5月末の2泊3日、世界遺産カナディアン・ロッキーの旅
2010年12月1日にカナダにやってきて、半年がたった5月上旬、急な用事で3週間ほど日本に一時帰国してきました。
カナダに戻る飛行機のチケットがCalgaryカルガリー経由だったので、これはCalgaryカルガリーを観光しろということだ!っと勝手に解釈し、2泊3日ストップオーバーしていくことにしました。
Calgaryカルガリーがどんな街だかよく調べもせず、「ロッキー山脈の近く」ということだけで、決めてしまいました。チケットを手配してから調べてみると・・・「カナディアン・ロッキーの玄関口」というのはあたっていましたが、玄関口であっても実際にカナディアン・ロッキーの中の最初の町(Banffバンフ)までは車で約1時間40分(140㎞)もあることが判明。
ということで、Calgary International Airportカルガリー国際空港からレンタカーを借りて、カナディアン・ロッキーの中のLake Louiseレイク・ルイーズという街で2泊することにしました。
2010年12月にVIA鉄道でカナダを横断した際、電車でカナディアン・ロッキーカナディアン・ロッキーを横断し、Jasperジャスパーというカナディアン・ロッキーの中の街で約1時間途中下車をしました。ただ、その時は通っただけ、という感じだったカナディアン・ロッキーを今回は満喫したいと思います!
ここで、世界遺産のカナディアン・ロッキーとは**
カナディアン・ロッキーとして世界遺産に登録されているのは、北米大陸を縦断するロッキー山脈にあるジャスパー、バンフ、ヨーホー、クートニィの4つの国立公園と、マウント・ロブソン、マウント・アシニボイン、ハンバーという3つの州立公園を合わせた計7つの自然公園。総面積は2万3401㎢にわたり、3000m級の山々と湖、氷河が連続する美しくダイナミックな景観を見せる。
2010年5月25日水曜日 1日目
成田空港を飛びたち約10時間。カルガリー空港に到着。
さっそく空港の目の前にあるいくつかのレンタカー会社の中から、私たち愛用のEnterpriseで予約していたレンタカーをピックアップ。
まず目指すはショッピングセンター! (笑)
カナダから日本に一時帰国するときはロッキーに寄り道するなんて思ってもみなかったので、完全に日本の5月仕様の服装&装備の私たち。
寒さ対策のものを一切持参していなかったので、とりあえず空港から車で約10分の距離にあったショッピングセンターで、パーカーを購入。レンタカーなので何とかなるかなということで、パーカーですが、レンタカーではない方はもっと厚着を準備しておくことをお勧めします!その理由はのちほど。
Calgaryカルガリーからずーっと、カナディアン・ロッキーの中もハイウェイが延びているので、道は完全に整備され、運転は比較的楽です。
Calgaryカルガリーから車を走らせること約1時間半。Canmoreキャンモアというカナディアン・ロッキーに入る手前の最後の街で3日間の食糧を買い出し。
そしてCanmoreキャンモアを出発してすこしするとカナディアン・ロッキーの入口が見えてきました。ここで入園料を払います。
**国立公園の入園料**
ジャスパー、バンフ、ヨーホー、クートニィのすべての国立公園で共通で期限内ならば何度でも出入りできる。
<入園料>
1日
大人(17歳~64歳) $ 9.80
シニア(65歳以上) $ 8.30
ユース(6歳~16歳)$ 4.90
家族またはグループ(1台の車で7人まで)$ 19.60
年間パス
大人(17歳~64歳) $ 67.70
シニア(65歳以上) $ 57.90
ユース(6歳~16歳) $ 33.30
家族またはグループ $ 136.40
窓口で何日間分か伝え支払いをします。それと一緒に国立公園の地図をもらいました。
車1台で3人以上で行くとお得ですが、2人の場合結構お高めだな…という感じですが、そこは国立公園。仕方ない…道もきれいだし…
国立公園のゲートを通ってから車で約15分。最初の町Banffバンフに到着。
Banffバンフ**
バンフの町はバンフ国立公園内にあり、ロッキー山脈観光の中心地。
国立公園内にあることから、環境保護などのために居住者はバンフの中で働くかバンフを拠点に働く人(及びその家族)に限られている。また、日本人も多く住んでいる。
夏季のロッキー山脈登山、冬季のスキーなどで賑わうリゾート地である。また、周囲の山には温泉も湧いており、温泉保養地としても人気が高い。
休憩も兼ね、Banffバンフの街を観光していくことに。
Bow Fallsボウ滝↓
Bow Riverボウ川にある滝で、マリリン・モンロー主演の映画「帰らざる河」の舞台となったことで有名。
滝!?えっ!?これが!?とつっこみたくなるような滝ですw
それでも、バスで観光客は来ていました(笑)
Bow Riverボウ川↓
Upper Hot Springsアッパー温泉↓
バンフの町のすぐそばにそびえるSulphur Mountainサルファー山の中腹にある温泉施設。湯の温度は37~40度とちょっぴりぬるめ。
ただ、日本の温泉を予想してはいけません。↓↓↓
しかも、においは硫黄臭ではなくプールの消毒の臭い!
