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2012年3月21日 水曜日

今日はメキシコ南部の町、サン・クリストバル・デ・ラス・カサス(略してサンクリ)からグアテマラ西部のパナハッチェル(略してパナ)という町まで移動。

中米2カ国目に突入です♪

なんて、気軽に言っていますがこの移動なめてた・・・。
ちょっとしたハプニングもありつつ、それでも決して距離があるわけではなく、乗り継ぎが悪いわけでもないのになぜか丸々1日を使っての移動になりました。

なんとその移動内容は、宿から宿への間に乗った乗り物の数9台!!
つまり8回乗り換えたわけです。。。

要約すると、
1、サンクリの宿からサンクリのバスターミナルまで→タクシー
2、サンクリのバスターミナルからメキシコとグアテマラの国境、シウダー・クアテモックまで→OCCのバス
3、メキシコのイミグレ(シウダー・クアテモック)からグアテマラのイミグレ(ラ・メシヤ)まで→乗り合いタクシー
4、グアテマラのイミグレからラ・メシヤのバスターミナルまで→トゥクトゥク
5、ラ・メシヤのバスターミナルからウエウエテナンゴのバスターミナルまで→チキンバス
6、ウエウエテナンゴのバスターミナルからクアトロ・カミノスまで→チキンバス
7、クアトロ・カミノスからソロラまで→チキンバス
8、ソロラからパナハッチェルのセントロまで→チキンバス
9、パナのセントロからパナの宿まで→トゥクトゥク

以上!

大型バス1台、チキンバスと呼ばれるぎゅうぎゅう詰めのバス4台、タクシー2台、トゥクトゥク(三輪バイク)2台を乗り継ぎました。

正確には私達が自分たちで頑張って乗り継いだと言うより、
それぞれの乗り物ドライバーさんたちにキャッチボールの球のように次に乗るべき乗り物、
もしくは行くべきところに受け渡されていった感じ。

私たちは次の乗り換え先の地名ではなく、最終目的地の“パナハッチェル”とだけ言い続けていただけですんなり乗り換えさせてもらい、まったく迷うことなく、無駄に歩きまわることなく目的地に到着したのです。

つまり移動は大変だったような、かなり楽だったような(笑)

そんな長い1日の移動を次は写真でご紹介します♪
移動の合間には民族衣装を着た女性たちもちょこちょこ登場するので、移動だけの1日なんて興味がない!なんて言わずに、最後までお付き合いいただけたら幸せです!(笑)

1、タクシーに乗って宿からサンクリのバスターミナルへ。

こちらがサンクリのバスターミナル。
こじんまり。

2、OCCのバスに乗ってメキシコとグアテマラの国境、Ciudad Cuauhtemocシウダー・クアテモックへ。
料金は94ペソ(約650円)なり。

7時45分、サンクリを出発!
ここから長い移動の開始。

シウダー・クアテモックまでは約3時間。

どんなところに到着するのかドキドキしていたら・・・

11時10分、

シウダー・クアテモックのメキシコ側の国境?イミグレに到着。

えっ?ここ??

まわりに何もありません。
何もなさすぎて、迷うこともなく。。。
イミグレは、バスの後ろに見えている建物。

まずはメキシコのイミグレで出国スタンプをもらいます。

すんなり出国スタンプをもらい、
さて、グアテマラのイミグレは??

あれ?
グアテマラの方向には何もないよ~

メキシコのイミグレからグアテマラとの国境とその先にあるグアテマラのイミグレまで、
道路の反対側にある、タクシー乗り場からタクシーに乗って行くようです。

写真左に写っているのがタクシー乗り場。
ちなみに茶色い建物、ホテルの1階の端にOCCバス会社のオフィスが入っています。

3、乗り合いタクシーに乗ってメキシコのイミグレからグアテマラとの国境まで。

このオレンジのタクシー型コレクティーボで。
タクシーとして貸切る場合は1台40ペソ、
乗り合いで行くなら1人10ペソ(約70円)なり。

コレクティーボの場合は6人乗り!
おじさん2人が助手席ってきついでしょ。。。。

ぎゅうぎゅうコレクティーボは山を登り、約5分ほど走ったところにある、国境に到着。

タクシーを降りて、国境までの約100mは徒歩にて。

国境手前にあるメキシコのオフィスは素通り。
ここでは出国スタンプがもらえないようです。

どこが国境なんだろう。。。

もしかしてこのぽこってなってるところ??
両替のおじさんが待ち構えてるし(笑)

たぶん、グアテマラ入国!!

