cottageクローバーリーフ。(4~6人用に宿泊)

こちらのコテージも湖のほとりにあります。



入口↓

入口を入ったらリビングダイニング。

ここのロッキングチェアーが最高!!
キッチン↓

キッチンの左に部屋。
左手前に一部屋、右奥に一部屋、左奥がバスルーム↓

左手前の部屋↓

右奥の部屋↓

バスルーム↓

洗面台↓

ここももちろんバーベキュープレイスが各棟にある。(プロパンガス使用タイプ)

バーベキューをしているとこんなかわいい動物が↓

Algonquinアルゴンキン周辺やいろんなところでよく見かける小型のリスChipmunkシップモンクです。

コテージの前にはプライベートビーチ↓

このビーチの真ん中には南国のバーのようなイスとテーブルのある小屋が。

カヌーや足こぎボートを自由に使用可。
軽々カヌーを運ぶ相方と友達夫婦のだんなさん(笑)↓

朝食後と夕食後2回もカヌーしました↓

足こぎボートにも挑戦w↓

オーナーさん夫妻が若く、色んなところまで気配りが行き届いてるコテージでした。
2泊以上すると、AlgonquinアルゴンキンのPermit入園許可証が半額の$8でコテージのオフィスで買えます。

その他の情報として、2つのコテージから車で5分ほど行ったところにRagged Fallsラグド滝というのがあります。

ハイウェイから少し入ったところのパーキングに車を止め、(Algonquinアルゴンキンの公園の外ですがPermit入園許可証が必要。持ってない方は駐車料金のみを自販機で支払い可)
新緑の中少し行くと、轟音が聞こえてきます。

少し上ると、滝の上に行くことができます。
こんな岩を下ると、

滝の真横に。↓

ただし、滝の上に行くことは推奨されていないので、自己責任で安全に行ってくださいね。

2つのコテージ両方ともAlgonquinアルゴンキンの西口まで車で10分と近く、きれいな湖の目の前に立っているという立地の良さ。Algonquinアルゴンキンを満喫するにも、1日中湖のそばでリラックスするにももってこいの場所です!!

大自然に触れ、これぞカナダ!という1週間を過ごすことができました。
このあとは最後の目的地Tobermoryトバモリーへと行きます。
また、Algonquinアルゴンキンに1週間の滞在中、1日ドライブでMuskoka Regionマスコーカ地方に行きました。また、AlgonquinアルゴンキンからTobermoryトバモリーに向かう途中Barrieバリーという街に立ち寄りました。その様子は違うページでお伝えします。


NO IMAGE
最新情報をチェックしよう!
>世界一周 海外添乗員の妻が旦那を同行 新婚旅行

世界一周 海外添乗員の妻が旦那を同行 新婚旅行

新婚旅行に世界一周をした夫婦の旅の記録と情報。そしてその後の日本での生活、子育て育児、表参道周辺の情報、ダイエット挑戦など、ちょっと変わった経歴をもつ2人の経験に則したオススメな情報などを発信しています。

CTR IMG