峠の国境越え&世界一美しい林道ってどうやっていくの!? アルゼンチンその21

2011年12月1日 木曜日

3日連続トレッキングの影響が・・・。

重たい体をどうにかベッドから起こし、明日から2日かけて越えるアルゼンチンからチリへの国境越えを確認しないと…と、昨日見つけた旅行会社へ。

そもそも。
なんでこんなことになったかというと。

カラファテに着いた次の日。
私たちが泊まった藤旅館で今後の予定を話していた時、明日この藤旅館の管理人を退職し、旅を再開すというチャリダー・ケンさんから、

世界のチャリダーが憧れる“世界一美しい林道”を通るルートがある。
ルートの詳細についてはチリ側の村のホームページで確認できます。

という言葉を聞いたことがきっかけになり、

その後あっという間にそのルートをKazuが調べ上げ、
その場にいたあっちゃん&マサ君夫婦、キミちゃんを巻き込み、
このルートを目指すチャリダー・ケンさんを、ただのバックパッカーの私たちが追いかけていくことになったのです。

その、世界一美しいといわれるルートというのが、

Carretera Ausuralカレテラ・アウストラル

アウストラル街道と訳すのかな?

そもそもこのカレテラ・アウストラルをネット検索しても日本語で説明してくれているページが見つからない!!(笑)

簡単な説明ですが・・・
カレテラ・アウストラルとは。

チリ側のパタゴニアにある、北はPuerto Monttプエルト・モンから南はVilla O’Higginsビジャ・オヒギンスまで続く1240キロにも及ぶ国道7号線のこと。
全線未舗装路としても有名でしたが、現在は年々舗装工事が続けられ、今では一部はアスファルトの道が。
この街道沿いには多くの氷河、フィヨルド、湖、森など大自然が残る。
プエルト・モンとビジャ・オヒギンスの間にはたった10万人しか住んでおらず、人口5万人の町Coyhaiqueコイアイケが一番大きな町である。

これが、世界一綺麗な林道として有名なカレテラ・アウストラル。

そしてこのカレテラ・アウストラルを走り終えた人、これから走り始める人にとっても有名なのが、南のスタート地点(終点)となるVilla O’Higginsビジャ・オヒギンスとアルゼンチンのEl Chaltenエル・チャルテンの町を結ぶ峠越え。

そして、ここが変わった国境越えでもあるのです。

結論
私たちが進みたいルートは、
1、チャルテンの町からビジャ・オヒギンスまで峠越え。
2、ビジャ・オヒギンスからバスでカレテラ・アウストラルを北上。

ということなのです。

まずは、1の峠&国境越え。

これが、どうやって手配していいかわからず、昨日、旅行会社を捜し歩いたということなのです。

そして見つけたのが、チャルテンの町のメインストリートにある、

Zona Australゾナ・アウストラルという旅行会社。

昨日、お願いした手配をすべてやってくれました♪

さあ、どうやってこの峠&国境を越えるのか発表します!!

~El Chaltenエル・チャルテン→Villa O’Higginsビジャ・オヒギンス方面~
(チャリダーではないただのバックパッカー用。)

1日目。
1、バス。チャルテンの町から40キロ、1時間半かけてLaguna del Desiertoデシエルト湖まで北上。
2、ボート。デシエルト湖を南から北に船で渡してもらいます。ただし、湖の横にはトレイルもあるので、トレッキングも可能。
—-ここで、アルゼンチンを出国—-
デシエルト湖北岸にあるイミグレでスタンプをもらいます。
3、馬。アルゼンチン側の峠、7キロを馬に乗って越えます。もちろん徒歩でも可。
4、車。チリ側の15キロの峠を車で越えます。もちろん徒歩でも可。
—-ここで、チリに入国—-
峠を越えた先のLago O’Higginsオヒギンス湖の湖畔にあるCandlario Mancillaという場所にあるイミグレで入国スタンプをもらいます。
5、宿泊。Candlario Mancillaにある唯一の家&宿で宿泊。宿から25メートル先にある港で野宿可能。。。

2日目。
6、フェリー。Candelario Mancillaからビジャ・オヒギンスの町近くのBahamóndez Portまで約2時間半の船の旅。これは他に方法がありません。
7、バス。Bahamóndez Portからビジャ・オヒギンスの町まで約15分。徒歩でも・・・

という、1泊2日の6つの乗り物に乗る峠&国境越えだということが判明!(笑)

地図にもしっかり馬マーク!!
すごいな(笑)

チャルテンの旅行会社Zona Australゾナ・アウストラルでは1~5まで予約できました。
最後の2つは、予約なしでもOKということで、これで明日無事出発できます。

そうそう、なんで“明日”なのかというと。。。
6番のフェリーは毎日運航されていません。

このフェリー情報やその他の詳しい情報は、こちらから。
スペイン語、英語のみ。

さあ、明日からの予定も決まったことだし、最後のチャルテンの町を楽しみます。
といっても、散歩。

フィッツ・ロイがきれいに。

チャルテンの町のメインストリート。

宿に帰って明日からの準備。

2日間、スーパーも売店もないので食料を調達。
(宿泊施設では450円~750円でご飯は出してもらえます。)

チャルテンの町のスーパーの1つ。

そうそう、チャリダー・ケンさんは6番のフェリーまでは別行動。
上の詳しい情報サイトには徒歩、自転車での所要時間も書いてあるので、ケンさんはその時間を目安に明日の朝出発するそうです。

さあ、準備は整い、あとは明日の国境越えに備えて早めに就寝します!!

馬に乗ったことないけど大丈夫かな・・・・。

《2020年7月追記》
当時はスマホがこんなに便利ではなく、ネット検索でもこのルートが出てこなかったのに、今ではご存知の通り!!

自分のためにも、ルートの写真をGoogle Mapさんからスクショで載せたいと思います。

ちなみにスタート地点のEl chaltenは南米の赤いマークのここ。

エルチャルテンから北のビジャ・オヒギンスまでがちょっと大変だった国境越え。


いいマップ見つけたので。。。無断転載でごめんなさい!

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