2011年9月20日 火曜日

今朝起きると、外は昨日の天気予報通り曇り。のちのち雨が降ってくる模様。

そんな中、ここソフィアで泊まっているホステルの日帰りツアーに参加して”リラの僧院”に行って来ました。

ガイドブックを見ていて、このブルガリアに来ることを決めたのは、このリラの僧院を見たいからという理由が一番でした。

リラの僧院とは。
ブルガリア最大で最も著名なブルガリア正教会の修道院。リラ修道院とも称される。
この僧院はリラ山脈の中、海抜1147メートルの高さにある。
10世紀に創設されたリラの僧院は、ブルガリアにおいて最も文化的、歴史的、建築学的に重要な遺跡の一つであると評価されている。
現在の建物は14世紀から19世紀ごろに再建されたもの。

1983年ユネスコの世界遺産に登録されました。

リラの僧院まで地元のバスで行くこともできますが、1人20ユーロでホステルのツアーで行くことができるので、楽ちんさを選びツアーで行くことにしたのでした。

この日のツアー参加者は6人。ドイツ人3人に日本人3人。
6人が2台のホステル専属のドライバーさんが運転する乗用車に別れて乗り、いざツアー出発。

途中1度トイレ休憩を挟み、約2時間半後リラの僧院を通過。
このツアーには僧院だけではなく、僧院の近くにある山の中の小さな教会と、リラの僧院を設立した聖イオアン(イヴァン・リルスキ)さんが12年間過ごしたという洞穴、そして湧き水の出るところ3カ所も見学箇所に含まれています。

リラの僧院をトリにとっておき、道路脇を歩く牛を抜かし、道路横でご飯を食べている馬のお尻を見ながらさらに山を登ること約10分。

あ、こんにちは~~。。。

ここで車をおり、ドライバーさんがガイドさんに変身し、ガイドさんの後を追いかけて山を登ること約15分。

山の中にひっそりと立つ教会に到着しました。

残念ながら今日はお休み。

中には入れないので、休憩を兼ねて教会周りで写真をパシャパシャ。

休憩の後、小さな教会の裏にある、岩の中の洞穴へと続く階段を登ります。

階段周りの岩の隙間にたくさんの紙の切れ端が。

ドライバーさんではなくガイドさん曰く、「神様への声」だそうです。

数段の階段を登った先の洞穴の中は真っ暗。

ガイドさんの携帯と、誰かのカメラのフラッシュでちょっと見えた洞穴の中はとっても小さな隙間。
そこに小さな像?写真?などが置かれてました。

なんとこの小さな空間で、リラの僧院を創立した聖イオアンさんは、僧院を彼の教え子たちが建てている間の12年間、ここで過ごしたそうです。

私にはできません。。。

そのあと、なんとガイドさんは隙間のなさそうな洞穴の奥へと進むというのです。

携帯の画面の光で見えた先には、階段が。
そして、その上に外に通じる人が通り抜けれなさそうな穴があいています。

ガイドさんは、「ここを抜けます」とサクサク登って行きます。

ガイドさんが外への抜け穴を防ぎ、そしてガイドさんの携帯の光がなくなった洞穴の中は真っ暗(笑)

私たち一歩も前に進めません(笑)

ガイドさんが外に抜け出し、次の人が登るまでに、外から入って来た光で見えた一瞬の光景を後ろの人に伝えます。

「階段が3段あるよ。」

人って意外に狭いところを通れるものなのですね。
私の後を上ってくる細身の女性でこんな感じですw

穴の外で待つガイドさん(笑)

グループの中には恰幅のいい人もいましたが、無事みんな外の世界へ脱出成功。

普通に入ったところから出れば問題ないのですがw

さらに、洞穴から少し山を登ります。

そこにはキリストさんの絵が描かれた水が湧き出るところがありました。

飲めると言われて、全員で試飲。

味は。。。普通でした。

ここにも”神様への声”のメモ用紙がいっぱい。

山の中の登山道脇の木々には、ここに来た人たちが自分の名前と日付を刻んだ跡がいっぱい。
たくさんの人が訪れているようです。

ちょっぴり山の中の新鮮な空気を味わい、車に戻って、いざリラの僧院へ。

雨が。。。

リラへの僧院に戻って来て、ドライバーさんに戻ったガイドさんが、昼食にお勧めレストランを教えてくれました。

といっても、この僧院の周りには3つのレストランしかありませんが。

まずは、僧院の中にはいる前に腹ごしらえ。

グループの中にいたもう一人の日本人の方とドライバーさんに教えてもらったレストランに行き、ガイドブックに載っているブルガリア料理をはじめ、いくつか注文。

こちらがブルガリア料理。↓

チキンスープ。

シュケンベ・チョルバ。臓物の入ったスープ。

リラ名物、マスの塩焼き。

ギュヴェチェ。壺焼き料理。

ホルモン煮込み。

久しぶりにお魚が食べれて満足♪
このブルガリアもオスマントルコの影響を受けているのでボスニア・ヘルツェゴビナの料理とちょっと似ています。

お腹もいっぱいになり、いざ僧院の中へ!

