Ottawaオタワ
2011年6月10日金曜日
まだ、オンタリオ州の旅1日目です(笑)
朝9時半にWaterlooウォータールーの街を出て、KingstonキングストンからRideau Heritage Routeリドー歴史街道を通り約10時間かけてOttawaオタワにやってきました。
まずは、渋滞するダウンタウンの中を通り、2日間宿泊するバックパッカーズホテルへ。
ホテルの情報を伝える前にOttawaオタワの街について。
Ottawaオタワ**
オンタリオ州の南東に位置するOttawaオタワはカナダの首都。オンタリオ川を挟んで、ケベック州のGatineauガティノーと向かい合っている。英語・フランス語がどちらも多く使われ、街の人々も二ヶ国語を話す人が多い。
1854年に市街再編の際、川の名からOttawaオタワに改名された。当時首都の決定を巡ってQuebec Cityケベック・シティ、Montrealモントリオール、Kingstonキングストン、Torontoトロントの4都市が激しく競い合ったが1857年イギリスのビクトリア女王は、当時英国植民地であった連合カナダの首都をオタワに制定した。当時、英語圏のオンタリオ州とフランス語圏のケベック州の両勢力の対立が問題になっていたところ、その中間地点にあるオタワが両州のかけ橋となるべく選ばれた。
以来150年をかけて計画的に開発された街は、国会議事堂など政府機関が集まるParliament Hillパーラメント・ヒルを中心に整然と広がり、まるで全体が庭園のよう。オタワ川の対岸に広がるケベック州Gatineauガティノーと共に世界有数の美しい首都圏を作り上げている。カナダを代表する博物館や美術館も数多くあり、この国の歴史や文化を知るには最適の場所。さらに世界遺産にも登録されているRideau Canalリドー運河の起点があるのもOttawaオタワ。運河は5月~10月の間はクルーズ用のルートとして、そして冬の間は世界最長の屋外スケートリンクとして有名。また、春のチューリップフェスティバルや冬のウィンタールードなど、イベントも盛んに行われ、首都ならではの魅力をオールシーズン体験することができる。
宿情報**
宿泊したのはOttawa Backpackers Innオタワ・バックパッカーズ・イン。↓
建物は地下1階地上2階建ての大きな一軒家。左隣の建物もこちらのバッパーです。
1人1泊$25で、セミプライベートルームを選択。
お部屋↓
地下にあるこちらの部屋?は、同じような部屋が5~6ほどあり、地下1フロアを壁で区切り、入口はカーテンでプライベート空間にできるようになっています。
ベッドの周りの壁には手書きの絵が。バッパーの中いろんなところに絵が描かれています。
館内は土足厳禁で、猫が飼われています。
1階部分はリビングルームとキッチン。バスルームは各階に1か所ずつあります。
2階はシェアルームとなっています。
キッチンは自由に使えます。お鍋などのキッチン用品、食器は整っており、大きな冷蔵庫もあります。
ただ、一般家庭のキッチンなので、4つ口の電気コンロが1か所、シンクが1か所、4人がけテーブル、サイドボードがあるといった感じです。3人ぐらいで同時に調理をしようとするとちょっと大変ですが、時間を見はかれば問題ありません。
キッチンにあるコーヒー&紅茶は無料。
館内WiFiが無料で使えます。
パーキングもあり、1日1台$7です。
あと、Byward Marketバイワード・マーケットまで徒歩約5分と町の中心のすぐ近くで、主な観光場所に徒歩で行けるという便利な場所です。
バッパーで晩御飯を作って食べた後、ちょっとお散歩へ。歩いて15分のところに公園があり、高台にある公園からRideau Canalリドー運河が見下ろせ、運河の反対側には”ヨーロッパの建物”といった感じの建物が見えました。近くに会った看板を読むと、それがこの町で有名な国会議事堂の建物でした。
観光は明日にとっておき、9時過ぎにやっと暗くなり始めたOttawaオタワの街を歩きバッパーに戻りました。
2010年6月11日 土曜日
晴天!
暑くもなく寒くもなく、観光にはもってこいの日でした。
まずは、昨日から気になっていた国会議事堂へ徒歩で向かいます!!
