4日目 10月9日 土曜日
08:15 道の駅出発
大きな駐車場内には仲間がいっぱい!
仲間=車で寝起きしている人たち
やっぱり北海道は車で旅をする人が多いみたいで、
色んな所に道の駅だけではなく、
公共の駐車場があり、
そこで、車中泊をしている人たちが車を止めて、
寝ることができるようになっています。
08:20 知床クルーズのショップ到着。
今日は1日かけて、念願の知床を満喫!
ということで、朝は海上から知床を見ることに♪
ちなみに、世界遺産に登録されている知床は、
北海道の北東にあるオホーツク海に突き出た半島です。
3連休の初日ということもあり、
前日クルーズの予約をするため、
ガイドブックに載っているショップに電話したところ、
満員といわれ、そのショップの方に、
違うショップを紹介してもらい、なんとか予約できました。
やっぱり、旅は計画性が必要!笑
ちなみに、知床半島についての紹介を、
この日ページの一番最後に書いてます。
(長いので・・・)
知床半島を海から楽しむために、
知床クルーズを行っている、ショップは7店舗ほどあるようです。
ショップによってコースや出発時間等が違いますが、
ほとんどのショップは、
①約3時間かけて、知床岬まで行くコース
②約1時間の、硫黄山まで(カムイワッカの滝まで)のコース
の、2コースがメインで、
あと、ヒグマを見に行くコースなどがあるようです。
私たちは①の3時間コースを選択。
大人一人8,000円也。
09:00 クルーズ出発
ショップでベンチコートを借りて、歩いて1分。
港に到着。早速船に乗り込み、出発!
いいお天気になってよかった♪
海を覗き込むと、浅いところは海底が見えるほど、
透明度もいい!
見所を、船長さんがマイクを通して紹介してくれます。
そのうちのいくつかをご紹介します♪
まずは、フレペの滝
はい、ごめんなさいw
朝だったので、逆光で・・・(言い訳)
この滝は、川がなく知床連山に降った雪と雨が地下に浸透し、
垂直に切り立った約100mの断崖の割れ目から流れ落ちています。
ホロホロと流れ落ちるさまが涙に似ていることから、
地元では「乙女の涙」という愛称で親しまれているそうです。
ちなみに、この滝には展望台があり、
知床自然センターから遊歩道を歩いて片道20分程です。
また、積雪期は、歩くスキーやスノーシューなどで
トレッキングができるそうです。
また、 最近になって、
すぐ近くにある滝が「男の涙」として紹介されています。
それがこちら↓
残念ながら、この滝には陸上からは行く事はできません。
そしてこれが知床八景の1つ、
カムイワッカの滝↓
この滝が海に流れ出ているところが、
色が違うことに気づかれました?
実はこの水、温泉が混じっているので、
色が違うそうです。
滝の上流には、カムイワッカの湯の滝といって、
川にいくつもの滝があり、その川を流れる水には、
活火山である知床硫黄山の中腹から涌き出る温泉が
川に流れ込み、川全体が流れる温泉のようになっています。
そのカムイワッカ湯の滝には歩いていけますが、
写真のカムイワッカの滝には歩いていけません。
ちなみに、「カムイワッカ」とは
先住民族のアイヌ語で“神の水”と云う意味です。
昔、流氷の上を歩いてくると、
滝が全部凍っているのに1つだけ流れている滝があり、
この水を飲んでみると、飲めない水でした。
アイヌの人達はこれはきっと神様の飲む水だ
ということでカムイワッカと名づけたということです。
よ~く見てください↓
たぶん見えません。w
実はこの中に熊の親子が写っています。
最近のニュースでは、熊がいろんなところで出没し、
人に危害を加え、殺されていますが・・・
ルシャといわれるこの場所で船を止め、みんなで熊を探しました。
相方さんが熊を発見!
よく見てみると、後ろに子熊が2頭!!
