世界一周 海外添乗員の妻が旦那を同行 新婚旅行とその後

お問い合わせ

トップ

/

ヨーロッパ

/

杉原千畝さんがいたカウナス リトアニアその3 

杉原千畝さんがいたカウナス リトアニアその3 

ヨーロッパ

公開日:2011.08.25

更新日:2026.04.30

カウナスの新婚旅行お勧め度(5段階)

Keiko: ★★★★
Kazu: ★★★

良い点
・杉原千畝さん
・教会のゲストハウスに宿泊できる
・教会やお城など建物が綺麗

悪い点
・この街だけのために来るのはちょっと

2011年8月25日 木曜日

今日は、昨日昼寝をして十分に観光をできなかったカウナスの街を早起きして観光し、バスでリトアニアの首都Vilniusヴィリニュスに移動します。

まずは、朝のカウナスの街から。
いつも朝に移動しているので、今日みたいに人がまばらで、さわやかな朝に街を歩ける幸せを感じつつ、まずは旧市街をてくてく。

宿の目の前の市庁舎広場。
昨夜は遅くまで大勢の人がこの広場に面したレストランで飲んだり食べたりしている音が聞こえていましたが、朝はこの通り人がいません。

市庁舎広場の名前ともなっている旧市庁舎の建物。

朝日を浴びてきれい。
この建物の変遷が面白い。市庁舎から政治犯の牢獄になり、その後、皇帝の別宅を経て、現在、結婚登記所になっているそうです。

市庁舎広場に面したイエズス教会。

聖ペテロ&パウロ大聖堂。
なぜ大きなバスケットボールが・・・(この街の至る所にバスケット関係のものがたくさん。そして、この後行った首都ヴィリニュスでも見かけました)

旧市街のメインストリートのVilniausヴィリニアウス通り。

旧大統領官邸。
リトアニア最初の独立時代1919年~1940年に3人の大統領が住んだ官邸。

新市街のメインストリートLaisves alejaライスヴェス通り。

約1.5キロほどあるまっすぐ伸びた並木道。

ヴィタウタス大公像。
ヴィタウスは、15世紀初めにリトアニアの最盛期を築いた大公。

ミュージカル劇場。
ヴィタウタス大公像の並木道の反対にある。

ヴィエニーベス広場に建つヴィタウタス大公戦争博物館。

ライスヴェス通りにあったお土産屋さんのショーウィンドウに並ぶ陶器の置物。

聖ミカエル教会。
ライスヴェス通りの片端の独立広場に建つ。

とっても、立派。

ここから目指すのは、杉原記念館。

ここカウナスには、日本のシンドラーと呼ばれた杉原千畝(ちうね)さんが多くの命を助けた街です。

バスターミナルの近くにある大きな公園の裏山、住宅街の中の階段を上った先にその記念館はあります。

杉原記念館。
記念館の前には奥さんの幸子さんが植樹した桜の木。

通りに面した門。

ちょっと長い説明。

世界第二次大戦中、リトアニアの首都がおかれたカウナスには日本領事館がありました。
1940年7月、ナチスの迫害から逃れるため多くのユダヤ人が、日本を通過するビザを求めてこのカウナス領事館にやってきました。
ビザを得て日本を経由し北米に逃れるのが彼らの残された唯一の道でした。
その人々を無視することができなかった杉原千畝さんは、本国の指示に背き、独断でビザを発行し続けました。

退去命令が出て、リトアニアを脱出する電車の中までビザを書き続けた彼は、半月で約1600ものビザを手書きで発行したそうです。
それは記録に残されている数で、実際はもっと多かったようです。

そして、ビザは1家族に1枚でよかったので、彼は約6000人ものユダヤ人の命を救ったといわれています。

最近では、テレビで彼のことを取り上げたドキュメンタリーやドラマが放送されており、皆さんも一度は杉原千畝さんの名前を聞いたことがあるかもしれませんが、実は最近まで彼のことはあまり知られていませんでした。

それは、この多数のビザを発行したことで彼は外務省を退職に追い込まれたのです。(外務省の見解では依願退職)

その後、この杉原千畝さんに助けられたユダヤ人の人や、海外のジャーナリストからの要請で、2000年に彼の名誉は回復されました。
それは彼の死後14年もたってからのことでした。

記念館の中へ。

建物の、向って左側に記念館の入口はあります。

ここでビザを書いたのでしょうか。

たくさんの日本人の人がここを訪れ、気持ちを書き残していったノートがありました。

記念館の中は2つの展示室とビデオ視聴室のみ。

杉原千畝さん。偉大な方だと思います。
うまく言葉で表現できませんが・・・
確かに、立場上、上からの指示に背いたのはいいことではないのかもしれない。
でも、人の命がかかっていたこと。。。

自国の人からだけではなく、多くの他国の人から功績が評価されているというのが、彼のしたことのすごさだと思います。

この彼の行動はいまだに忘れられておらず、米国のユダヤ人組織であるオーソドックス・ユニオンが東日本大震災によって被災した人々に対する義援金を募るにあたり、「窮状にある人々に手を差し伸べることは、主のいつくしみの業に倣うこと」であり、「今こそ、身職を賭して通過ビザを発給し、リトアニアから6,000人ものユダヤ人を救ってくれた杉原夫妻の恩義に報いる時である」との公式声明を発したそうです。

いつも、きれい・かわいい・ステキ・すごい・面白い・・・と観光している私ですが、ここカウナスではこの旅始まって以来の、“学んだ”観光でした。

ここを最後にカウナスの観光は終了。

宿に戻って荷物を持ち、リトアニアの首都Vilinusヴィリニュスに向かいます。

長くなりそうなので、今日は2回に分けて書きたいと思います。
この日の午後のヴィリニュス観光は次のページです♪

Writer /

記事担当ライター

Keiko

兵庫の田舎に生まれ、川で泳ぎ、山を駆け回り草花と触れ合って育ちました。

【職歴】
花屋、教師、添乗員

【渡航歴】
アメリカ、カナダ、オーストラリア、韓国、香港、中国、タイ、フィリピン、トルコ、イタリア、フランス、ベルギー、オーストリア、チェコ、
スロヴァキア、ハンガリー、エジプト、ハワイ、グアム、サイパン、テニアン

【好き】
自然、ダイビング、ドライブ、スポーツ観戦、料理、数独、映画、写真、地図、旅行

【嫌い】
人ごみ、辛い食べ物

※世界一周開始時点

人気の記事

南部アフリカぐるーっとキャンプ旅 Day11; オカバンゴ・デルタの真ん中でキャンプ。動物に襲われたくない!! ボツワナその5

ラグビーワールドカップ決勝の今日。このツアー始まって以来の、電気のない場所でのキャンプw試...

詳しくはこちら