2011年9月10日 土曜日
ここモスタルに入って、急になんだか鼻がムズムズ、くしゃみが頻発、おでこと鼻のあたりが重い。
ひどい花〇症のkazuの「それ〇粉症だよ。」という言葉を受け入れ拒否し、「風邪」だと言い張っております。
認めたら終わり!(笑)
私は熱もだるさもない風邪ひきです!!
そんなことはさておき、今日はボスニア・ヘルツェゴビナの首都、サラエヴォに向かいます。
モスタルからサラエヴォへの行き方は2種類。
毎時間出ているバスか、朝と夕方2本出ている電車か。
悩んだ挙句、ボスニアの電車にも乗ってみたいということで、電車を使ってサラエヴォに行くことにしました。
朝7時半、宿のママに車で駅まで送ってもらいました。
鉄道駅とバスターミナルはお隣さん。
手前がバスターミナルで、奥が鉄道駅。
しっかりしたバスのチケット売り場を通り過ぎ、
さみしい感じのする駅の窓口へ。
それもそのはず、窓口に貼ってあった時刻表はA4サイズ。
これが、この駅に来る全電車の時刻表です。
よく見ると(見えにくいですが;)このMostarを通るのは上り下り合わせて1日4本。
この、さびれた感納得です。
ちなみに、モスタルからサラエヴォ行は7時54分発と18時35分発の2便です。
こちらがチケット。
窓口のおばさんに“プラットホーム2”と言われ、教えられた階段を上りますが、どこにも2どころか数字を見つけることはできず(笑)
ただし、ホームに上がればどこで待てばいいか一目瞭然。
切符売りの窓口以上にさびれた感満々のホームです。
しかも、使われてないホームには車が!
ホームの端に隣接する山の斜面から直接車でホームに乗り付け、そこに車を止めてホームにやってきた人もいたので、ホームは駐車場を兼ねているようです(笑)
そして、この古さは紛争以前に建てられたもの。
よくよく見ると、
ホームの地面にも、
柵にも銃弾の跡が。
約10分ほど遅れてやってきた電車に乗り込み、いざサラエヴォへ!
電車の中の座席は6人掛けのコンパートメントタイプ。
座席指定はないので自由席です。
通路ではたばこを吸っている人がたくさん(笑)
サラエヴォまでの電車からの車窓はとっても素敵☆
山岳地帯を通る電車の窓からは、雄大な自然と、山間にある、茶色の屋根と白い壁を持つボスニアのかわいらしい家が集まる村、町が。
かなりの数のトンネルに邪魔されながらも、景色を楽しみつつ、予定より遅れること約40分。
モスタルから所要約3時間でサラエヴォに到着しました。
(どこかで駅ではないところで止まったり、駅で長く停車するということはなく順調に走り続けて、なぜ40分も遅れるのでしょうか!?笑)
到着したサラエヴォ駅はさすがに近代的な駅。
駅を出てすぐ左にはとっても目立つアヴィズ・ツイスト・タワーが。
2009年に完成したばかりの、ボスニア1高い建物です。
ここサラエヴォ2日間のおうちも、個人宅を利用したホステルHostel rooms Kesten。
ピックアップサービス付きのホステルで、駅に着いた途端向こうから声をかけられ、ピックアップされました(笑)
日本人が少ないから!?
鉄道駅は新市街にあり、私たちのおうちは旧市街。
車に乗って、ドライバーさんのサラエヴォの町案内を聞きながら、旧市街の中心からすぐのところにあるホステルに到着。
お部屋の中。
オーナーがバカンス中のホステルの2階には私たち2人のみ!(笑)
共同キッチンも使い放題!
と、言いたいところですが・・・なんと、このキッチン、グラスしかありません(笑)
鍋も、お皿も、食器洗いスポンジすらないこのキッチン。
これこそ宝の持ち腐れ!?(表現あってます?)
