南部アフリカぐるーっとキャンプ旅 Day6; ザンベジ川を渡ってザンビアへ。 ザンビアその1

2011年10月18日 火曜日

今日は難関の国境を越える日。
TIA(This Is Africa)なので、何時間かかるか行ってみないとわかりません。
なので、できるだけ早くに、ということで、
5時起床。

今日はさすがに、昨夜ツアーリーダーから脅されたのでちゃんとみんな起きてきました。

だから5分だけ予定より遅れた、
6時5分、出発。

国境に近づくと、トラックの行列が。
これがフェリー待ちの行列でした。
時には1週間以上も並ぶのだとか。
ただし、フェリーには優先順位があり、トラック以外の車両が優先されます。
トラックの行列を横目にイミグレを目指します。

6時20分、ボツワナのイミグレに到着。
ここで出国手続。

この先に問題のザンベジ川が。
20分で全員の手続きが終わり、トラックでフェリー乗り場へ。
どうか、フェリー待ちの車が多くありませんように。。。

イミグレから1分でフェリー乗り場。

あれ???
川が見える。
ってことはフェリー待ちの車がいない!!

ラッキー!!!

そこで、初めてツアーリーダーが難関と言っていた意味が分かりました。

ここでいうカーフェリーはこちら↓

大きな筏の様。。。
沈みそうですが、大丈夫ですか??

ピッグが乗り込みます。

それを見送り、

私たちも徒歩で乗船。

6時55分、フェリーに乗り込み、川向こうへ。

私たちがフェリーに乗ったあたりのザンベジ川はno man’s land(誰の土地でもない)と言われ、その名の通り4つの国境にあり、どこの国の領域でもありません。

フェリーに乗ったザンベジ川の南岸がボツワナ、私たちが向かってる北岸がザンビア、東にはジンバブエ、西にはナミビアが接しています。

こちらがナミビア。

そしてこっちがジンバブエ。

4つも国境が接するなんてに何か感動し、キョロキョロ。
線が見えるはずもないのに。。。w

川幅がそんなにない川なのに橋を架けない理由は、このno man’s landということが理由のようです。

そして、ボツワナから直接ザンビアに行くにはこの地点でしか互いに接していないので、このフェリーが唯一のボツワナからザンビアに行く方法なのです。

このザンベジ川はこの川下でビクトリアの滝になります。

約5分のフェリーの旅。

7時、ザンビア側に到着。

ツアーリーダーがまとめてパスポートとビザ代(1人50アメリカドル)を持ってイミグレへ。
あっさりスタンプを押してもらえ、入国カードをなぜかビザを発行してもらった後に書きましたw

フェリー乗船待ちのトレーラーたちを見ていると。。。

日本語の文字が書かれたトラックを発見。

よく見ると数台ありました。
どうやら、日本の中古車がこの国で再利用されているようです。

7時50分、ザンビアの国境出発。

そもそも、私たちがザンビアにやってきた理由は1つだけ。

ビクトリアの滝を見るため。

水がないかもしれないけど。。。

ケープタウンまでのツアーに参加している私たちは、ビクトリアの滝を見たらまたボツワナに帰るのです。

ビクトリアの滝は、先ほど渡ったザンベジ川の中流にあり、ザンビアとジンバブエの2カ国にまたがる幅約1.7キロもある滝。
1.7キロある滝幅のうち1.2キロがザンビア側。

ここからザンビア側のビクトリアの滝を観光する基地となる、リビングストンまで向かいます。

8時40分、リビングストンの町に到着。
とっても有名な滝のすぐそばの町だから。。。と期待していたのに、かなりの期待外れ。
ビルなんて一切ありません。

ショッピングセンターに立ち寄っていきます。

ここリビングストンでは町中から約10キロ離れた場所にある、ザンベジ川岸のキャンプ場で2泊します。
その2日間は完全に自由行動。
中休みといった感じでしょうか。

私たちのグループには明日の朝リビングストンを経つカップルが1組。

ビクトリアの滝に行きやすいように町中のバックパッカーに滞在することにしたので急遽グループから脱退。

そんなことで、あっという間に6日間一緒に旅をした私たち7人は分解したのでしたw

リビングストンのバックパッカーに2人をおろし、

残りの5人を乗せたピッグは、町から約15分のキャンプ場、ザ ビクトリア フォールズ ウォーターフロントVictoria Falls Waterfrontに隣接?中にある?The Zambezi Waterfront Lodgeへ。

