サンタクルスのスーパー・オキナワ。 ケンちゃん本店へ。 ボリビアその9

2012年1月15日 日曜日

昨日の14時にポトシの町を出発し、パラグアイに抜けるために、ボリビア第2の都市サンタ・クルスを目指しています。

汚いバスの中で目を覚ますと、

暑い!!!

南半球にいるので、南米は只今夏真っ盛り。
でも、これまで標高の高い場所にずっといたので涼しい気候の中でのみ過ごしてきました。

が。
向かっているサンタ・クルスは標高約450m。

山を下りた私たちを待っていたのは、
高山病のない世界ではなく、
暑さでした。。。

それもそのはず、サンタ・クルスはアマゾンの熱帯地方に入るそうです。

走っても心臓がドキドキしないのか試したかったのに、暑すぎて走る気どころか、歩く気すら起きないし!!!

高山に戻りたい!(笑)

暑い…と、文句を言っている間に、

7時半、サンタ・クルスのバスターミナルに到着。

なんと、まだ朝7時半なのにこの暑さ。
倒れそう・・・

国際バスも出ているサンタ・クルスのバスターミナルはかなり大きい。
宿に向かう前に、明日サンタ・クルスからパラグアイに抜けるバスのチケットを購入していきます。
とりあえず、パラグアイの首都Asuncionアスンシオンまで。

バスターミナルの入口を入って一番左奥に、国際線を持つバス会社のオフィスが並んでいます。

そもそもパラグアイに行く便があるバス会社は3社。

明日月曜日には1社お休みなので2社で迷います。

写真左のYACYRETAと写真右のStel Turismo。
YACYRETAはカマ(座席クラス)で17時サンタ・クルス発13時アスンシオン着。料金は440ボリ。
Stel Turismoはセミカマで19時サンタ・クルス発15時アスンシオン着。料金は420ボリ。

どちらも絶対そんな時間にアスンシオンに到着しないだろう!!

あとは、本当にカマはカマなのか、どんなバスなのか、どこまで値下げしてくれるのか、交渉と作戦会議を繰り返し。。。

YACYRETAのバスを使うことに決定。
決め手は早めに出発するから。

料金は値切り交渉を繰り返し、385ボリ(約4600円)で決着。

無事、明日のチケットも手配できたので、サンタ・クルスの1泊の宿へ。

ターミナル前でタクシーを捕まえ宿の住所を見せますが、乗車拒否。

えっ!?

しかも1台だけではなく何台も。

8台目くらいでやっと乗っていいよと。

なぜ!?

乗車拒否の理由は…

ターミナルから近すぎだから(笑)

ターミナルから500mほどの場所に本日の宿はありました。

大きな道沿いにある宿の看板。

目立つ外観。

本日の宿はJodanga
住所;Calle El Fuerte 1380

ラ・パスに続きヨーロッパの宿のよう。

プール付き!

ここオススメです。

暑くて外に出たくないのですが、チェックインはまだできないので出かけることに。

向かったのは、“スーパーオキナワ”。

サンタ・クルス近郊にはいくつか日本人移住地があり、
その中にコロニア・サン・フアン、コロニア・オキナワというの町があります。

サン・フアンは、1955年に88名の日本人が入植を開始し、
第二次世界大戦後に主に九州地方から移り住んだ人とその子孫が多く暮らしている。
コメ・大豆・小麦・鶏卵などの農産物の生産や養鶏、畜産を行っている。
また、ボリビアの日本食レストランなどで食べられているお米、サン・フアン米はここで生産されている。

コロニア・オキナワは、その名の通り、移住者は沖縄県出身者が圧倒的多数を占める。
1954年にアメリカ統治下であった沖縄県から入植したのが始まり。
大豆、トウモロコシ、小麦などの穀物が栽培されており、特に小麦の生産は有名。

ただし、この移住地はサンタクルスの町から、それぞれバスで約2時間、約1時間40分と離れているので、

断念。

代わりに、サンタ・クルスの町の中にあるコロニア沖縄農牧協同組合直営の

スーパー・オキナワ

に行ってみました。

スーパーオキナワ
住所;Antonio Vaca Diez No.255,
Santa Curz de la Sierra, Bolivia

タクシーの運転手さんに住所を見せても分かってもらえませんが、「スーパーオキナワ」というと通じました。(笑)

ガイドブック“地球の歩き方”をお持ちの方は、
サンタ・クルスの地図のSマークがある「三浦商店」と書かれたあたりにスーパーオキナワはあります。

日曜日は14時までなら開いているという情報でやってきましたが・・・

お休み(泣)

沖縄そばが食べたかった!!!

そうなんです。
ここはスーパーだけでなく、食堂も併設されているのです。

この日の日曜日は閉まっていましたが、
一応、営業時間は、月~土曜日:7:00~21:00、日曜日:7:00~14:00だそうです。

代替案。

ということで、ラ・パスで行った日本食レストラン、ケンちゃんの本店に行ってみることに。

熱中症になるんじゃないかというほどの暑さの中、スーパーオキナワから徒歩約15分。

Restaulant Ken、通称ケンちゃんに到着。

ラ・パスのケンちゃんとは全く違う外観、内装。

そしてメニューも若干違います。

冷たい麦茶で乾杯し、
頼んだのは、

冷やし中華。
緑の麺がコシがあってかなりおいしい!!

棒棒鶏サラダ。
かなりの量の鶏肉(笑)
夏には最適。おいしい♪

チャーハン+ギョーザセット。
チャーハンをキムチチャーハンに変更で。

餃子でかっ。
餃子以外は美味。餃子はう~ん。。。

焼肉定食。
かなりがっつり。
お味も普通に日本の味。

まずかったラ・パスのケンちゃんのお味噌汁とは違い、ここのお味噌汁は普通でした。

は~おなかいっぱい。

ここボリビアでは、
おいしくないボリビア料理か洋食か日本食しか食べてないな。

おいしいボリビア料理って本当にないの!?

満足した私たちは宿に戻ってのんびり。
暑すぎて観光に出かける気は一切なし。(笑)

しかも!!!

ポトシ鉱山のツアーに行ってからマサ君を除く3人は体調絶不調。

最初の症状は喉の痛みから。
風邪なのか鉱山の中にあった物質にやられたのかは謎ですが、
体調が悪い上にこの暑さ。
完全に宿に沈没した1日でした。

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