2012年2月12日 日曜日
只今アマゾン河のほとり、マナウスにおります。
通販サイトAmazon.comはこのアマゾン河から命名されました。
言われなくても分かるって??
アマゾン河を船で月曜日に上ることが決定し、それまでマナウスでのんびりすることになり、
マナウスの最大の見所といってもいいほどの、
“2河川合流点”にバスと船を乗り継いでいってきました♪
2河川合流点とは。
マナウスの町から約10キロ下流に行った所で、
アマゾン河本流のソリモインス川と、支流のネグロ川がぶつかる地点が2河川合流点。
この2つの川はそれぞれ色が違うのでぶつかっているところがはっきり見れるのです。
2つの川の水はぶつかった所で交わることなく、乾期には約17キロ、雨期には70キロ以上もお互いの水が混じり合うことなく下流に流れていくそうなのです。
ソリモインス川は源流をペルーに持ち、アンデスの雪解け水を集めてくるので黄土色を、
ネグロ川はコロンビアに源流を持ち、浸水林の間を抜けてくるので黒い色をしています。
この2つの川が混ざらない理由は、2つの川の比重と流速が違うからだそうです。
2河川合流点辺りから、川の名前が“アマゾン”となるそうです。
この2河川合流点を見に行くツアーも出ていますが、
私たちはバックパッカー!!(こういう時だけ胸張って言います(笑))
ツアーではなく公共交通で!
まずはマナウスの街中の市内バスのバスターミナルへ。
フェリーターミナル近くにあるバスターミナル。 ロンプラにある713番のバスに乗ろうと思いますが、行き先がロンプラと違う。。。
大丈夫か私達!?
とりあえずやってきた713番のバスへ。ドライバーさんに確かめると、このバスで大丈夫だよ~的な事を言われたので、
安心して車窓を楽しみます。
バスの終点が港になっていました。 大きな船着場の中にはお魚市場が両側に・・・
って、みんな閉店してるし。 唯一開いていたお魚屋さん。
でも店番のおじさんはがっつり昼寝中!
お魚さんはカピカピですよ。 建物を抜けると小さな船着き場が。
ここから2河川合流を見に行ける船は2つ。
有料の渡し舟か、1時間に1本出ている無料のカーフェリー。
もちろんカーフェリーに乗りたいのですが、キョロキョロしても見つからない。
ので、眼の前に止まっていた渡し舟にちゃっかり乗り込みました。片道1人6レアル(約300円)なり。
さっそくいつものヘタレ☆バックパッカーですよ(笑)
でも、どこ行きの船かよくわかりません。
とりあえず川を渡れば2河川の合流点が見れるし。と、なぜか余裕。
帰りだけは同じ所に戻ってこないとまずいので、必死で現在地の名前確認しましたが。
私達が渡し舟に乗ったのはPorta da Ceasaセアザ港。
ちなみに2河川合流点をポルトガル語ではEncontro das Aguasと言うそうです。
港の写真を見ていると、そこら中に書いてありました。
そしてたった今写真から判明したこと。
このセアザ港は反対岸のCareiro da Verzeaという港と結ばれている船乗り場のようです。
ガイドブックに書いてあるじゃないか!
船が満員になり、出発!
高速船だった!!
ものすごいスピードでアマゾン河の上をかっ飛んでいきます。
セアザ港をでて約10分。
遠くに色が違うのが見えてきました。
あ、イルカだ!
ソリモインス川になった!つまり。
船のスピードが速すぎて2河川合流点が一瞬で過ぎたのでした。
イルカを見たのが悪かったのではありません。
結論。
ガイドブックに載っている写真は、渡し舟の上から撮られたものではないようです。
チーン。
いや。私達にはもう1回チャンスがある。
約25分で、反対岸のCareiro da Verzeaに到着しました。 もうサンパウロやリオと同じ国だと信じられない風景。お~!
無料のカーフェリーがいるじゃん!Careiro da Verzeaに滞在0分。
船から船に乗り換えました。
アマゾン河には橋がかかっていないので、反対岸へは船が唯一の方法。
あ、イルカ!
さっきの高速船とは違い、カーフェリーはのんびり進みます。川に沢山浮かぶ水草だって撮れます。 さっき私達がのった渡し舟がお隣をかっ飛んで行くのだってのんびり見れます。 やって来ました2河川合流点。
今度こそは決定的瞬間を逃すまいと、大分手前から準備OK。
撮れた!!これがソリモインス川とネグロ川がぶつかるところです。 こんな感じでずーっと混ざり合わず流れてます。 は~満足。
オススメは完全にカーフェリーに乗ることです。
ただし、渡し舟より倍位の時間がかかりますが~。