これでお世辞にも乗り心地のいいとは言えないピッグともお別れになりました。

ここ、リビングストンはケープタウン、ケニアのナイロビ、そして私たちが出発したヨハネスブルグからのツアーのトラックの待ち合わせ場所。
ここで、それぞれの最終目的地に合わせたトラックに乗り換えます。

たとえば私たちはナイロビからケープタウンに向かっているグループに合流し、同じグループの女の子はケープタウンからナイロビに向かっているグループに合流し最終目的地を目指すということなのです。

着いてすぐ、ここでできるアクティビティの説明。

ザンベジ川でのラフティングや、ヘリコプターに乗ってビクトリアの滝を空から観光、バンジージャンプ、乗馬、ゲームドライブなどなど。
全く何も考えていなかった私たちとは対照的に、他の3人はもうすでにここで何をするか決めていたようです。

私たちはただ滝が見れれば満足なのですが。。。

ただ滝が見たいことをツアーリーダーに相談。

すると、ここを出発する日の午前中、ツアーでビクトリアの滝に行くことが判明。
ということは、私たち2日間特に何もすることがない??

とりあえず、急ぐ必要がない私たちはテント設営。

ちなみに、リビングストンの町からビクトリアの滝までは約15キロの距離。
その区間公共交通はないので、タクシーだけが交通手段。

そして、私たちが泊っているキャンプ場はリビングストンの町とビクトリアの滝の真ん中あたりにあり、どちらに行くにも徒歩では行けない距離。

つまり、ここでの2日間はアクティビティをしなければ完全にのんびりするしかないということのようです。

本当に何もすることがない私たちは、
14時、無料シャトルバスに乗ってリビングストンの町の中心へ行ってみました。

キャンプ場から1日2便、10時と14時にリビングストンの町中行のシャトルバスが出ています。
ただし、片道のみ。
帰りはタクシーに乗って帰ってくるしか方法はありません。

なんと不便な・・・。

着いたリビングストンの中心は・・・これと言って何もありません。

とりあえず、うろうろしてみましたが、今までの観光地とは全く比べようがないほどのローカルさ。
町の中心のスーパーに入ってみると、これまで立ち寄ってきたスーパーはすべて観光客用だったのではないかと思うほど、きれいさも品ぞろえも違っていました。

ということで、朝立ち寄った街の端のショッピングセンターまで移動。
暑かった・・・。

スーパーの冷凍コーナーで涼んでから、

15時ショッピングセンターで遅めのお昼ごはん。

アフリカ初、ファーストフードに挑戦。

ビーフバーガーセット。

こちらはチキン&マッシュルームのパイ。

そうそう。
ここザンビアの通貨がやばい。

これがこのファーストフードのレシートです。

右端の価格に注目です。

桁数が半端なくありませんか???

なんと、1アメリカドルが約4700クワチャ(ザンビアの通貨単位)なんです。
日本円で言ったら…訳が分からなくなるのでやめておきます。

桁数が半端ないのに、物価はほとんど日本と変わらないので、スーパーに行ったら1つ1つの物の値段を換算するのに一苦労。

1番大きなお札が50000クワチャ、約10ドル。
1番小さなお札が50クワチャ、約1セント。
硬貨はありません。

お買い物をするとおつりはすべてお札でやってくるので、1日でこんな札束になっちゃいました。

お金持ち気分が味わえます(笑)

ただし、こんなにお札があっても30ドルくらいしかありませんがw

ご飯を食べた後は、ここでも携帯屋さんに行ってkazuの携帯用のSIMカードを購入。

ここからタクシーに乗ってキャンプ場に帰りました。

タクシーに乗って、ふと運転席を見ると・・・

お札!?

助手席を見ると日本語で注意書きがありました。

どうやらこのタクシーも日本車の中古車のようです。

そしてそんなことをタクシーのドライバーさんとしゃべってると、

「これなんて書いてあるの?」と、警告灯をドライバーさんが指さしました。

そう、それは、助手席のシートベルトのサイン。

「助手席」と漢字で書いてあるため、ドライバーさんは絵で意味は薄々分かりつつも、半信半疑だったようです。

運転席のお札の意味と、助手席の注意書きの内容を教えてあげると、「これで100パーセントこの車を理解できた」とドライバーさんは喜んでいました(笑)

17時、キャンプ場に到着。

このキャンプ場のあちこちにお猿さんが生息しています。

洗濯ものの入った袋を持った私はこのお猿さんたちに襲われそうになりました。
泣きそうになりながら、サルを撃退しつつ洗濯をしました(笑)

ザンベジ川のほとりにあるバー&レストランの2階はインターネットカフェになっているので、そこで今夜をすごし、
21時半に就寝でした。

明日丸1日、何をしよう。。。

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