ちょっと遠かったけど、野生の熊を見れてラッキー♪
と、私は思いました。
う~ん、今この感情を言葉にすると、
怒る方もいるかもしれませんが、
「知床半島でヒグマの親子を見ることができた」
ということで、許してください;
知床半島の海から見える岩にはいろんな名前がついています。
ほとんどが、形が似ているからという理由の名前。
たとえば、こけし岩、たこ岩、ゾウの耳・・・
では、この写真の岩の名前は何でしょう?
①
②
答え。
①は亀です。
まあ、言われれば。。。
②はわかりますよね?
いろんな岩があったなかで、言われなくても分かりました。
答えは犬です。
私はビーグルに見えますw
船に乗っていた、ショップでアルバイトをしているおじさんいわく、
ここはすごい!という場所がここ↓
5月、6月には、崖一面に様々な高山植物が咲き誇るそうです♪
そして、ここが折り返し地点の知床岬↓
知床半島の先端、知床岬。
雲がかかっていましたが、うっすら国後島が見えました♪
後は、同じ航路を引き返しました。
行きとはまた、違った角度から知床半島を楽しみ、
11:55 クルーズ終了
海の上から知床半島大満喫!
かもめが大きかった!
12:05 ショップ出発
エゾシカさんたちを見ながら、知床半島を少し北上。
13:20 知床五湖駐車場 到着
海から堪能した後は、陸から★
ということで、知床五湖をトレッキングすることに。
熊が出没するので、駐車場横のレストハウスで、
熊よけの鈴を無料で借りました。(但しデポジット1,500円)
13:30 トレッキングに出発。
知床五湖とは、名前の通り、5つの湖があり、
その湖脇に木道が敷かれていて、
湖を見ながら森の中を歩けるようになっています。
ところどころにある案内板に従い、
5つの湖をすべて見るコースを選択。
この知床五湖は普通の湖とは違い、川が流れ込んできていません。
湖の水はどこから来ているかというと、
湧き水だそうです。
五湖はそれぞれの名前が独特!
たとえば富士五湖は
河口湖や山中湖など1つ1つの湖に名前がついてますが、
知床五湖は一湖、二湖、三湖、四湖、五湖!
そのまま!!
ある意味独特ですよね?w
それぞれの湖の情報看板とベストショットです↓
一湖↓
二湖↓
三湖↓
四湖の看板は撮り忘れてました;
四湖↓
五湖↓
14:55 知床五湖トレッキング終了
レストハウスで鈴を返し、お土産やさんをふらふらしていて、
見つけちゃいました。
限定ソフト好きなんです。
知床でしか食べられない、はまなすとこけもものソフトクリーム♪
おいしいっ☆
15:05 知床五湖 出発
駐車場を出ると、今から知床五湖に行く人たちの車の列がずら~っと。
早めに来ててよかった♪
15:20 知床横断道路
朝から知床クルーズ、知床五湖と知床半島の西側ばかり見ていたので、
最後に、知床半島の根元近くを西から東に横断することに。
ここはだいぶ紅葉が進んでました★
15:30 知床峠 到着
ほぼ頂上近くに展望台が。
ずーっと奥のほうに択捉島が見えました。
峠を境に天気が違うことがよくあるらしく、
この日も峠を境に天気が悪くなり、すごい風が・・・
15:45 熊の湯露天風呂 到着
せっかく羅臼にやってきたので、
昨日にひきつづき、秘湯に入っていくことに。
ここは混浴ではなく、男女別。
そして女性のほうは脱衣所、壁があります。
男性の方は、川向こうの駐車場からも見えるほど、オープン。
脱衣所も壁もなし。
↑一応、これは私(女性)が撮ったわけではありませんw
(女性の)お風呂には地元のおばあちゃんがいっぱいでした。
そのおばあちゃんたちにお風呂の入り方を教わりました。
その1 お湯はとっても熱い。
なので、何度もかけ湯をして、熱さに慣れてから入る。
その2 お湯は硫黄成分が含まれているので、髪が痛む。
気になる人は、壁のところに並べてある、
焼酎大五郎のおっきなペットボトル(3.8ℓ?)に、
水のホースから水をいれ、お風呂の中に入れておく。
