2012年3月13日 火曜日
メキシコ世界遺産第2弾は、Teotihuacanテオティワカン!!
テオティワカンはメキシコ・シティの北東約50キロにある、紀元前2世紀から6世紀まで存在した巨大な宗教都市遺跡。
当時のアメリカ大陸では最大規模を誇っていました。
都市の面積は約20平方キロメートルで、最盛期には、10万から20万人が生活を営み下水網も完備されていたそうです。
テオティワカン人の宇宙観、宗教観を表す極めて計画的に設計された都市で太陽のピラミッド、月のピラミッドそして南北5キロにわたる道、死者の大通りが基点となり各施設が配置されています。
14世紀、この遺跡を発見したアステカの人々は、あまりのスケールにこれが人の手によるものだとは信じられず、神が集う場所=テオティワカンという名をつけたそうです。
まずはテオティワカン行きのバスが出る北バスターミナルへ。
とっても広い北バスターミナル。テオティワカン行きのバスは、このAutobus San Juan Teotihuacan社のバスが15分毎に出ています。料金は36ペソ(約250円)なり。
ずらりとバスが並んだ乗り場。それにしてもメキシコのバスはキレイ!!バスターミナルを出て約1時間。
「ピラミデ(ピラミッド)」というバスのドライバーさんの声で起きて慌てて下車。
これがテオティワカンのPuerta1の入口。
実は入口がいくつもあるテオティワカン。
Puerta1~3にバスが止まるそうですが、オススメ観光ルートはPuerta1でバスを降り、観光後Puerta3からバスに乗ってメキシコ・シティに帰ること。
右に小さく見えているのが太陽のピラミッド。
月のピラミッドは死者の道の2キロ先。
遠っ!!!
ただし見学は簡単です。
死者の道を真っ直ぐ歩きながら左右にある遺跡を見ればいいので。
このテオティワカンの遺跡群には600~700もの遺跡があるそうです。
昨日のソチカルコのようにコンクリート丸出しの修復ではなく、ナチュラル。良かった~♪
まずはケツァルコアトルの神殿。四方を城壁に囲まれた神殿です。先は長いので、死者の道を進みます。
10時頃に着いたのでほとんど観光客の姿はなし。
そして涼しい~
なんだろ~と見てみると、
なんで!?
蟻の巣を小石で囲ったものがいっぱいありました。
西広場コンプレックス。こんな階段がありました。階段の先に付いていた石像。死者の道にはいろんなモノがゴロゴロ。太陽のピラミッドに近づいて来ました。近づくと大きい!
高さ65m、底辺の1辺が225mの巨大な神殿、太陽のピラミッド。テオティワカンの中では最大、世界では3番目に大きいピラミッドです。
宗教儀礼のために建てられたそうで、以前は頂上に神殿が建っていたそうです。
太陽のピラミッドに上れます。昨日までは頂上まで上れたそうですが、今日からは1段下のところまでしか上れなくなっていました。
もしかして今日だけ!?
頂上にパワーストーンがあるって聞いて、楽しみにしてたんだけど・・・
パワーを貰いたいわけではなく、見つけたいだけの私ですが。
高所恐怖症じゃなくても下りるのが怖いところもありました。太陽のピラミッドの上から見た遺跡の南側。
こっちから来ました。これから向かう月のピラミッドの方向。太陽のピラミッドから下り、また死者の道へ。
こちらが月のピラミッド。
高さ47 m、底辺の1辺が140 m×150 m。
ピラミッドの正面の月の広場では重要な儀式が執り行われていたそう。
こちらもかなり急な階段を登って、ピラミッドの途中まで上がれます。月のピラミッドから見た太陽のピラミッドと死者の道。それにしても広い!
Puerta3の出口手前にある、神官の住居だったケツァルパパロトルの宮殿。ケツァルパパロトルの宮殿の裏にあるのはジャガー神殿。こちらは中に入れます。神殿の中にあるのは、壁画。これはホラ貝を吹くジャガーの壁画です。ジャガーは神と関係が深い動物として崇められていたそうです。他にも地下室には壁画が。こんなに綺麗な色が残っています。浮き彫りと壁画で飾られた・・・ステージ??
何だかわからないです。。。鳥の壁画が多いです。
出口へ。
これで終わりではありません。
遺跡を見ることもそうですが、もう1つ私が楽しみにしていたのは壁画博物館。
Puerta3の出口を出て、駐車場を抜けたところに、
歩道をまっすぐ進むとあるのが、
この壁画博物館。テオティワカンの遺跡で見つかった壁画のオリジナルが展示されています。
この時この博物館に来ていたのは私達だけ。
遺跡が大きすぎてここまでみんなこないのでしょうか。。。
でも、ここ凄いオススメなのですが。。。
理由はこの下の壁画の写真をご覧下さい。
これでも展示されている壁画の一部です。
ジャガーかな??これ凄い。
彩色されています。なんだかわからないけど、ユニークな模様。壁画だけでなく陶器?もありました。細かく装飾された壁画。蝶や鳥たちが飛んでいます。ケツァルコアトル?ジャガー。とっても細かい!!
どうです?1500年以上前に描かれた壁画がこんなに鮮やかな色を失わず残っていたのです。
これは一見の価値ありです!
この博物館へ続く門の前でメキシコ・シティ行きのバスに乗り込みました。
町を抜け、高速道路に入る手前で、警察にバスを止められました。男性全員バスから降ろされ身体チェック。
バスの中に残った女性たちは荷物をチェックされました。
バス強盗の多い(多かった)メキシコではこれからこんな警察によるチェックが何度もあるのでしょうか??
でも、もし女性が犯人だったら・・・ってことは想定なしなのでしょうか!?
メキシコ・シティに戻り遅めのお昼ごはん。今日のお昼ごはんもタコス。しかもハシゴ。でも、そろそろトルティーヤに飽きてきたのですが・・・。
トルティーヤに飽きたらメキシコで何を食べればいいのでしょう!?!?
明日から2泊3日の弾丸、世界遺産駆け足巡りに出かけます!!