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2011年7月8日 金曜日

スペインでは日本の消費税にあたるものをIVAというそうです。
IVA(イヴァ)は付加価値税のことでImpuesto sobre el Valor Añadidoの頭文字だそうです。

日本の消費税は一律5%ですが、ここスペインのIVAはその他のヨーロッパ諸国同様、品物によってかかる税率が違います。

スペインの税率の種類は3つ。標準税率の18%と、軽減税率の8%、4%があります。

それぞれの税率の主な商品↓

  • 軽減税率4%:生活必需品
    パン、卵、チーズ、牛乳、豆類、果物、野菜、本、雑誌、新聞、電化製品を除く学用品、人用の医薬品、障害者用の車・車椅子等
  • 軽減税率8%
    4%の税がかかる食品以外の食品、映画、演劇、レストラン、ホテル,旅行,理髪農業用品、家畜用品、コンタクトレンズ、眼鏡、スポーツ関係、芸術関係、ごみ収集、葬儀料等
  • 標準税率18%
    アルコール類、たばこ、CDなどその他の物

わかりづらいですよね…。

私たちがここ4日間で買ったものを例として、上の3つの税率別に分けてみたいと思います。

    • 私たちが買った4%の税率の商品

野菜、オリーブの酢漬け(パック)、水

    • 私たちが買った8%の税率の商品

トイレットペーパー、コンディショナー、日焼け止め、トマトソース、オリーブの酢漬け(ビン詰)、食パン、ポテトチップス、箱ティッシュ、ウェットティッシュ

    • 私たちが買った18%の税率の商品

ビーチサンダル、ズボン、タンクトップ

それにしてもまだまだわかりづらい。。。

スーパーのレシートには3種類に分けていくらずつ買ったか表示されています。

ただし、消費税はすべて表示されている値段に含まれているので、自分で計算する必要はありません笑

ちなみに、私たちが住んでいたカナダのオンタリオ州では、標準税率は13%で、一般食品には一切消費税がかかりませんでした。(州によって異なる)
ただ、カナダでは消費税は外税。

ここで旅行者にお得な情報♪

IVAは旅行者は支払う必要のない税金。
商品を買う時には商品の値段に含まれているので支払いますが、旅行者は帰国時に手続きをすれば最大13%の税金が戻ってきます。
このことを還付といい、還付してもらうにはいくつかの条件があります。
指定店(税の払い戻しに加盟しているお店のみ)1軒あたり€90.15以上の買い物をして、商品を使用せずにEU外に持ち出す場合のみに限られます。ちなみに戻ってくるのは、買い物で支払った税金のみで、商品以外のホテル代や飲食代など、現地で受けたサービスについては還付されないので注意。

未使用であることを証明するため、お店で買った時に袋等に入れてもらった状態にしておくのが一番無難です。
帰国時、EU最終出発地で、搭乗チケットをもって、手続きを行います。商品の提示を求められることもあるので手荷物にしておくか、預けるスーツケースに入れてすぐに取り出せるようにして、手続きカウンターまでスーツケースを持っていきます。必要なものはレシート、払い戻しに必要な書類等です。この書類は、買い物をした際に、お店で”Tax refund, please.”などと言ってもらっておく必要があります。

返金は出国審査後の現地の窓口やグローバルリファウンド会社のものであれば、成田空港でも現金で返金してもらえます。
その他、クレジットカードへの振込、小切手という方法もありますが、確実性は現金でもらうより劣ります。あとは、時間がかかります。ちなみに、クレジットカードや小切手で返金してもらう場合、返金に必要なレシート、買い物の際お店でもらった書類を書類と一緒にもらった封筒にいれ、指定のポスト(普通の郵便ポストではない)に入れるため、後からクレジットカードに振り込まれなかったり、小切手が送られてこなかったりしても、証拠がないため文句が言えません。

詳しいことはその国によって違ったり、空港によって違ったりするので、ツアーで行く場合は添乗員や係員の方に聞いてみてください。

一番大切なことは、税が返ってきたらラッキーという構えでいることだと思います!!笑

余談♪
添乗員時代、一番頭を悩まされたのがこの還付(TAX REFUND)。
日本人のお客様はヨーロッパに旅行に行かれると、ブランド品が日本より確実に安いので、4~5割くらいの確率で高いお買いものをされ、還付を受けられるのです。

ただ、時間によってや空港によってすごく混んでいることもあり、出発3時間前に空港に着いたとしてもだいぶ時間がかかることがあります。

特に、中国人の団体とかぶった日には。。。。

一度、チケットを受け取るまでに1時間半(その間にチケットをもらった人から還付に必要なスタンプをもらいに手続きカウンターに行ってもらいました)、身体検査を抜けるまでに30分、搭乗開始まで30分という中、現地で現金で還付を受けたいというお客様を連れて空港内を走ったことがあります。(この還付は添乗員付きの団体ツアーであっても、添乗員にはこの還付を手伝う義務はありませんので、誤解なさらないでください!!この時私は、ほかに問題もなくすることがなかったので、個人的にお手伝いしただけですので。。。)

そして、還付してもらうカウンターの作業の遅いこと。。。しかも、個人で来ている人(日本人以外)はよくシステムを理解していないのでカウンターでのやり取りが永遠のように思えるほど長いのです。。。

たった数人ほどしか並んでいないのに。。。

その時、いらいらするお客様をなだめながら、何とか出発までに手続きを終了することができました。

この還付を待って飛行機に乗り遅れるようなことがあっては元も子もないので、やっぱり、戻ってくるものとは思って買い物せずに、戻ってこないものとして予算を考えお買い物されることをお勧めします!!

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