国境らしきところを越えてすぐ右手にあるのが、グアテマラのイミグレ。
1週間もいないのですが、グアテマラ入国税を1人20メキシコ・ペソ(約140円)支払いました。
そう、メキシコペソでも支払いOK。
ただし、このあとバスに乗るのでグアテマラのお金が必要。
私たちはとりあえずイミグレのまわりにいる両替おじさんで500メキシコ・ペソ(約3500円)を両替。
500ペソが250ケツァル(グアテマラの通貨)になりました。

国境からバスターミナルはちょっと離れています。
ということで、

4、グアテマラのイミグレからラ・メシヤのバスターミナルまでトゥクトゥクに乗って。

イミグレの前にはずらりとトゥクトゥクと呼ばれる三輪バイクタクシーが待ち構えてくれています。
トゥクトゥクってアジアのものだと思っていましたが、中米にも同じ名前の同じ乗り物があるんですね~

国境のあるグアテマラ側の町はLa Mesillaラ・メシヤ。

大きなバックパックも何とか詰め込み、いざラ・メシヤのバスターミナルへ。

道路脇には衣料品のお店がズラリ。

国境からバスターミナルまではトゥクトゥクで約5分。
料金は1人2ケツァル(約20円)なり。

ラ・メシヤのバスターミナルはただの空き地でした。
その空き地にいるのは・・・
デコトラよりかなり派手なバス!!!!(笑)

しかもその中身は、あのアメリカの黄色いスクールバスのお古。

chikenbus

あの黄色いバスをここまで派手派手にできるなんてグアテマラ人はデコ技術高し!!??(笑)

この空き地バスターミナルのあちこちから
「ウエウエ~、ウエウエ~」の大合唱。
彼らはいたって真面目です。

どうやら「ウエウエ~」は、次の私たちの乗り換え場所、ウエウエテナンゴという可愛らしい地名のこと。

ということで、私たちは「ウエウエ」行きのバスに乗車。
バスの中身はスクールバスのまま。
座席が広いな~と、思っていたら、
約1時間後、このバスが“チキンバス”と呼ばれる所以の、

まさかの横6人掛けに。

チキンバス、つまりぎゅうぎゅうのバスと言う意味のようです。

想像できないかもしれませんが、片側3人ずつの席ではなく、真ん中の通路まで座って横6人ぴったし座り。
通路に座っている人はおしりは半分だけシートに掛け、後の半分は空中。
お隣の人と身体を押し合っておしりの下にはシートがあるかのように自然に座っています。

グアテマラ人はすごいっ!!

チキンバスになる前の快適バスは、
12時「ウエウエ~」に向かって出発!

あ、素敵な民族衣装を着たおばちゃんが!!

グアテマラに入った瞬間からそこら中に民族衣装を着た女性が。

あそこにも!

バスの中から隠し撮り。
ごめんなさい!

順調に走っていたのもたったの40分。
全く前に進まない渋滞にハマっちゃいました。

自分たちの車線が動かないどころか対向車線も車がやって来ません。

理由もわからず暇なので、隠し撮り。

バスの中にも民族衣装を着た女性がちらほら。
頭に布を乗せている女性の民族衣装がとっても可愛いのですが、見えませんね・・・

こちらも民族衣装を着た女性。

メシヤからウエウエテナンゴの間に住む女性たちの巻きスカートがとっても可愛かったです。
スカート部門はここが1番!
あくまでも私の見解です(笑)

渋滞にはまってから約40分。やっと車が前に進み始めました。

渋滞の理由はこの土砂崩れだったようです。

バスの中ではこの土砂崩れを見ようと、おじさんたち総立ち!!(笑)
グアテマラ人は好奇心旺盛なようです♪

その後もまた渋滞にはまりつつ、

15時、ウエウエテナンゴのバスターミナルに到着。
デコバスだらけ!!

バスを降り、乗ってきたバスのドライバーさんに
最終目的地「パナハッチェル?」と聞くと、遠くにいた別のバスの呼び込みおじさんを呼んでくれ、
あっという間に次の乗り換え場所「クアトロ・カミノス」経由「シエラ(ケツァルテナンゴの別名)」行きのバスに乗車。

ウエウエテナンゴから乗ったチキンバス。
15時5分、ウエウエテナンゴ出発。料金は1人20ケツァル(約200円)なり。

ウエウエテナンゴのバスターミナルのまわりには露店がいっぱい。

久しぶりの車内販売!!
バスに乗り込んできて売っているのは、新聞、お菓子、フルーツ、アイス、生活雑貨・・・なんでもありです(笑)

食べそびれたお昼ごはんをやっとこの時間に。

そう、グアテマラに入ってからずっと山の上を走っていますが、ウエウエテナンゴを出てからさらに標高の高いところを走って行きます。

山々が折り重なって見え、キレイ。

このあともグアテマラで何度もお世話になったチキンバスについてちょっとご紹介。
アメリカのスクールバスを改造したチキンバス。
バスの中にも、座席の下にも荷物を積むところはありません。
車内に入らない大きな荷物は屋根の上。

バスには運転手サン以外に、呼び込みや料金を集める車掌さんが同乗。
この車掌さんがまたすごい。

バスはバス停ではなく、お客さんが乗り降りしたい場所で止まります。
お客さんを乗せたり下ろしたりする間にバスが止まるのはほんとに最低限の時間。
では、お客さんの屋根に乗せている大きな荷物は??

