アラスカから続く道の終わりに。ティエラ・デル・フエゴ国立公園へドライブ アルゼンチンその12

2011年11月24日 木曜日

ただいまパタゴニアウシュアイアにいます。

パタゴニアというのは、ほぼ南緯40度以南の地域のこと。
南北に連なるアンデス山脈を境に、チリ側、アルゼンチン側に分かれ、気候、地形ともそれぞれに特徴がある。
面積110万k㎡、日本の約3倍ある広大な土地は、雄大な自然の宝庫。
パタゴニアの国立公園の数はアルゼンチンとチリ合わせて約30か所。
珍しい動植物、山々、氷河、氷河湖等々魅力があふれているそうです。

そんな、30もある国立公園の中の1つに行ってきました。

12時、ブエノスアイレスから一緒にここまでやってきた、マサ君&あっちゃんカップルと一緒にレンタカーをして、ウシュアイアの街から12キロ離れた国立公園へ。

やってきたのは、Parque Nacional Tierra del Fuegoティエラ・デル・フエゴ国立公園

ティエラ・デル・フエゴ国立公園とは。
90種以上の動物や南極ブナの森林などが楽しめる広さ63,000へクタ-ルの公園で、1960年に国立公園に指定されました。

公園内は高低差が少なく、ハイキングやトレッキング用のトレイルもいっぱい。
フエゴ島の自然を満喫できます。
また、ビーグル水道と多くの岩島も公園内から展望できます。

おまけ。
この公園の名前となっているティエラ・デル・フエゴ。
このウシュアイアがある島がティエラ・デル・フエゴ島といいます。
この名前の由来は、1520年にマゼランが大西洋から太平洋に通づる海峡(後のマゼラン海峡)を発見した時のこと。
南にある山肌で先住民が火を焚いてる様子を見て、大地から火が噴いていると錯覚し、Tierra(大地)Fuego(火)と名づけられたという話が残っています。

私たちは、とくにこの公園でこの自然がすごいから!という理由でやってきたわけではありません。

ここにやってきた理由は1つ。

アラスカから続く国道3号線の南の終点がこの公園の端っこにあるから。

国道3号線を1度も走ったことなんてありませんが(笑)

ウシュアイアの町から3号線を走り、公園の入口で入場料1人85ペソ(約1700円)を支払い(高い!!!)そのまままーっすぐ進むと、国道3号線の終点が見えてきます。

その終点に立つ看板。
アメリカ大陸を縦断しているパンアメリカーナ・国道3号線の最南点になり、ブエノスアイレスから3,063km、北端のアラスカからは17,848kmです。

1度も走ったことがない3号線を、完走した気分になりました(笑)

せっかくやってきたので、公園を満喫することに。

公園の南端のラパタイア湾 (Bahia de Buena Madera) 。

ラパタイア湾の遊歩道。

いつも夫婦でいる鳥。

おそらくこれがこの公園のエンブレムの鳥。

そろそろ春になるここ。

そこらじゅうにタンポポや野生の花が咲いています。

展望台から見たラパタイア湾。

3号線を戻りながら、景色のいいところで立ち寄り。

ベルデ湖。
ベルデとは緑という意味。

こういう風に見えることもあるそうです。

私たちが行った日は曇りだったので残念。。。

ピクニックに最適な川。

Lago Acigamiアシガミ湖。
向こうのほうはチリ。

それにしてもきれいな湖。

アシガミ湖近くにあるビジターセンター&カフェテリア。

クリスマス仕様のペンギン親子。

ビジターセンター内のお土産屋さんの中のマネキンは…

ペンギン。。。

すぐそこはビーグル水道。

世界最南端の郵便局!?
ラパタイア湾に面したプエルト・グアラニ。

局員さん1人の小さな郵便局。
とっても優しいおじさん。

壁にはぎっしり切手が売られてます。

おじさんにお礼を言って、地図に“滝マーク”があったので、最後に滝を見に向かいました。

滝へ続く道の横には線路。

そして遠くには蒸気が。

とめて~~~~!!

世界の果て号が、

やって、

来た!!

行っちゃった。

道の終わりに車を止めて歩きます。
この先に本当に滝があるのか!?というほど、穏やかな川の流れ。

あった!!

でもこれは滝??

でも、とりあえずきれいな景色が見れたからいいか。。。

最後に、公園の入口手前にあった世界の果て号の駅へ。

おもちゃの駅のようなかわいい駅舎。

この先がプラットホーム。

本日のドライブ終了。
久しぶりの自然、そして南米初の自然に触れて癒されました。

本日の最後には、1日天気の悪かったお返しかのような、

2重の虹!!

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