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赤道の上に立った!! GPSで測った赤道と、歴史ある赤道両方へ エクアドルその9

2012年3月7日 水曜日

本日も晴天なり。

ただ今いるのはエクアドルの首都、Quitoキト。

Quito・・・Qui=centro(真ん中) to=tierra(地球)

つまり、Quitoキトとは“地球の真ん中”という意味だそうです。

どうして真ん中かというと。。。
赤道が通っているから!!

正確にはキトの約22キロ北を赤道が通っているんですが。

やっぱりキトに来たなら行っておかなきゃ!と、行ってきました♪

しかも2本立て。
実はキトには2ヵ所、赤道だと言いはる場所があるんです。
(実際には赤道の上を通っているという場所。)
1つは、とっても立派な記念碑が建つ、“La Mitad del Mundo赤道記念碑”。おそらく政府の管轄。
もう1つは、GPSを使って00°00’00”だと測った“Museo de Citio Intiñan赤道博物館”。

ということで両方共に行ってきたのです。

まずは、キト市内から赤道記念碑への行き方。
(赤道博物館行きはありません。おそらく)

まずは、メトロバスに乗って終点オフェリア駅まで。

空港も過ぎ、かなり市内のはずれに終点オフェリア駅の大きなバスターミナルがあります。

で、ここからLa Mitad del Mundoと書かれた停留所からバスに乗ればよかったのですが・・・

よくわからずそのままSalida出口を出て、1段高くなった、中距離バスターミナルの方に行き、

La Mitad del Mundoを通るバスに乗っちゃいました。

間違いではないのですが・・・

簡単なのは、終点のオフェリア駅でバスを降り、そのまま出口を出ずに、La Mitad del Mundoという行き先が書かれている乗車場でこの青いバスに乗ること。

これに乗れば間違いなく赤道記念碑の前で下ろしてもらえます。

そして本数もいっぱい。

オフェリア駅から約30分で、

赤道記念碑に到着。

あたりをキョロキョロしても、もう1つの赤道博物館(GPSのほう)は見つからず。

先に赤道博物館に行ってみたかった私たちは、赤道記念碑のチケットオフィスのお姉さんに、
「実際の赤道はどこですか?」
って聞いちゃいました。
どういう答えが返ってくるのかも聞いてみたかったので(ちょっと意地悪・・・)。

そしたら、お姉さんは真剣に「ここにあります」って。

おおっ。

でも、ほんとうにもう1つの方に行きたいので、
「もう1つの・・・」と、遠慮がちに言うと、

「ああ、実験できる方ね。卵とか、水とか~。それならあっち。」と、親切に教えてくれました。

ということで、実験できる方(赤道博物館)を目指して。

赤道記念碑から赤道博物館(GPSのほう)へは、正面入口に向かって右の方へ。

300mくらい歩くと、

こんな看板が見えてきます。

矢印に従って、こんなところでいいの??っていう感じの砂利道を歩くと、

こんな怪しい施設が見えます。

これが、赤道博物館。

赤道記念碑に比べて、めっちゃこじんまりです。

どこでチケットを買えばいいのかわからず入っていくと、

さっそくありました。

赤い線とその上に乗っかった色々!

Latitud(緯度)=00°00’00”の看板!

やっぱりやりますよね。
右端は北半球で左足は南半球~って、写真を撮っていた所で、スタッフさん登場。

入場料1人3ドルを支払い、博物館の中を説明してくれるガイドさんの元へ。

そう、この赤道博物館はただの赤道に関する施設ではないんです。
キトやエクアドルの人たちの生活、文化を紹介してくれる施設でもあるのです。

早速連れてこられたのはこのガイドさんではなく、裸族の男性模型の前。
最初からけっこう・・・です。

そうそう。今日はかなりグロテスクな写真もあります。
ミイラとか、蛇とか苦手な方は、気をつけて写真を見ていってくださいね!!

エクアドルの森の中に住む裸族、Wuaorani族の人たちの写真。

この方たちの生活などの説明を受け、次の先住民族の生活展示コーナーへ。

※注意※ここからちょっぴり怖い写真です。

アマゾン流域に住むシュアール族。

まわりにおいてある大蛇や蜘蛛も気になりますが、

やっぱり手に持っている人の頭が気になりますよね??

