2011年7月13日 水曜日

世界一周の旅に出発したのに、あまりにもマラガのお家の居心地が良すぎて、約1週間ものんびりしてしまいました。。。

やっと、重い腰をあげ(笑)、まずは今いるアンダルシア州のセルビージャ(セルビア)、グラナダ、コルドバなどの街を旅します!

今日から3日間西へ、金曜日に一度家に戻り地元のお祭りに参加して、日曜日か月曜日に再度出発し東へ。
そんな感じの大まかな予定で、昨晩泊まっていたMarbellaマルベーシャの街で朝9時半にレンタカーを借りて出発。
(ちなみにここスペインの車の多くはマニュアル車。レンタカーはマニュアル車もオートマ車もありますが、オートマ車はマニュアル車の約2倍ほどの料金。オートマ車限定の免許しか持っていない私は問題外で、免許を取って以来14年間マニュアル車に乗っていないkazuは2日間ママの車を借りて練習しました。さらにちなみにスペインは日本とは逆の左ハンドル右側走行です!)

順調に走りだし、まずは地中海に沿って西へ。


出発してすぐにこの辺りで有名なリッチな港町、Puerto Banusプエルト・バヌースに到着。


朝の日光を浴びながら、暑くもなく寒くもない爽やかな空気のなか、ビーチ沿いと桟橋を散歩。


絵葉書のような景色でした。

この街は地元の人曰く”ロシアのお金持ち”の方が多く、その他にも外国人の観光客が多い街のようです。ブランド品のお店も港の目の前に並んでいます。

車に戻り次の場所へ。目指すはイギリス!(笑)

ウソじゃないですよ。本当に車で陸続きにイギリスに行けちゃうんです。
そう、ジブラルタル!

ジブラルタル (Gibraltar) は、イギリスの海外領土の1つなのです。
スペインのあるイベリア半島の南東端近くにジブラルタル海峡に向かって突き出した半島に位置しています。地中海に面し、大西洋と地中海をつなぐ要衝であるジブラルタル海峡を望める良港でのため、軍事的に重要な意味合いを持っているそうです。歴史的にもイギリス海軍の拠点として機能してきたようです。

海岸線をずっと走っていると、海の中に大きな岩山が。そこがジブラルタルでした。


この岩山はザ・ロック(またはジブラルタル岩)と呼ばれていて、全体的に石灰岩で出来ています。最高峰は426mあり、遠くからでもはっきりと目立っています。東側は崖、西側が緩やか斜面になっています。

ザ・ロックの右側はスペイン側から見たジブラルタルの町です。

麓の市街からロープウェーで頂上付近まで登ることも出来ます。運動がしたいという方は、徒歩による九十九折のトレッキングコースもあるそうです。(笑)また、石灰岩地質により形成された鍾乳洞が山の中腹にあり、見学可能のようです。

ザ・ロックにはアフリカから連れてこられたニホンザルに似たバーバリーマカクという猿が棲息しているそうです。

その岩山を目指し進みます。ちなみに私たちはスマートフォンでグーグルマップを使い、カーナビの代わりにしてドライブしています。

そのグーグルマップを信用して行き。。。結果は後ほど。

ジブラルタルの手前の街から2車線ある右車線のみ大渋滞。とりあえず、この列はジブラルタル行きだと推測し、ノロノロの列について行きました。約40,50分かかって国境真近となったとき、道路脇の看板は「右」、グーグル君は「まっすぐ」を表示。さらに渋滞の列は「右」に進んで行きます。国境が「まっすぐ」に見えているので、悩んだ末、グーグル君を信じ、渋滞の列からすいてる隣の左車線へ抜け出し「まっすぐ」を選択。「せっかく何十分も待ってたとに。。。」と愚痴りながら。すると、右側の車線との間にブロックが置かれ、行けないようになっています。それでも疑うことなくまっすぐに進みました。

ん?ん?ん?
右に見える国境。ジブラルタルへの入り口に進めるのは一番右のレーンのみ。私たちの車のレーンは。。。ブロックに挟まれて行けない!!
すぐそこにジブラルタルへの入り口は見えるのに~泣

結果。信じるべきものは看板!!

グーグル君もたいていは親切なのに、たまに知ったかをする。。。

あ、無事うまくラウンドアバウトを使いジブラルタルに向かう列にはいることができました。

ジブラルタルに車で行く方。ジブラルタル手前のSan Roqueサン・ルケの街をすぎたら、一番右のレーンをお進みください。行き方は1つだけです。

車以外に、ジブラルタルへは車を国境手前の駐車場に止めて徒歩で行くことも可能です。

国境には入国審査があります。


パスポートの提示のみでスタンプは押してもらえません。

現在、ジブラルタルへ入国する道路は2車線のみ。小さな入国審査場ですが、隣の敷地に大きな入国管理場を建設中です。


入国審査をあっけなく通過し、すぐに信号でストップ。
長いな~と思っていると、目の前を飛行機が横切りました。

実はこことっても面白いことになっているんです。


ジブラルタルにはスペインの国境のすぐ近くに空港があるのです。それも、普通の道路と滑走路が同じ平面で直角に交わっているのです!!

