2011年7月14日 木曜日
アンダルシアの旅 その1~3の続きです。
旅の2日目の今日は1日、アンダルシア州の州都Sevillaセビージャ(セビリア)の街の観光をしました。
セビージャは闘牛やフラメンコの本場で、スペインを代表する観光都市です。また、この街にあるセビージャ大聖堂、アルカサル、インディアス古文書館は世界遺産に登録されています。
ゆっくり観光したいところですが、いつも通り弾丸な日程を組んでいる私たちは今日1日しかないので、見どころをどんどん回っていきます。
まずはセビージャ大聖堂。
スペイン語では大聖堂のことをCatedralカテドラルといい、この街のカテドラルはスペイン最大といわれています。なぜ、「最大。」ではなく、「最大といわれている。」のかというと、スペインのトレドにあるトレド大聖堂も同様に自らをスペイン最大と言っているようで、どちらが大きいかの決着はついていないらしいです笑。ただし、どちらにしろ、スペイン最大の大聖堂はローマのサン・ピエトロ大聖堂、ロンドンのセント・ポール大聖堂についで、世界で3位の大きさの大聖堂であることは決定しているようです。
このカテドラルは、15世紀のゴシック建築です。ただし、他のカテドラルとは違う特徴があります。その理由はレコンキスタ以前(718年から1492年までに行われたキリスト教国によるイベリア半島の再征服活動のこと)は現在のカテドラルが建っている場所に大きなモスクがあったことだそうです。モスクを破壊したあとにカテドラルが建てられましたが、建物自体にモスクの名残がいくつかみられるそうです。
また、カテドラルの横に立つ高さ97mのヒラルダの塔は12世紀末にイスラム教徒によって建てられたモスクの尖塔だったそうです。
カテドラル内部にはコロンブスの墓やゴヤやムリーリョの絵があるそうです。が、私たちは時間がないので入場はあきらめて、カテドラルの周りをぐるっと一周回り、お隣にあるもう一つの世界遺産、アルカサルに入場することにしました。
こちらがアルカサル。
Alcazarアルカサルは、イスラム時代に建てられた城をレコンキスタ後にキリスト教徒の王たちが改築した宮殿。
グラナダのアルハンブラ宮殿を意識した構造になっているようです。また、15世紀から16世紀にも増築されたため、ゴシックやルネサンスなどの様式も混じっているそうです。
この宮殿がとっても広い!
地図の下のほうが建物、上の広いところは庭園です。建物の中はいくら見ても見飽きないほど、タイルの彫刻?や色、作りがとっても面白いんです。お昼頃だったので、外が暑いせいかたくさんの観光客がいました。
パティオと呼ばれる建物の中に作られた中庭がいくつもあります。
タイルがかわいいんです。
一番メインの建物。↓
天井、壁、窓、通路どこを見てもすごい!
とっても広い庭。
広い庭の中に回廊があり、庭園を2階部分から見ることができます。
それにしても暑い!からっとしていますが、太陽の光が痛いです。。。マラガは涼しかったのに。。。最後にかわいいタイルたちを♪
アルカサルを後にして、スペイン広場に向かう途中、2人で必死に水を売っているところを探し、1.5lの冷たい水を一気に飲み干しましたw
アルカサルから歩いて5分ほどのところにあるスペイン広場ですが、ほとんど観光客がいません。
それもそのはず、この時(午後3時ごろ)気温は43℃。みんなシエスタ(お昼寝)の時間でしょうか笑。
スペイン広場は、1929年にセビージャで開催された万国博覧会「イベロ・アメリカ博覧会」の会場施設として造られたものです。パビリオンとして建てられた広場内の建物は、セビージャをはじめアンダルシア地方の典型的な建築様式であるムデハル様式を取り入れたもので、両翼に半円形に延びる回廊と、スペイン各県の歴史的出来事を描写した壁面タイル絵が特徴的です。
建物は半円形になっていますが、あまりにも大きすぎて1枚の写真におさまりません。。。
ここのタイルもかわいいです。
建物の前にはお堀のような池??では船に乗ることもできます。が、この時間は1人もいませんでした。
スペイン各県のタイル絵↓
ちなみに、ここは映画スター・ウォーズ エピソード2でアナキン達が惑星ナブーに着いた直後のシーンの撮影場所にも使われたそうです。私にはさっぱり。。。
スペイン公園を後にし、また、町の中心の方へ向かいます。
せっかくなので、短い距離ですがトラムに乗ってみました。(1人€1.3)
近代的!!
終点のヌエバ広場の横には市庁舎が建っていて、その裏にあるCalle Sierpesシエルペス通りとCalle Tetuan(Velazquez)テトゥアン通りがショッピング街になっています。
私たちは市庁舎の近くで、その2つの通りを結ぶ細い路地にある、タパス屋さんにお昼ご飯を食べに立ち寄りました♪
ちなみセビージャの多くのレストランの外の席には霧状の水が上から出るようになっています。
タパスとは小皿料理のこと。タパス屋さんではセルフサービスでカウンターでオーダーし、出されたものを自分でテーブルまで運んで食べます。
外のテーブル席で食べる場合は普通のレストラン同様、大皿料理のみです。私たちが頼んだタパス↓
左:エビのサラダ 右:ポテトのガーリックソース
左:イカリング 右:これが本場のコロッケ
マッシュルームとエビのベーコン巻揚げ。
おいしい!どれも大体2ユーロくらいです。相方はタパスをおつまみにビールを2~3杯。それでも20€位です!!いろんなスペイン料理を試したいという方にお勧めです!!
おなかもいっぱいになり、ショッピング街を散歩。
夕方5時なのにまだまだ暑いセビージャ。ちなみに、ここは夜10時くらいまで明く、5時くらいが一番暑い感じがします。最後にもう一度町をふらふら歩き、ホテルに戻ることにしました。
市庁舎の前にある2つの通りの真ん中にある建物。
かわいい♪
街のいろんなところにタイルの絵が。
お土産屋さんのお皿。
闘牛の本場セビージャの街の中にあるマエストランサ闘牛場。
サン・テルモ橋近くの黄金の塔。
イスラム文化が色濃く残る町でもあり、街の色んなところにかわいいものがたくさんあるわくわくする町でした♪