決して日本の侍がしていた「敵の首取ったど~」ではありません。

彼らの行なっていたのはツァンツァと呼ばれる“干し首”。

彼らはすでに死んでいる遺体から、首を切り取り、“思い出のため”などの理由で干し首を作っていたそうです。

ちなみに上の写真の首は偽物。
本物はこの下に。

干し首の作り方の図。

干し首の作り方の図2。

干し首の作り方は、切り取った頭から頭蓋骨を取り出し、お湯で煮る。
形を整えるために頭の中に詰め物をし、口や目などを縫う。
そうです。

ううう。。。

出来上がる干し首の大きさはこぶし大。

では、本物の干し首いきまーす!!!

少女の干し首。
私のこぶしより小さい。。。

ふう~。

バナナを食べて一休憩。

続いては、1800年代に実際にここに建っていた住居へ。
本物です。

家族のベッド。
ここで両親、12歳までの子供が全員寝ていたそうです。
12歳を過ぎるともう大人とみなされ、結婚して家庭を持つか、結婚するまで同じ家のロフト部分に寝ていたそうです。

そして家族全員で寝ているベッドではお父さんとお母さんは夜の営みをしないそうです。
「夫婦の営みは女性が地面に背中を付けてする」というのがこの頃の習わしだったそうです。

こんなことまでお話ししてくれるガイドさんでした。

生活道具。
器はひょうたん??から作られていました。

当時の服。

こちらは台所の建物。
(座っているのが今日のガイドのイバンさん)

なんだか日本の昔の住居と似てます。

壁には泥や竹を使い、屋根は茅葺きのような植物を使った家。

囲炉裏があり、建物の一角でモルモットを飼っていました。
地震を察知するからだとか・・・

こちらはお墓。

男性優位の社会だったそうで、夫が亡くなると、妻はサボテンからとれた液体を飲み、失神している間に夫と同じお墓に入れられて生き埋めにされたそうです。

逆だったら??と聞いてみると、
妻が先に死んでも夫は埋められなかったそうです。

・・・。

もう1つ妙味深い話。

現在、このエクアドルでも挨拶は“ほっぺにキスとハグ”。

が、昔は手と手を握る握手すらしなかったそうです。

昔の挨拶は男性同士ならお互いの手首をもっての握手。
異性の場合、日本人のような会釈だったそうです。

へ~。

ここからが本番。
赤道について。

この地方での収穫時期や播種の時期を知る太陽時計。

時計より正確な日時計。

いろんな実験をする前に、まずは地球の自転や太陽の動きについて予習。
いや復習。。。

「地球はこうやって動いていて(ガイドさんのいる方向に反時計回り)、
こう動くから北半球の台風やハリケーンはは反時計回りの渦ができ、
南半球では時計回り。赤道上では絶対ハリケーンも台風もない。」
と、授業を受けました。

なるほどっ!!

私小学校?中学校?の授業で地球の自転を勉強した時全くわかりませんでした。

こうやって教えてくれたら絶対理解してた!!

ここ来てよかった!

夏休みのお子さんを連れてくるのにおすすめの場所です!!(笑)
遠すぎですね・・・

さてここから実験。

実験その1。渦。

実験内容は、排水口に流れる水は赤道上、北半球、南半球でどう違うか。

この実験、以前“世界の果てまでイッテQ”でイモトさんが実験していたのを覚えていて、私もやってみたかった!!

水をはったシンクに葉っぱを数枚入れて、栓を抜き水を流す。


赤道上での水流の渦の実験。

☆結果・・・赤道上ではほんとに渦を巻かずそのまま水が下に流れた!!!

そしてシンクを持って1mくらい赤道から離れて、同じ実験を。


南半球での水流の渦の実験。


北半球での水流の渦の実験。

☆結果・・・南半球では時計回りに、北半球では反時計回りに渦が出来ました。

すごーい!!!

こちらの2つもそのうち動画アップしまーす!!

お次の実験はこれ。

実験その2。釘の上に生卵が立つか。

赤道上では重力が真上から働く?から、生卵が立つのだそうです。

しっかり赤道の線をまたいで肩幅に足を開き、方を開いて両方の手の親指、人差し指、中指を使って卵を持つのがコツ。

使用するのは本当に生卵です。
反対側で実験をしていた人が卵を落とし、証明されました(笑)

私Keikoがまず挑戦。

そしてKazuも。

☆結果・・・

eggmaster

立った!!!

さあ、立てれたのはどちらでしょう??

