馬に乗って国境越え。エル・チャルテン→ビジャ・オヒギンス 1日目、後篇。 アルゼンチンその23

2011年12月2日 金曜日 その2

朝からちょっと変わった国境越えをしております。
詳しい午前中の経過は1つ前のブログでご紹介しています。

本日のメインイベントはここから。

アルゼンチンの出国スタンプをもらい、きれいなデシエルト湖の景色を見ながら、迎えを待っています。

その待っている迎えとは…

予定より遅れること15分。

12時45分、馬7頭とガイドさん1人、犬2匹が到着。

そう、ここからアルゼンチン→チリに峠を越えて、国境をまたいじゃうのです。

一風変わった国境越えの様子をどうぞ↓。

あ。。。

迎えに来てくれた7頭の中の1頭がかなりの恥ずかしがり屋さんw

木の陰に隠れなくても!

回り込んだら回り込まれた(笑)

まずはガイドのおじさんが馬に荷物を積んでいきます。
5人分の荷物合わせて約80キロ!!

ありがとうございます。。。

荷物をくくり終えたところで、おじさんが私たちに聞いた質問。

「馬に乗ったことあるよね?」

・・・

いいえ・・・。

「えっ!?」
と、一瞬たじろんだおじさん。
でも、ほかに方法がないので、1人ずつ私たちを馬に乗せて、
右、左、ストップの指示の仕方を教えます。

おじさんの質問で一瞬、怖くなった私たち(笑)

それでも、ほかに方法がないので出発!!(笑)

大丈夫か私たち!?

13時50分、

デシエルト湖北岸を出発。

ここからの写真は馬の背中の上から撮ったのでぶれていますが、ご了承ください(笑)

出発して3メートル。

さっそく小川を渡ります。

いきなり!?
馬に初めて乗ったばかりなんですけど・・・

なんて、どうしようもありませんが。

小川の後はどんどん山を登っていきます。

休憩してるチャリダーさんたちに写真を撮られながら、パカラパカラっ。

前を行く女性2人から悲鳴が聞こえてきました。

あ、歓声の間違い。

右を見ると・・・

絶景!!

10分も乗っていると、だいぶ慣れ周りの景色を楽しむ余裕が。

この峠越え、チャリダーさんにはかなり大変だと思います。

だって、

何本も小川を越え、アップダウンを繰り返し、時々はぬかるみ。

ケンさん大丈夫かな~。

そうそう、チャリダー・ケンさんは今頃宿を出発し、自転車でデシエルト湖に向けて走っていると思います。

この峠を今日、明日の2日間かけて越える予定です。

ときどき、木々の間から見えるきれいな景色。

最初の絶景ポイントのあとは、ずっとこんな森の中。

あーーー!!!

なんか見える!!!

15時20分、

アルゼンチンとチリの国境を通過。

反対側にはアルゼンチンの看板があるのですが、私が乗った馬くん、とっても進みたがり屋。
一切止まってくれません。
手綱を引いたら、かなり強い力で嫌がられ、泣く泣く従います(笑)

途中で、荷物を積んだ馬を歩いて引っ張るガイドのおじさんを置いてきぼりにした私たち5人(が乗った馬)。
どこまで行ったらいいのかわからないのに、

馬くんが「俺に任せろ!!」的に直進していくので、不安になりながらもどうすることもできず、馬くんに連れて行かれるがままの私。。。

国境を越え、チリ側に入った途端に、山の中を抜け、砂利道に。

結局、馬くんが正しく、

16時、

馬小屋に到着。

ここからこの車に乗り換えて、チリ側のイミグレがある、Lago O’Higginsオヒギンス湖畔までガイドのおじさんに連れて行ってもらいます。

馬くんたちにお礼とさよならを言います。
右がKazuが乗っていたおとなしく、聞き分けのいい馬。
左が私の乗っていた、先頭を歩きたがりだけど、お利口だった馬くん。

ありがとう!!バイバイ~

16時40分、馬小屋出発。

明らかに定員オーバーな車は飛行場を抜け、川を渡り、山道を登って下っていきます。

こんなところを走っていきます。

あ~~~

オヒギンス湖が見えた!!

めっちゃきれいな色!!!

17時半、

チリのイミグレに到着。

入国スタンプをもらい、さらに車で5分ほど行ったところにある、宿へ。

宿のすぐそばには明日、フェリーに乗り込む桟橋が。

明日、無事ケンさん着くかな・・・

今日の行程はここまで。

17時45分、

本日1日お世話になる、Mancilla Familyという宿に到着。

ちなみに、この宿とイミグレがある地域をCandelario Mancillaというそうですが、この2軒の建物以外誰も住んでいません!
もちろんお店なんて。。。

なので、食料は必ずここまでに調達してきましょう。

そして、チリに入国の際はフルーツや野菜、乳製品などが持ち込めないので注意が必要です。
イミグレでは口頭で持ち込んでないか確認されるだけですが。。。

実はこのMancilla Familyという宿、
馬のガイドさんの家族が営んでいる宿。

ということで、ここまでガイドさんが送ってくれるわけがわかりましたw

私たちの部屋は電気も暖房もない部屋でしたが。。。

他の部屋には電気あります!

無理を言ってキッチンを使わせてもらい、簡単に夕食。

思いのほか、馬の背中の上で揺られたことで体力を消費していたようです。
まだ外は明るいのに眠気が・・・

朝8時半にチャルテンの町を出発し、約9時間の移動。
実際どんな1日になるかドキドキしていましたが、綺麗な景色を馬の背中から見ながらの国境越え、

最高でした。

ただし、これを重たい荷物を背負って徒歩、さらには荷物をぶら下げた自転車を押して越えるのは私には無理ですが。。。

まだ、Villa O’Higginsビジャ・オヒギンスまでの国境越えルートは明日に続きますが、

馬に乗っての国境越え、おすすめです!!

あ~大満足の1日。

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