そうすると水があったまるので、髪や体を流す時に使う。
脱衣所にたくさんの風呂桶がおいてあり、自由に使えます。
そして、シャンプーや石鹸の使用OKです。
ただし、シャンプーや石鹸は置いてないので、
自分で持っていってください。
この露天風呂も料金は無料。
ただし、地元の人が管理をしてくれているようで、
脱衣所にお気持ちのお金を入れる箱があります。
17:00 熊の湯温泉 出発
元来た横断道路を引き返して、
いよいよ、知床とお別れ。
大満足の1日♪♪
18:20 斜里町 到着
夜ご飯と明日の朝ごはんを調達。
19:30 斜里町 出発
20:50 美幌峠 到着
明日は、屈斜路湖、摩周湖、阿寒湖を回るため、
屈斜路湖近くの道の駅にて車中泊
おやすみなさいzzz
★★知床半島紹介★★
知床は2005年7月にユネスコの世界自然遺産に登録されました。
世界自然遺産に登録されるに当たり、評価されたのは、
「海から陸へとつながる生態系がわかりやすく見られること、
希少な動植物の生息地となっていること、
そしてこれらを保全していくための管理体制が整っていること」
だそうです。
また、その自然遺産に登録された知床半島の自然とは。
①山
知床半島の山々は1,200m~1,600m級の壮大な山々が連なり、
知床半島の中心を背骨のように貫いている。
代表的なものは羅臼岳(1,661m)、斜里岳(1,547m)、
海別岳(1,419m)、硫黄山(1,562m)など。
知床半島は緯度が高いため、
知床の山々は本州の3,000m級の山と
同じような厳しい気象条件であり、
本州では2,500m以上に分布する高山植物を
知床では標高1,000mほどの低標高で見ることができる。
②川
知床半島には斜里側(半島の西側)に39、
羅臼側(半島の東側)に38の
合計77本の川が流れている。
海からすぐ山が立ち上がるような急峻な地形の知床半島。
そこを流れる川には、
上流・中流・下流とのどかに流れ、
大河を形成する時間もなく、
足早に海へと流れ落ちる。
そのため、『上流しかない』細く急な流れの川が
数多く存在することになった。
秋にはこれらの川に
海の栄養をたっぷり蓄えたサケやマスが遡上し、
知床の川は海と陸の栄養の循環の大動脈としての役割を果たす。
③半島を囲む海
オホーツク海は世界でもっと低緯度にある凍る海。
カムチャッカ半島・千島列島・北海道によって囲まれた
この海域は他の海との海水の行き来が少なく、
水深も浅いため、
アムール川からの大量の淡水が注ぎ込むことで
流氷が生まれやすくなる要因がそろっている。
流氷が知床に到着するのは例年一月下旬ごろ。
流氷が運んでくる豊富な栄養分がプランクトンをはぐくみ、
小魚やそれをえさにするクジラやイルカ、
アザラシ、トドなど海獣類、海鳥など、
さまざまな海の生き物がその恩恵にあずかっている。
④野生動物
エゾシカ、キタキツネ、ヒグマ、エゾリス、シマリス、
モモンガ、エゾクロテン、エゾタヌキなどの陸の哺乳類の他、
クジラ、イルカ、シャチ、アザラシ、トドなどの海の哺乳類、
オオワシやオジロワシ、シマフクロウ、
ケイマフリをはじめとする鳥類など、
知床で見られる野生生物は数を上げればきりのないほど。
生き物の種類の多さは、知床という土地が、
それだけ多様なエサ資源と生息環境をそろえているからこそ。
豊かで多様な森と海に恵まれた大自然の証でもある。
⑤野生植物
海から山へとつづく急峻な知床の地形は、
海岸草原から高山というバラエティーにとんだ
植物相を一挙に見せてくれる。
高山植物を楽しむのも、
知床なら少し山に登れば見ることができる。
湖や沼が多いので、ネムロコウホネやイワベンケイ、
ワタスゲなどの湿地の植物も楽しめる。
海岸草原地域では風の向きに
ゆがんで育ったカシワの林が広がり、
知床の厳しい風土を感じさせる。
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