なんと、車は滑走路を横切り、飛行機は道路を横切るのです。歩いて入国した人は滑走路を歩けるのです。

ただし、これには問題が。飛行機が滑走路を使うとき、道路は遮断機がおり、通行禁止に。そんなに大きな空港ではないので、頻繁に飛行機が離陸したり、着陸したりするわけではありませんが、それでもそれが問題になっているようです。
昨日のうちにインターネットで調べておいたのですが、Wikipediaによると、現在立体交差の工事が行われているとのこと。本来は2009年完成予定だったが、工事の遅れで、2010年もしくは2011年完成予定と書いてありました。

今、2011年ですよね?
立体交差の工事現場なんて一切見当たりませんでしたが。。。
ということなので、立体交差ができるのはまだ先のようです。(笑)一般道路と滑走路が交差している所が見たいという方、今のうちですよ!(笑)

ジブラルタルには、イギリス軍が国防のために作った50kmの道路と50kmのトンネルがあるそうです。かつて車両はイギリス本国同様に左側通行だったそうですが、1990年代後半にスペインと同じ右側通行へ変更されたそうです。
空港を過ぎたら、街のダウンタウンです。私たちは半島の西側に沿ってジブラルタルの先端を目指しました。


細い道、トンネルを抜けると…


そこにはきれいな景色が広がっています!


さらにトンネルを抜けると、Europa Pointという半島の先端ジブラルタル海峡に到着。

車を止め海のそばまで行ってみました。ジブラルタル海峡(英語:Strait of Gibraltar、スペイン語:Estrecho de Gibraltar)は、水深は286m、海峡の幅(スペインからモロッコまで)は14km~44kmで、横は60kmにわたって延びています。海の向こうにはアフリカ大陸が目で見えます!!


崖の前には小さな展望台があったので登ってみると…飛ぶ!!!!

なんと、とっても風が強く、本当に吹き飛びそうなほどです。台風の風より強いのではないでしょうか…柵を持っていないと危ないので、写真を撮るにも一苦労でしたw


子供は親にしがみついてました笑


駐車場の目の前にはザ・ロックを背景にしたモスクが。

半島の先端から半島の東側の道は、グーグル君によると、途中で行き止まりになっていましたが、とりあえず向かうと、

そこには新しく開通されたようなトンネルが。なんと、ぐるっとジブラルタルを海沿いに沿って一周できました♪

ちなみに、ジブラルタルの領土のほとんどの部分はザ・ロックで、平地部分はほぼなく、車で一周するのに20分もあれば十分なほどの小ささです。

最後に、ジブラルタルでお昼を食べていきました♪
ジブラルタルでの言語としては英語、スペイン語、ヘブライ語(かつてスペインはユダヤ人を追放したことからジブラルタルには独特のユダヤ人コミュニティが成立している)、アラビア語(モロッコなどからアラビア語を母語とする多くの商人や労働者が渡来し、居住している)が広く用いられているそうですが。なので、久しぶりに自分たちの意思をボディランゲージではなく言葉(英語)で伝えられると思って入ったレストランでは、英語が通じず…。イギリス領だから英語、というのは必ずしも当てはまらないようです。

また、通貨としてはジブラルタル・ポンドが発行されています。ジブラルタル・ポンドはイギリス・ポンドと等価で、イギリス・ポンドも問題なく通用するそうです。ただし、ジブラルタル・ポンドはイギリス国内で使用することはできないようです。
もちろん、ユーロのスペインと隣り合っていることや、ジブラルタルが観光地であることから、ジブラルタルのお店やレストランなどでユーロでの支払いを拒否される事はほぼ皆無だそうです。

ランチの間車を駐車場に止めていたのですが、駐車場の駐車料金を支払う機械もジブラルタル・ポンド以外にユーロでの支払い可能でした♪ただし、(ラッキーにも)おつりはジブラルタル・ポンドでした!!その機械のレートは1ジブラルタル・ポンド=0.75ユーロでした。


コインの表。左から0.5ジブラルタル・ポンド(50ペンス)、絵柄の違う0.05ジブラルタル・ポンド(5ペンス)2つです。
裏。0.5ポンドは船とザ・ロックの絵柄、一番右はザ・ロックに住むお猿さんの絵柄でした♪

ジブラルタルを満喫し、スペインに帰国します笑
帰りも滑走路を横切り国境へ。ジブラルタルから出る際にはパスポートの提示は不用でした。

次はヨーロッパ最南端の街Tarifaタリファを目指しますが、長すぎたので次の日記でTarifaタリファについて書きたいと思います♪

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