正解は私Keikoでした♪

卵を立てることができた人はこんな証明書が貰えます(笑)

卵マスターだそうです(笑)

実験その3。
赤道上をまっすぐ目をつむってあるけるか??

☆結果は・・・左右に引っ張られるような感覚がしてふらふらして歩けません!!

実験その4。
赤道上では力が弱まる??

まずは赤道から1m離れたところで実験。

肩幅に開いた足の右足を前に出し、両手を組み腕を伸ばしてを頭の上に出す。
上から押されるのを耐える。

もう1つ力の実験。
親指と人差指で輪を作り、指を離そうとするのを耐える。

☆結果・・・

赤道上では力が入らない!!

びっくりするくらいまったく抵抗できず。

なんで!?

実験はできませんでしたが、赤道上で起こる現象で、へ~っと思ったことを2つ。

夜空の星を見上げた時、北半球からは南十字星が、南半球からは北斗七星が見えませんが、
赤道上では??

答えは・・・両方見える!

へえ~。

もう1つ。
赤道上では体重が1キロ減る。

体重計持参でこればよかった!!(笑)

赤道博物館、めっちゃ楽しかった!!!!

ここかなりオススメです。

最後に、ガイドのイバンさんに質問。
「なんで赤道博物館と赤道記念碑があるのですか?」
優しい彼はこう答えてくれました。
「このGPSで測られたのたった15年前、それまではずっと赤道記念碑のあるところが赤道だと思われていたので、あそこは歴史のある赤道。」
だそうです。
そしてお互いは決して仲が悪いわけではないそうです。

本当か嘘かはおいておき、赤道実験面白かった~♪

けっこう満足しちゃいましたが、ここまで来たから行っときますか。

赤道記念碑の方にも。
入場料は1人2ドルなり。

なぜかリャマさんもいます。

敷地内にはプラネタリウム(別料金)やおみやげ屋さんやご飯屋さんが小さな町のようになったコーナーも。

赤道記念碑を東から西に突き抜けてはしるのが赤道。

ECUADOR(赤道):0°0’0”と書かれています。

GPSが発明されちゃったのだから、
認めちゃえばいいのに。。。

決して認める気はないようです。

ここはここで凄いとも思うのですが。
GPSも何もないときにある科学者が計算してここが赤道だと言ったそうなのです。
その誤差約数百メートルです。

それだけで凄いじゃありませんか!!

フォローになってない??

ということで、赤道をいっぱい楽しんでキト市内へ戻りました。

なんだか毎日午後からは天気が悪くなるな~と、言いながら歩いていると、

Kazuの自説である、お店の外見が古汚い店は美味しい!!(失礼ですが)に当てはまる中華やさん発見。

遅めのお昼を食べていくことにしました。

昨日はエクアドル風チャーハン、今日は本物のチャーハン+鳥焼。
だってお店の人が中国語喋ってたから♪

☆結果は・・・美味しい!!!!

ペルーのチャーハンにも負けない美味しさ!!

私はスペシャル麺を注文。

美味しい~~~~~~!!!!

エクアドルで食べた料理の中で一番美味しいのはここでした(笑)

メトロバスのCuero y Caicedo駅から坂下に下ったところにある新長城というレストランです。
新市街にお泊りの際、エクアドル料理以外のモノが食べたい時オススメです♪

新市街の北にある大きなショッピングセンターに寄り道。

まあ、スーパー目的ですが。

エクアドルといえば、バナナですが、バナナ以外にもいろんな種類のフルーツがとれるんです。
なんたってアマゾンあり、アンデス山脈ありですから

さて。このフルーツ?野菜?はなんでしょう??

正解はトマト。
表示が間違っているのではないかと疑い、このトマトを袋に入れていた地元の方に声かけちゃいました。

すると、本当にトマトで合っているそうで、ジュースにして飲むのが一般的なようです。

その他にも見たことがないものがいっぱい。

一番手前のキュウイと奥のメロンはわかるけど。。。

一番左は確かペピーノ。
ナスみたいだけどメロンの味がします。ナスカで試し済み。
でも他の2つは・・・

マッサージするときに使うのみたいなフルーツ発見!!

気になる何種類かを買って帰宅しました。

本日の晩御飯はフルーツオンリー。
半分チャレンジ。

中身はこんな感じ。

やっぱりフルーツの王様はバナナだ!!

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