国会議事堂の手前の橋を渡ると、橋の下はRideau Canalリドー運河でした。↓
Rideau Canalリドー運河**
1832年に開通した運河で、オタワ川の流れるオタワ市からオンタリオ湖畔のKingstonキングストン市までの202kmを結んでいる。運河は現在でも観光やレクリエーションのために使われており、市内の多くの公園や景色のきれいな場所を流れている。冬には世界最長のアイスリンクになる。2007年にはユネスコの世界遺産に登録された。
ダウンタウンから少し坂を上った先に国会議事堂はありました。
Parliament Bilding国会議事堂**
オタワ川沿いのParliament Hillパーラメント・ヒルに建っているネオゴシック様式の国会議事堂は1859-66年にイギリスのビクトリア女王の命で建造されたカナダ初の国会議事堂。Centerセンター、Eastイースト、Westウエストの3つのブロックに分かれ、センター・ブロック中央にはPeace Towerピース・タワーがそびえる。この建物がOttawaオタワの町で一番高い建物で、無料で一般見学可能。エレベータの中から、タワー内にあるカリヨンの鐘が見られる。地上60mの高さにある展望台から街が一望できる。
個人でも入館可能だが、英語とフランス語の無料のガイドツアーがあり、個人で行くと入れないところも見ることができる。
East Blockイースト・ブロック↓
West Blockウエスト・ブロック↓
せっかくなので無料のガイドツアーに参加することにしました。
Center Blockの建物の向かって右側にあるテントの中で申し込むことができます。
ガイドツアーの受付↓
何時何分の英語orフランス語ツアーに参加したいか伝えると、
こちらのようなカードをもらえます。↓
書かれた時間にテントの下で待っているとガイドさんがやってきてツアーが始まります。
中でカードを返却するのでなくさないようになくさないでくださいね♪
ガイドツアーはCenter Blockセンターブロックの中だけです。
まずは入口で持ち物検査です。空港ほど厳しくはないのでペットボトルなどは持ち込めます♪
ガイドさんの後に続き館内を移動しながら、要所要所説明してもらいます。
総理大臣が報道記者を前にインタビューを受けるところ?↓
国会↓
図書館↓
本棚と机↓
色んなところに絵がかかっています。
こちらはエリザベス女王の絵画↓
約30分ほどでガイドツアーは終了。
その後は個人で見学することができます。
まずはCenter Blockセンターブロックの建物の真ん中にあるPeace Towerピース・タワーに登ってみました。
展望台に上るエレベーターの中のきれいな職員さん↓
Ottawaオタワ1の高さの建物のタワーの展望台からは街を見下ろすことができます。↓
奥から、ケベック州Gatineauガティノーの街、オタワ川、オタワ川にかかるAlexandra Bridgeアレクサンドラ橋、一番手前の丸くとんがった屋根が先ほどガイドツアーで見た図書館の屋根です。
北東の方向に見える建物は、National Gallery of Canadaカナダ国立美術館、その美術館の右の2つの尖塔のある建物がノートルダム聖堂です。
こじんまりした展望台の中にはこんな質問が書かれた看板も。
“Canadian flags-everywhere! How many can you see from here?”
(カナダの国旗がそこらじゅうに!ここからいくつの国旗が見える?)
展望台から見たWest Blockウエスト・ブロックの建物。↓
East Blockイースト・ブロックの建物。↓
展望台に行くエレベータの乗り場の奥には小さなチャペルが。↓
きれいなステンドガラスの窓がついたそのチャペルの真ん中には1冊の本がガラスのケースに入っています。↓
この本には、戦争などで命を落とした人の名前が書かれ、1日1ページずつ11時にカリヨンの鐘の音と一緒にめくられ、1年間に1度それぞれ故人の名前のページが開かれるようになっているそう。
国会議事堂内のお土産物を売っている売店でポストカードを買い、正面玄関から外に出ました。
出迎えてくれた…↓
さっき登っていた展望台は真ん中の塔の時計の下あたりです。↓
これから街の観光に。
昨日から気になっていたレンタサイクル。
国会議事堂前のインフォメーションで教えてもらって、新しくできたレンタサイクルで市内を回ってみることにしました。
レンタサイクルのステーションに向かう途中↓
お昼ご飯↓
土曜日のこの日でも街角にはホットドッグを売るバンが何台も止まっていました♪
自転車の街オタワ。オタワ川の両岸やRideau Canalリドー運河の両側など自転車で走れるルートが完備され、美術館や博物館の前はもちろん、色んなところに自転車を止めれるスタンドが設けられている街は、歩いてすべての観光場所を周るには少し広すぎ、自転車にもってこいの街です。休日には親子で自転車に乗ってサイクリングをする市民の親子の姿もあちこちに。
私たちが使用した
“BIXIビクシー”と呼ばれる新しい市内レンタサイクル**
ここOttawaオタワには2011年5月18日に誕生したbixiビクシー。その他、TorontoトロントとMontrealモントリオールにもこのbixiビクシーが設置されているそうです。
Ottawaオタワと隣のGatineauガティノーの主な観光場所の近く10か所にこのような自転車が止まるステーションが設けられています。(現時点)
自転車の数はすべて合わせて100台。(Torontoトロント:80ステーション1000台、Montrealモントリオール:405ステーション5050台)
使用するにはクレジットカードが必要。↓
画面の指示に従い選びます。
画面の表示はとっても簡単ですが、英語とフランス語のみです。
$5+税で24時間使用可能。($12+税で72時間使用可能)
デポジットとして1台$200かかります。
ただし、わかりづらいですが料金は$5+税という訳ではありません!