(カナダの温泉は源泉を消毒して使っているためだからだそう)
う~ん…日本人には温泉としては楽しめなさそう。温泉プールとしてなら景色と合わせていいのではないでしょうか!!
そんな私たちはもちろん水着を持っていないので退散。(ちなみに水着はレンタルできるようです)
Banffバンフのダウンタウンはこじんまりしていますが、お店が立ち並び、観光地といった感じです♪ (写真は撮り忘れました…)
ざっと、Banffバンフを観光しさらにカナディアン・ロッキーを北西に進んでいきます。
車窓からのカナディアン・ロッキー↓
何山だかさっぱりわかりませんが、雪がまだ残るきれいな山々の景色を見ながら、Banffバンフから車で約50分。
Lake Louiseレイク・ルイーズの町に到着です!
Lake Louiseレイク・ルイーズの町は同名の湖の周辺に拓けた小さな町。町の中心は1つの交差点の区画のみ。
この町でユースホステルに2泊していきます♪
Hostelling International Lake Louiseレイク・ルイーズ国際ホステル↓
1泊1人約C$50。トイレは部屋にあり。共同キッチン付。快適な談話室もあります。1フロアに4つのシャワールーム。
この時期カナダは遅くまで明るいので、荷物を部屋に置いてちょっぴり町を散策することに。
この日もどんよりした天気ですが、次の日以降も天気は良くない予報。雨が降ってないうちにこの町のメインのLake Louiseルイーズ湖に行ってみました。
Lake Louiseルイーズ湖↓
レイク・ルイーズの名前は、ヴィクトリア女王の4女でありカナダ総督ジョン・キャンベル夫人であったルイーズ・キャロライン・アルバータに由来している。アルバータ州の名前も彼女に由来している。
氷河から解け出た水に含まれる岩粉により、湖は独特なエメラルド色をしている。湖周辺ではハイキングや登山の他、スキーを楽しむこともできる。水面の標高は1536m である。
湖の東岸には、シャトー・レイク・ルイーズというホテルがある。このホテルは AAA と CAA により、4つ星のホテルに格付けされている。このホテルは19世紀末から20世紀初頭にカナダ太平洋鉄道が建設したもので、同じロッキー山中のバンフ・スプリングス・ホテル、ケベックのシャトー・フロンテナック等とともにフェアモント・ホテルズ系列である。いくつかのハイキングコースがこのホテルを出発点にしている。
残念ながら、太陽が出てないのでエメラルドには見えません…それでもきれいなのは十分わかります!!
ただ…↓
5月末でオフシーズンの意味が分かりましたw
カヌーができるそうですが、もちろん今の季節はできません(笑)
観光客もほぼおらず、静かな湖を味わうにはもってこいでした!
ちなみに、このようなシカは3日間で結構見かけました。あと、小型のリスもたびたび。2日目には、車でハイウェイを走っていると、道路わきでコグマも見かけることができました♪
同じ部屋に泊まっていた人によると、朝7時半ごろLake Louiseレイク・ルイーズの町からLake Louiseルイーズ湖に行く途中の道でクマに遭遇したそうです。町から湖まで徒歩で向かう人を数人見かけましたが、その話を聞いたら、私たちは車で行ってよかったと思いました。
徒歩で行く方、十分に気を付けてください。
ただ、このカナディアン・ロッキーの中は景色もきれいですが、いろんな動物たちと出会えることもとってもいい機会です!
2011年5月26日木曜日 2日目
本日は1日カナディアン・ロッキーを満喫します!
