2011年10月16日 日曜日
たくさん寝たのにもかかわらず、爆睡しました。
今朝は昨日の到着が遅れたので、予定より30分遅くの出発。
それでも、これまで気ままに旅をしてきた私たちにしては早いのですが。。。
6時半起床。
テントをたたみ、朝ごはん。
私たちはやっぱり日本人。
告げられた朝食の時間の30分前に起きているのは私たちだけですw
私たちがご飯を食べ始めるころにみんなテントをたたみ始めます(笑)
7時50分、ボツワナの国境横のキャンプ場を出発。
昨日は暗くて何も見えませんでしたが、周りは何もありませんでしたw
よく今日の日程がわかっていなかったのですが、どうやら今日も移動移動のようです。
ボツワナは農業・畜産国。
事前にツアーリーダーのトニーから、ボツワナ国内では何度か消毒ゾーンを通らなければいけないので、トラックを降りて消毒液の中に靴を浸し、また、予備の靴もすぐ取り出せる様に準備をしておくようにと言われていました。
が、消毒ゾーンをいくつか通過しましたが、一度も消毒液に浸ることなく通過。
出発して3時間半後、ボツワナ第2の街、フランシスタウンに到着しました。
第2の都市と言われていたので、ヨハネスブルグ的な大きな街を想像していましたが。。。
ビルなんてありません。
ここで、お昼と夜の食材を買って行きました。
もちろん買うのはツアーリーダーたち。
私たちは、今夜泊まるキャンプ場の水がしょっぱくて飲めないので、飲み水などを購入。
ついでにkazuが飲むお酒を買おうとすると、スーパーの中にあるお酒販売コーナーだけお休み。
あとで分かったのは、南部アフリカのいくつかの国では、宗教上の理由から、土曜の夕方から日曜日いっぱい、アルコール類の販売が禁止だそうです。
ちなみに南アフリカも日曜日はお酒を買えません。
早めに言ってくれれば・・・
トラックの中には氷入りクーラーボックスがあり、個人の飲み物やフルーツなどここにいれておくことができます。
12時過ぎの町はどんどん気温が上がってきました。
南アフリカは風が涼しかったので気持ちのいい気温でしたが、どんどん北上してきたここら辺から暑くなってきました。
この日のフランシスタウンの昼間の気温は軽く40度は越えていたと思います。
この後走り出したトラックの窓から入ってくる風が熱風。。。
強い風があるのに体感気温40度は越えているのではないでしょうか。。。
ただし、乾燥しているので汗は出た瞬間に乾いていますw
それもそのはず、そろそろ砂漠に突入。
ボツワナの国土の7割はカラハリ砂漠が広がっています。
カラハリ砂漠とは。
カラハリ砂漠は、砂漠といっても、浅い窪地が続く半草原のサバンナ。
しかし、乾季には水場はなくなり、動物たちは季節により移動を繰り返す。
フランシスタウンの街を出てさらに北に向かっていきます。
1時間ほど走ったところで、ドライバーさんがトラックを停車。
どうやら、このあたりでは大き目な木の下で昼食になるようです。
木はあってもボツワナの10月はまだ乾季で、木には葉がついていません。
道路わきでお昼ご飯を準備する私たち。
サンドイッチで簡単な昼食。
この7人のグループにベジタリアンが1人、ツナが嫌いなメンバーが3人。
ツアーリーダーのツナサンドイッチの提案は簡単に却下されました。
毎日お肉ばっかりでツナが食べたかった私たちは。。。
ということで、ハムサンドイッチ。
毎日何を食べるかはツアーリーダー次第。
私たちのグループのご飯は基本的に欧米食です。
お昼ごはんをさっさと食べ、移動を続けます。
この時14時。
外の気温は・・・。
トラックが壊れたのが昨日で本当に良かった。
こんなところで4時間も待っていたら干上がりそうです。
あ、やっとトラック車内の写真を撮りました!(笑)
24人掛けシート。
一番奥の黄色いのがロッカーです。
でっかいバックパックからトランクまで入ります。
ちなみに、ツアーリーダーのトニーの座席も撮ってみました(笑)
帽子とリュックと・・・怪しい!!!(笑)
16時前、ナタの町に到着。
ここで、ちょっと休憩。
やっとこの時、私たちは自分たちがどこに向かっているのか、どこに泊るのか、今夜の予定が分かりました(笑)
日本のツアーのような紙の日程表なんてありませんw
ツアーを申し込む前にメールに添付してもらった簡単などこに行くかのアイティネラリーだけが私たちの知っている日程なのです。