ということで、外食決定。
荷物を置いて、町へご飯を食べに出かけました(笑)
おうちを出て徒歩約3分。
旧市街の中心、バシチャルシァ広場に到着。
ここが観光地の中心です。
サラエヴォとは。(また長いです)
人口約35万人。
首都は首都でも、ボスニア・ヘルツェゴビナ国を構成する2つの構成体のうちのひとつ、ボスニア・ヘルツェゴビナ連邦の首都。
町の一部地域はもう一つの構成体、スルプスカ共和国(セルビア人共和国)に属し、見えない境があります。
サラエヴォはボスニア地方のサラエヴォ渓谷のなかにあり、町は川沿いに広がり、町のすぐそばには山がそびえています。
サラエヴォの町は宗教的な多様性で知られており、イスラム教、正教会、カトリック教会、ユダヤ教が何世紀にもわたって共存してきました。
現代のサラエヴォにつながる町ができたのは15世紀のオスマン帝国の統治下。
サラエヴォは近代、何度かにわたって国際的な注目を受けることになった。
1914年にはこの地はオーストリア帝位継承者の暗殺事件の現場となり、この事件によって第一次世界大戦が引き起こされた。
1984年にはサラエヴォは1984年冬季オリンピックの会場ともなった。
しかしその後のボスニア・ヘルツェゴビナ紛争において数年間にわたるセルビア人勢力による包囲を受け、1万人以上が犠牲になった。
バシチャルシァ広場の真ん中にはセビリという水飲み場があり、広場の周りにはトルコの影響を受けた古い建物が立ち並びます。
広場の周りにはレストランやカフェ、お土産屋さんがいっぱい。
どこにしようか迷いつつ、ガイドブックに載っている、川向こうのInat Kucaイナット・クーチャに行ってみました。
古い建物を利用したお店はかわいらしい。
地元の人にも人気だそうですが、メニューには写真なし。
なんだか想像がつかないうえに、お値段もお高め。
・・・「ごめんなさい。」と言って、出てきちゃいました(笑)
川向こうから国立図書館(修復中)、
町の様子を見て、
再度川を渡って、旧市街の中心に戻ってきました。
怖い!(笑)
きょろきょろレストランを探していると、明らかに周りの観光客用レストランとは違ったこじんまりしたお店が。
もう探しつかれ、ここに決定。
直接食べ物を見て選ぶのがここの方式の様で、「もうこれしか残ってないんだよ。」という、店のおじさんのお勧めにしたがって頼んだのがこちら↓
ハンバーグのフライ??
めっちゃおいしい!!!!!!!!!
そして、内臓好きの私たちが、店のおじさんに「本当に!?」と、驚かれながら頼んだのがこちら↓
牛の胃の煮込み。
美味しいいいいいいいいい!!!!!!
途中、お店のおじさんが「これを足しな。」と教えてくれたお酢。
お酢を足し後はまた味が変わりおいしい♪♪
偶然入ったお店が、とっても当たりだったようです☆
ちなみに周りのお客さんは、観光客一切いません。
だいたい、1人でやってくるおじさん。
たまに女性の姿も。
ちょうど、みんないなくなったので♪
1皿6マルク(約120円)と安く、味はとっても優しい味。
ほんとにおいしいんです。
サラエヴォに行かれる方このお店必見です!
お店はバシチャルシァ広場を南に通り過ぎ、右側のCurciluk veliki(確か…)という通りにあるAscinicaというお店です♪
《追記》
約10年ってすごい。こんな小さなお店もググればすぐ出てくる!!
正しいお店の名前→Aščinica Hadžibajrić F. Namika
住所→Ćurčiluk veliki 59, Sarajevo 71000 ボスニア・ヘルツェゴビナ
ご飯に満足して、気温30度を超え始めた町を脱出しておうちへ。
クロアチアでいっぱいたまってしまった作業を進めます。
気づけば町は夕焼け色。
そろそろおなかがすいてきたので、おいしいレストランを発掘しにまた町へ♪
観光は明日1日あるのでとっておきます☆
ライトがともった街の景色を見ながらレストラン探し。
お土産やさんもちょっと覗いてみたり。
ライトがステキ♪
鋳造のポットや器。
尖塔に電気がついたガジ・フスレヴ・ベイ・ジャミーヤ。
ベデステン(バザール)
ベデステン裏の遺跡。
店先に人があふれているお店を発見。
しかも100メートルくらい離れたところに2号店も。
本日の夕飯は、席の空いていた2号店で食べることに決定。
こちらのお店はお昼のお店とは違い“肉”のみのお店。
メニューはシンプル。
上から、
●Cevapciciチェヴァプチチ。(モスタルで食べたひき肉ソーセージ。)
15個、10個、5個の選択肢。
●pljeskavicaプリスカヴィッツァ。(こちらもモスタルで食べたボスニア風ハンバーグ。)
大Velika、小Malaの選択肢。
●Sudzukeソーセージ。
同じく大Velika、小Malaの選択肢。
●Kremenadlaステーキ。
同じく大Velika、小Malaの選択肢。
以上。
後は飲み物です。
1Km(マルク)は約55円。
安いので、せっかくだからと3種類頼んでみました。
こちらが5個入りチェヴァプチチ。
左がプリスカヴィッツァ、右がソーセージ。
これがまたまたおいしい!!!!!!!
お肉好きの方必見☆
やばい。
しかも、周りの人をまねて、Kiselo Mlijekoを注文。
ヨーグルトドリンクです。
お肉を食べた後に飲めば口の中がさっぱり!!
特にヨーグルトが好きというわけではありませんが、これがはまりそうなほどお肉と合う!!!
びっくりです☆
こちらのお店情報。
お店の名前はZeljo。バシチャルシァ広場を南へ進み、右のKundurdziluk(たぶん…)通りに本店、2号店両方あります。
目印はサッカーボールのシンボルマークです♪
《こちらも追記2020年》
お店の名前→Ćevabdžinica Željo
住所→Kundurdžiluk 19, Sarajevo 71000 ボスニア・ヘルツェゴビナ
おなか一杯、おいしいご飯に満足し、おうちへ♪
本当にボスニア、ご飯がおいしい!
明日はサラエヴォの町を観光します!