1回の使用時間によって料金が異なります。
使用料金が$5+税。これが最低金額。(72時間も同じ使用時間に対する追加料金は同じ)
0-30分の使用 $5+税に含まれている。
31-60分の使用 +$1.5
61-90分の使用 +$1.5+$3
それ以降30分ごとに +$1.5+$3+$6+…
となります。
24時間以内なら、何度乗っても、どこのステーション(自転車置き場)から借りても、またどこのステーションにかえしてもOK 。
つまり、何度借りても、1回ずつの使用時間が30分以内であれば、追加料金がかからず借りれるので、最初に払った$5+税だけでいいということになります。
逆に1度もステーションに返さず乗り続けると、どんどん追加料金がかかり、2時間乗り続ければ最初の$5に加え$10.5かかるという風になっていきます。
うまくステーションを探しながら行くと安く済ませることができます。
但し、1回ステーションに返すと5分間ほど次の自転車を借りるまで待たないといけません。
そして、まだまだ新しいので、自転車のステーションが載っている地図が結構間違っています(笑)
30分以内に次の場所まで行って返そうと急いでる時に限って見つからないものです(私たちがそうでしたw)。
ここは日本じゃない。というおおらかな気持ちで乗ってください(笑)
私たちはインフォメーションで聞いた情報自体が間違っていて、1度ステーションに返したら、次に自転車をどうやって借りたらいいのかわからなくなり、ステーションに書いてあった電話番号に電話するとつながりませんでした。
なんと、ステーションに書いてある電話番号自体も間違っているのです!!(2011年6月現在)(笑)
BIXI自転車の借り方**
毎回自転車を借りるときには最初に使用したクレジットカードが必要。
1枚のクレジットカードで自転車2台まで使用可能。
最初の支払いが終わると、番号の書かれた紙が出てきます。↓
自転車を選び(サドルの調整可能、3段階ギア付)、前のタイヤの左側にある1-3の押しボタンを、紙に書かれた番号通り押すと、ピーという音とともに青いランプがつきロックが外れます。↓
スタンドから取り外し、自由に乗れます。
ただし、ステーションではない場所に止めようと思っても鍵がないので、自転車を置いてどこかに行くことは難しいです。
自転車の前方にはかごではなく、ゴムがついていて、小さめのバッグならとめれます↓
ステーションに返す時は、
あいているスタンドを探し、
ここに前のタイヤを思いっきりはめ、ピーという音が鳴りロックがかかれば返却終了。
再度借りる場合は、もう一度自販機にクレジットカードをさして、新しい暗証番号を得て同じ作業を繰り返せばOKです。
もう借りないとしても、1度返してしまえば、後は何の手続きもしなくていいです。
街の中、このBIXIの自転車で走っていると、けっこう声をかけられました。
「どういうシステム?」
「料金は?」
などや、市内を走っている同じ自転車に乗った人とは、
“Hi.”とあいさつをしたりしました(笑)
やっと街の観光の話にw
自転車だとこんなところまで行って遠くから国会議事堂が見れます♪↓
Ottawaオタワ川を渡りGatineauガティノー側にやってきました。
オタワ川の両岸はこのような遊歩道が整備され、歩行者、自転車両方通行可能です。
ここはジャック・カルティエ公園の中↓
オタワ川を挟んで見える国会議事堂↓
ゲーム”スーパーマリオ”に出てきそうなキャラクターに見える建物↓
実際はCanadian Museum of Civilizationカナダ文明博物館で、大陸形成をイメージして作られた建物だそうです。。。(ごめんなさいw)
ここでBIXIビクシーを借りる方に注意。
ステーションの位置がのった地図では、この近くのステーションの位置はAlexandra Bridgeアレクサンドラ橋の近くになっていますが、実際はAlexandra Bridgeアレクサンドラ橋からCanadian Museum of Civilizationカナダ文明博物館の方向に向かった博物館より奥にあります。
ケベック州Gatineauガティノーとオンタリオ州Ottawaオタワを結ぶオタワ川にかかるAlexandra Bridgeアレクサンドラ橋。↓
Ottawaオタワ側に戻ってきて、またオタワ川沿いに下ります↓
国会議事堂の下ではRideau Canalリドー運河がオタワ川にぶつかります。そこにはたくさんのロック(水門)が↓
国会議事堂の建つ丘の下をオタワ川に沿ってサイクリングしていると…↓
自転車だからこそ時間を有効活用し、色んなところに行け、また写真を撮りたいところで自由に止まれ、街を満喫できるような感じがします。
またこんなのも発見。↓
少年と少女がデート中?男の子は積極的に女の子に近寄ってます。
反対に女の子は???↓
うん…さすが美術館や博物館が集まる街!