なんと、動いているバスの上を歩きまわり荷物を載せ降ろしするんです。

そして、乗客を乗せた後や、降りた後はバスは動き出します。車掌さんがまだバスに乗っていなくても。
車掌さんは佐川急便のドライバーさん並に走り、動いているバスに飛び乗ります。
ドライバーさんと車掌さんの呼吸が合わずに車掌さんを置いて行ったりすることはないのでしょうか。。。

チキンバス、ぎゅうぎゅう詰めですが面白い乗り物です♪

ウエウエテナンゴから1時間45分。
次の乗り換え場所、クアトロ・カミノスに到着。

ただの交差点です。

ここから出ている沢山のチキンバスの中で、Flor del Paisajeという会社のバスだけパナハッチェルまで直通でいける、と車掌さんに教わってきました。

それ以外のバスは、ソロラ(パナハッチェルの手前の町)行き。

ソロラ行きのバスの車掌さんの勧誘に、Flor del Paisajeと書かれた紙を水戸黄門さまの印籠のように見せつけて撃退し、目的のバスを待ちます。

17時15分、教えてもらった時間通りにFlor del Paisaje社のパナハッチェル直行バスがやって来ました。
パナハッチェルまで料金は25ケツァル(約250円)なり。

夕方には毎日のように発生するという霧が。
何も見えない!!
山の上を走っているそうなのですが。。。

そして・・・まさかのパンク!!
走行可能でしたが、「パナハッチェルまで行くことはできない」と言われ、
クアトロ・カミノスでわざわざ直通バスを待って乗ったにも関わらず、ソロラで乗り換えさせられました(笑)

8、チキンバスを乗継ぎ、ソロラからパナハッチェルのセントロへ。

ここまで乗ってきたバスの車掌さんに案内してもらい、
本日4台目!!ソロラでパナ行きチキンバスに乗車。
装飾をしていないスクールバスそのまま!!

ソロラからパナまでは3ケツァルなり。

この4台目のバスが今日一番のギュウギュウ。
Kazuと私はここで初めて、片尻を座席に乗せ通路の上で半分空気椅子を体験。
けっこう辛いよこれっ!!

超満員のバスは山道を下り、約15分で本日の目的地パナハッチェルの中心に到着。

何もない・・・けど、ここが“世界一美しい”と言われるアティトラン湖のほとりにあるパナハッチェル。
今日から3泊ここに滞在します♪

9、パナのセントロからから本日最後の移動、トゥクトゥクを捕まえてホテルへ。

ホステルではなく、ホテルです。

しかも日本人の方が経営しているホテル。

町の外れにあるHotel El Solホテル・エル・ソルがここでの宿

相場を知らなかった私たちはちょっぴりボッタくられつつも無事到着!!!!
(パナハッチェルではトゥクトゥクの乗車賃は1回1人5ケツァルです。私たちは15ケツァル支払わされました。。。)

こちらがHotel El Solホテル・エル・ソル。

ツインのお部屋はかなり広い!!
こんな宿に泊まったのはいつぶり!?
これで1泊1部屋200ケツァル(約2000円)なり。

それにしても長い移動でした。。。

朝7時にサンクリの宿を出発し、19時半にパナハッチェルの宿に到着でした。
大体6~7時間で着くと思っていたのに大誤算(笑)

そんなヘトヘトの私たちは、宿にキッチンがないのでトゥクトゥクに乗り町まで晩ご飯を食べに。

初のグアテマラご飯はファーストフードでした。(笑)

明日からはグアテマラをがっつり楽しむぞ!!!

余談。
これが久しぶりのブログ更新になってしまいました。。。
最後の公開から何をしていたかというと・・・
4月17日に日本に帰国しました!!!

結局ブログはリアルタイムで書けることはなく。。。
でも、絶対最後まで書きますので、後1ヶ月分ほどの私たちの世界旅記録を読んでいただけたら幸せです♪

日本に帰っても色々とあり、やっと私の実家に戻り旅が終わった実感が湧いて来ました。
何もない田舎にひきこもりブログをせっせと更新します!!

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