レストランの外に出ると地面がびっしょり。
私達がご飯を食べている間に土砂降りしたようです。

いったん雨を落とした雨雲は、ちょっと休憩中の様子。
今の雨が止んでいるうちに急いで!

僧院の外観。

質素な建物の外側からは想像がつかないほど綺麗に装飾された内側の装飾が。

中庭の真ん中に聖母誕生教会が建ち、中庭の周りをぐるっと囲んでいる外陣は修道士の住居や歴史博物館になっています。

外陣。

中庭の真ん中に立つ教会と塔。

横から見た教会。

裏から見た教会。

外観だけでも色鮮やかな聖母誕生教会は、もっと近づけば驚きの・・・

外壁の壁面いっぱいに色鮮やかなフレスコ画が描かれています。

このフレスコ画は36の聖書の場面と様々な時代のこの地方の様子が描かれているそうです。

教会入口の天井にあるフレスコ画。

色鮮やかで本当に感嘆する装飾です。

外観だけでも十分すごい教会の内装は・・・

教会の中の壁や天井にも一面フレスコ画が描かれていて、金の装飾もいたるところにあり、外観よりさらに豪華な内部でした。
(教会の中は写真撮影禁止。)

教会横に建つ塔が、14世紀に造られたこの僧院で一番古い建物、フレリョの塔です。
塔の下の部分はお土産や、キリスト像などが買える売店になっています。

それにしても、キリスト教にも本当にいろんな教派、教会があるもんですね。。。。

とってもカラフル!

じっくり僧院を見終え14時半ごろ、ソフィアに向けて僧院を出発しました。

爆睡している間にソフィアについていました。

明日は朝のうちにトルコに向けて出発するので、観光できるのは今日だけ。
ということで、昨日できなかったソフィア観光をリラから戻ったそのままで決行。

ここからはソフィアの街の見どころを写真でご紹介します。

シティ・アート・ギャラリー。

シティ・アート・ギャラリーの前で見かけた、にこちゃんの石。

イヴァン・ヴァゾフ国立劇場。

聖ニコライ・ロシア正教会。

解放者記念像。

国会議事堂。

アレクサンダル・ネフスキー寺院。
バルカン半島で最も美しい教会と言われてるそう。

正面から。

ソフィア大学。

聖ソフィア教会。

旧共産党本部。

セルディカの遺跡。
地下鉄工事の際偶然見つかった遺跡。2~14世紀の建物の遺跡だそうです。
この遺跡発見のきっかけとなった地下鉄工事。現在も進行中で、このせいで通行止めな道路、運行されていないトラム区間があります!

セルディカの遺跡の中にはお土産屋さんが(笑)
ブルガリアのお土産のかわいさに負け、私も少しお土産を購入。

ブルガリアの伝統衣装を着た木の人形。
服の色や模様の種類がたくさん。
地域によって違う色やデザインまで表現されています♪
1体200円くらい♪

人形の中にはブルガリア名物バラの香料が入っています☆

お土産屋さんのご主人手作りの木彫りの箱。

まだまだその他にもいっぱいかわいいお土産があったのですが、荷物が重くなるので諦めました泣

観光の続き。

四方をぐるりと建物に囲まれた敷地の中庭に建つ聖ゲオルギ教会。

聖ゲオルギ教会を取り囲む建物の一部。その中に

大統領官邸。

国立考古学研究所付属博物館。
何かを抗議中でした。。。

聖ネデリャ教会。

ソフィアの街の見どころは固まっているので、2時間もあればすべて歩いて見て回れます♪

夕食にはちょっと奮発して、ホステルのお兄さんお勧めの素敵なブルガリア料理のお店に、一緒にリラのツアーに行った日本人の方と3人で行ってみました。

レストランはエフティミ通りから町の中心にのほうに1本入ったHan Asparuhという通りにあるManastirska Magernitsaというお店です。

お店の中はほぼ満席。
ビジネスマンやおしゃれをしてディナーに来ている人たちも。

私たちはお店の人のお勧めに従い注文。(笑)

とっても柔らかいパン。

いろんなものがちょこっとずつ入った前菜の盛り合わせのようなサラダ。

チキンと野菜のバーベキュー。

魚のトマトソース掛け。

ライスと煮込み料理。

素敵な雰囲気のお店でおいしいブルガリア料理をおなかいっぱい食べ満足でした♪

明日はブルガリアを出てトルコに向かいます!

最新情報をチェックしよう!
>世界一周 海外添乗員の妻が旦那を同行 新婚旅行

世界一周 海外添乗員の妻が旦那を同行 新婚旅行

新婚旅行に世界一周をした夫婦の旅の記録と情報。そしてその後の日本での生活、子育て育児、表参道周辺の情報、ダイエット挑戦など、ちょっと変わった経歴をもつ2人の経験に則したオススメな情報などを発信しています。

CTR IMG