まずはハイウェイをJasperジャスパー方面へと北上していきます。
結構上ったり下ったりを繰り返します。
このLake Louiseレイク・ルイーズとJasperジャスパーを結ぶハイウェイ#93は”Icefields Parkwayアイスフィールド・パークウェイ”とも呼ばれ、ハイウェイ沿いには見どころが点在している。
まず1か所目に向かったのは、このハイウェイでの1番の見どころ、コロンビア大氷原。そこまでの道沿いの様子です。↓
山によって横だったり縦方向に歪んでいたりしますが、この理由は…
ロッキー山脈の基礎となるのは、15億年前の北米西海岸沿いの海底地層だそうです。2億年前から7500年前の間に起きた地殻変動により大陸のプレートが圧縮され、その結果、海岸沿いの海底に堆積した水成岩が隆起して、現在の山脈が誕生したそうです。
その後の氷河期に厚さ4000メートルの氷が山頂を覆い、やがて、氷河侵食がおこり断崖絶壁や切り立った峰が形成され、現在の姿となったそうです。
この縞模様に見える理由は、このカナディアン・ロッキーは海底の地層であったからだそうです。
Lake Louiseレイク・ルイーズの町から車で約2時間。
Columbia Icefieldコロンビア大氷原に到着↓
総面積325㎢に及ぶ巨大な氷河。道路から見えるのは、このコロンビア大氷原から流れ出すいくつもの氷河の1つ、アサバスカ氷河の末端。
氷河の目の前にはアイスフィールドセンターがあり、シーズン中はそこで雪上車のツアーに参加することができ、氷河の上を歩けるそう。
私たちは、車で行ける一番近いところまで行ってみることに。
写真は大氷原の下のほうから見た駐車場。湖の近くの小さい車が見えますか??
駐車場に車を止め、行けるかな~と雪山を、パンプスで登ってみましたw
何度かはだしの足に雪が触れましたが、雪山を上った目の前には大氷原!
青みがかっているところも見えます。
1870年の小氷河期を境として地球温暖化により氷河は年々後退をしているそうで、ハイウェイから氷河へと続く道沿いには年号が書かれた小さな看板がたっていて、氷河の1番近くの看板には”1992″ と書かれていました。
1992年には氷河がここまであったようです。
1992年から2011年の約20年間でこんなにも溶けてしまったそうです。
5月末のここでは、やっと春が訪れようとしているところでした。
こちら、駐車場にあったもの。結構いろんなところで目にしますが、これなんだかわかりますか?
正解は、ゴミ箱です。動物たちがあけられないよう工夫されています。
そして、駐車場にあったものもう1つ。
高山病に注意の看板。ここは実は標高2000mもあるそうです。
氷河を見た後、トイレ休憩を兼ね、氷河の目の前にあるアイスフィールドセンターに寄ってみました。
建物の中はインフォメーションセンターや、お土産物屋さんがあります。
建物の外からは氷河がばっちり見えます。
ここで氷河についての詳しい説明を♪興味のない方はスキップしてください☆
カナダは過去、4回に渡って大きな氷河時代を経たそうです。アサバスカ氷河とコロンビア大氷原は、かつて大地を削り、現在のロッキー山脈を彫り上げた巨大な氷床の一部だったそうです。
アサバスカ氷河は一時期、北は現在のジャスパーの街の位置まで流れ、さらにほかの氷河と合流して東は大草原地帯、南はカルガリーの先にまで達していたそうです。この数百キロの距離を流れるのに、数世紀もの時間がかかりました。最後の氷河期時代が終わったのはわずか1万年前ですが、それ以降北アメリカのほとんどの氷河は冬に蓄積される雪より夏に溶ける量のほうが多いため、年々後退を続けているそうです。
氷河の誕生**
高い峰や高原に降った雪が、夏の間わずかずつ溶けながらも年々蓄積されていくと、氷原ができます。この雪が30mほどの厚さになると、下層部の雪は圧縮されて氷になり、上部の積雪が増えて氷がさらに厚くなると、最終的には谷からあふれて氷が流れ始めます。これが氷河の誕生だそうです。
雪上車で見に行くことのできるアサバスカ氷河の表面は、静かに流れていますが、スピードはとても遅いためその動きを目で確かめることはできません。氷河を形成する氷の流れは川に似ており、部分により流れる速度が異なるそうです。また、強い圧力がかかった氷河の底の氷はプラスチック上になっており、起伏のある岩の上でも割れずに流れることができます。上層部に行くにしたがって、割れやすくなり、氷河上部にある3つの大きな氷瀑(氷河の崩落部)のような圧力が加えられる部分ではひび割れし、クレバスができるそうです。