オフィス街を抜けRideau Canalリドー運河へ↓
アップダウンがちょっときついOttawaオタワの街。(そう感じたのは私たちが通ったルートのせい??)
疲れたので、自転車を止め、徒歩にてNationa Gallery of Canadaカナダ国立美術館へ。↓
Nationa Gallery of Canadaカナダ国立美術館**
ネイティブ・アート、中世ヨーロッパ、19-20世紀の現代アートまでコレクションは幅広い。世界各地からのコレクションがあるが、中でもGroup of Sevenグループ・オブ・セブンという画家グループの作品や先住民イヌイットの彫刻や工芸品の展示が充実。
東京のどこかで見たことのあるオブジェが…(六本木ヒルズ)
ガラス張りの建物はカナダ人の建築家によるもの。
この美術館の道を挟んだ反対側には、
Cathedral-Basilica of Notre-Dameノートルダム聖堂が。↓
Cathedral-Basilica of Notre-Dameノートルダム聖堂**
現存するオタワで最古の教会。1839-85年の間に建設された。ステンドグラスがとても美しい。日曜の9-10時のミサ以外、開館時は無料で見学可能。
土曜日のこの日は結婚式が行われていて、ちょうどタイミング悪く中に入ることができず…
日曜の朝再チャレンジしました。(ミサ中はミサに参加する人のみ入れるが写真撮影、私語禁止です)
中の様子↓
天井の青がきれい↓
入口側のステンドグラスの上のほうの左右2か所のハートがかわいい↓
バッパーへ戻る途中、自転車に乗った警察官に先導され、自転車に乗った何かを主張する人たちに遭遇。
趣旨はよく分からず(笑)私たちが乗ったBIXIに乗っている人も!(笑)
ノートルダム聖堂からバッパーまでは徒歩15分ほど。
小雨が降り始めたのでバッパーに戻り車に乗り、ちょっと遠い場所にあるカナダ総督の公邸(リドーホール)と首相官邸を見に行きましたが、道路からは総督公邸は広すぎて庭と建物の一部しか見えず、首相官邸は一般の家よりちょっと大きめといった感じのおうちでそのままドライブをしてこの日の観光は終了でしたw
1日時間をうまく使えば要所は見ることができるほどこじんまりした首都です。
ただ、美術館や博物館に入場したり、街をじっくり見たい人にはもっともっと時間が必要です。
また、フランス文化の影響がある街なので、街中にある家や1軒1軒のお店がおしゃれで入りたくなってしまいます。
街中を歩けば聞こえてくるのはフランス語。道を歩く人もどこかおしゃれで洗練された感じ。
街の中に緑があふれ、大きな川も流れ、住むにはとってもいい街のような気がしました。
ただし、フランス語が…
旅行者の方へ。
首都なことだけはあって、一番の繁華街の辺りはちょっと早朝や夜は物騒な感じ。
細い道や人気のない道人がたむろっている道、ちょっと危険な香りのする道もありました。
そこは十分に気を付けてくださいね!
2011年6月12日 日曜日
本日はOttawaオタワを出発してAlgonquin Provincial Parkアルゴンキン州立公園をめざします。
出発する前に1つ残った観光場所へ。
オバマさんのポスターに迎えられました(笑)
やってきたのはバッパーから徒歩約5分。Byward Marketバイワード・マーケット↓
Byward Marketバイワード・マーケット**
1840年代から市民の台所として親しまれてきたマーケット。中には魚、肉、パン、チーズのお店や、日本食、中華などのテイクアウトのお店、カフェなどが入っている。また、このあたりは中心街となっている。
朝食をこの中のカフェで食べ、いざ霧がかったOttawaオタワにさよならして次の場所へ!