氷河が流れ降りる際、その側面は周囲の崖下をえぐり取ってゆき、激しい温度の変動でもろくなった山肌の岩が、氷河の上に落ちていきます。その間、底の氷はその下にある岩を削っていきます。これらの大量の岩や土砂が氷河によって運ばれ、氷河の側面や末端部に堆積したものがもレーンと呼ばれるものです。氷河の側面に堆積した岩をラテラルモレーン(側堆積)、氷河の末端に残されたものをターミナルモレーン(末端堆積)と呼ばれます。谷の中で氷河が流れを停止した場所では、大きなターミナルモレーンを見ることができます。
上の写真たちでいうと、”1992″の看板があったところが、ターミナルモレーン。
上のほうの拡大写真で奥のほうにうっすら見えるのが氷瀑。
氷河の中から水と一緒に溶け出した何万年も前の空気を吸い、自然のすごさに感動しつつ、大氷原まで来た道をLake Louiseレイク・ルイーズの町に向かって帰りながら、行に”後で”と、とっておいた見どころを観光しながら戻ります。
Weddingvale Fallウェディングベール滝↓
Big Bendビッグベンド(大曲がり)と呼ばれる、大きく湾曲した峠道の近くにある滝。
どこかで同じ名前の滝を見た気が… (Niagara Fallsナイアガラの滝)
滝の横から見たBig Bendビッグベンドの峠の下に見える景色↓
Weeping Wallすすり泣きの壁↓
雪解け水が幾筋にも分かれ、切りたった山の斜面を流れています。
これが涙と壁に見えることから、こんな名前がついたそうです。
よく見ると筋というか落差が結構あるので水は霧状になっています。
Saskatchewan River Crossingサスカチュワン・リバー・クロッシング↓
名前の通りSaskatchewan Riverサスカチュワン川がアイスフィールド・パークウェイに沿って流れる川に交わるところに、レストランやカフェ、お土産物屋さん、スナックショップ、ガソリンスタンドが入るお店立っています。
お店が入っている建物↓
そして、建物の裏の山々が見事です♪
建物横のガソリンスタンド↓
Banffバンフ、Lake Louiseレイク・ルイーズ方向からJasperジャスパー方向へ向かわれる方、ガソリンが少ないなと思ったらここで給油していかれることをお勧めします!!この後、当分ガソリンスタンドはありません!
Waterfowl Lakeウォーターフォウル湖(水鳥湖)↓
湖の色と湖に並行してずーっと奥までそびえる山々の景色がとってもきれいな湖。湖の周りにはトレイルもあります。
Peyto Lakeペイトー湖↓
ハイウェイから脇道に入り、山を登ったところにある駐車場(アイスフィールド・パークウェイの最高地点2070m)に車を止め、山の中の道を登ると展望台にでます。その展望台から真っ青な色をしたPeyto Lakeを見ることができます。
この日見たいくつもの湖の中で一番真っ青な色をしていました。どんな空の色よりも濃い青色です。
写真でお伝えできないのが残念。もっと実際は青いです。
見ての通り私たちが行ったときは湖面は一面氷でしたが、それでも青さがわかります。
その凍った青の湖面と上に積もった雪の白さがとってもいいコントラストです↓
ただ、この湖を見るためには1つ問題が。
おそらく夏場であれば展望台へは片道5~10分の山道なのですが、5月末のこの時点でも雪はまだまだあり、パンプスの私はさておき、トレッキングシューズを履いた方もゆっくり歩かなくてはいけないほど、すべりやすい&踏み固められていない雪を踏むと穴に落ちてしまうという道。
慎重に歩いていましたが、何度も滑ってこけそうになり、そして踏み固められていない雪を踏んでしまい、身長157センチの私の足1本丸々(足の付け根まで)雪の穴にはまってしまいました。相方さんに引き上げてもらって脱出しましたが、まだ雪の溶けきっていない間に行かれる方、ご用心を!
いくら見ても飽きない山の美しさ↓
Bow Lakeボウ湖↓
Bow Glacierボウ氷河から流れ出した水によりできた氷河湖。
パークウェイのすぐそばにあります。
Crowfoot Glacierクロウフット氷河↓
Crowfootクロウフットとは”カラスの足”という意味。写真の中央部から横に伸びる白い部分が氷河で、写真の右のほうに山に平行に2本帯状になったものまでが氷河です。今は2本しかありませんが昔は帯状のものが3本あり、カラスの足に見えたためこの名前がついたそうです。一番下にあった指の1本が消滅してしまったそうです。
横になった”ピースサイン”に見えるのは私だけでしょうか…?
Lake Louiseレイク・ルイーズの町の手前でアイスフィールド・パークウェイは終わり、そこからまっすぐLake Louiseレイク・ルイーズの町に戻らず、東に延びるハイウェイを行き、お隣のヨーホー国立公園に寄り道をしていきます!
ハイウェイから脇道に入ったところに、
Emerald Lakeエメラルド湖↓
名前の通り、エメラルド色をした湖。ホントにエメラルド色です。
写真でお伝えできないのがまたまた悔しい…
湖の横にはロッジがたっていて、それが湖とマッチしていい雰囲気を出しています。夏場はカヌーを楽しめるそうです。湖の周りにはトレイルもあります。歩かれる方はクマには要注意です。
ベンチに座り、自然の色の美しさに感動し、元来た道をハイウェイに向かって戻って行きます。
ハイウェイに戻る手前、
岩の下を流れるKicking Horse Riverキッキング・ホース川が岩を削ってできた自然のアーチ↓
歩いて渡れそうな感じがします。私たちが近寄れるのは上の写真の左側にあるコンクリートの部分までなので、残念ながら渡れません。
ただ、アーチの下は小さな滝のようになっており、川の勢いはとっても急です。
アーチ部分を横から見た写真↓
裂け目は意外に広いです。
ハイウェイに戻り、Lake Louiseレイク・ルイーズの町の方向に戻ります。
Kicking Horse Riverキッキング・ホース川と川向こうのFieldフィールドの町↓
ハイウェイのすぐそばを流れるKicking Horse Riverキッキング・ホース川↓
ハイウェイを走っていると、こんなトンネルをよく見かけます。
このトンネル、何のために作られているかわかりますか?↓
答えは、動物用だそうです。動物たちがハイウェイの左右の森、山からハイウェイを横切らず移動できるよう作られたそうです。
AustraliaオーストラリアのGold Coastゴールドコーストにも実は同じようなトンネルがあります。そのトンネルはコアラ用でした。
そのトンネルを見た私の友達が、こんなことを言っていました。
「人間はコアラのためにトンネルを作ってあげたけど、誰がコアラに『これをあなたたちのために作ってあげたよ』って教えてあげるんだろうね?」
(笑)
カナディアン・ロッキーの動物たちにはこのトンネルが自分たちようだと伝わっていることを願います(笑)
Lake Louiseレイク・ルイーズの町の中を通り、町のはずれにある前日行ったLake Louiseルイーズ湖に行く道から横にそれた山道をどんどん登って行きます。
本日の最終目的地、
Lake Moraineモレイン湖↓
Ten Peaksテン・ピークスと呼ばれる山々に囲まれた湖です。カナダの旧$20札の図案に使われた景色は、どれもよかったですが、今日見てきた湖の中で私たちが一番気に入った山と湖の風景です。
湖面はすべて雪に覆われていましたが、夏場に見える湖の色は青く、よくカナダといえば…で見かける景色に使われていたり、ポストカードの写真に使われています。
モレイン湖から山を下る際に見える、深い緑の森と白い雪をかぶった岩山の景色も素敵です↓
前日Lake Louiseルイーズ湖から帰る道で見かけたところと同じところにこの日も鹿?さんたちが。↓
大自然を大満喫し、今日の観光はおしまいです。
明日は、私たちの住む町へ帰るため、朝からCalgaryカルガリーの街に戻ります。
2011年5月27日 金曜日 3日目
本日は観光なしで、ただひたすらCalgaryカルガリーに戻ります。
!?
朝起きると窓の外は雪景色。
山の上の雪が積もっているとかではありません。
窓の外は雪が降っています!
5月末に北半球で雪が見れたことにびっくりです…
昨日まで全く雪のなかったハイウェイもこんな感じ↓
多いところは10センチほど雪が積もっていました。
そして、猛吹雪…
Calgaryカルガリーの街に戻ると雪は一切ありませんでしたが、
それでも、5月末のCalgary International Airportカルガリー国際空港の写真はまるで冬のような皆さんの服装です。
こんな感じで2泊3日(実際1日だけの観光)の弾丸Canadian Rockysカナディアン・ロッキーの旅は終わりです。
夏前にカナディアン・ロッキーに行く方のご参考になれればうれしいです。
カナダ国内の次の旅先はどこになるのでしょうか…