詳しい日程は当日、前日、前々日などにツアーリーダーから口頭で言われるものだけなのです。
揺れるトラックの中で話された日程なんて一番後ろに座っている私たちには聞こえてこないので、ただ連れられていくがままに向かうのみです(笑)
自分たちで質問すればいいだけの話なのですが、めんどくさくて・・・(笑)
やっと理解した本日これからの日程は、まずここナタの町から約30キロ離れた場所にある本日のキャンプ場、Elephant Sands Botswana エレファント・サンズに向かいます。
周りは砂漠ですがそのキャンプ場には小さな水たまりがあり、夜には動物たちが集まってくるということのようです。
のちのち分かったこと。
このナタの町あたりからマカディカディ・パンという、何度も見直さないと読めないような名前の塩類平原が広がっています。
マカディカディ・パンとは。
パンとは“塩が残った窪地”と言う意味で、このエリアには昔、6万㎢に及ぶアフリカ最大規模の湖、マカディカディ塩湖が存在していました。
気候の乾燥化とともに縮小し、今は約1万2000㎢の真っ白な平原が広がっています。
雨季にのみ水がたまりますが、普段は乾燥しています。
私たちの今夜のキャンプ場はどうやらこの中にあったようです。
ということで、やっと今日の日程を理解し、ナタの町を出発!
いざ、キャンプ場へ。
出発直前、タイヤの上の一番揺れる席に座っている私たちのところへ、ツアーリーダーがやってきました。
「これからとっても揺れるから、揺れの少ない前に移動したほうがいいよ。」と。
出発した車の車窓から、
「ここからガタガタ道。136キロ。」
の標識が。
・・・・・・
彼の言葉に従い、もう激しく揺れ始めた中、一番前の席に移動。
ナタから約30キロ、工事中の道路をひたすら座席の上で飛び跳ねながら、移動しました。
周りはカラハリ砂漠。
エレファント・サンズの施設が見えた時、前からスタッフ3人の叫び声が。
いや怒鳴り声??
「みんな何かにつかまれ~~~~~!!!!!」
驚いた私たちが、とりあえず何かにしがみついた瞬間、
トラックは激しく飛び上がり、その中の私たちはラクダの背中より激しい揺れに襲われました。
シートベルトをしているのに完全にお尻は座席を離れ、さらに右に左に。
楽し~~~(笑)
17時、本日のキャンプ場、Elephant Sands Botswana エレファント・サンズに到着。
キャンプ場の名前の通り、このあたりは一面砂場。
そして、このキャンプ場の水はすべて塩水。。。
海がないボツワナに砂場と塩水が。。。
これがマカディカディ・パンだったのです。
キャンプ場の施設の説明を受け、さっそくテント設営。
テントを張った近くで子ゾウの足跡発見。
比較対象は28センチの人間の足です。
ご飯まで自由時間。
さっそく、私たちは動物観察ではなく、インターネットを使いに行きました。
こちらのキャンプ場ではフリーでとっても遅いwifiが使えます。
それでも、ネットが使えるなんて貴重なこと。
切れ切れな回線にも我慢強く使い続けます。笑
こちらが、キャンプ場の中の動物さんたちの水飲み場。
キャンプ場には、
バーや、
塩水のプールがあります。
木々に隠れながらも大きな夕日が見れました。(写真はひどすぎるのでやめておきます。。。)
自ら希望してご飯係になり、ツアーリーダーの指示のもと晩ご飯づくり。
本日のメニューはチキンと野菜炒めwithライス。
久しぶりのちょっぴり本格的料理。
楽しい♪
そして、ご飯を作っている間の会話が楽しい。
アフリカのことや、彼らの習慣、文化が聞けちゃいます。
反対に、日本の話も。
お米が主食だというと、ツアーリーダーに「お米をうまく炊ける?」と聞かれ、「うん、炊飯器があればね。」と答えておきました。
日本人として、この答えが精いっぱいでしたw
一応、スペインにいる間にお鍋でお米をたく練習をしたんですよ。
何度かたいてみましたが、本当に成功したのは1回だけ。
ご飯をお鍋で炊けるスキルって必要ですね。。。
そんな私の答えに、自分でパッケージの裏の炊き方説明を読んでツアーリーダーが炊いてくれたお米は完ぺきでした。
ご飯を作っていると、「ゾウが来てるよ!」との声。
カメラをkazuに渡して先に行っててもらいました。
これが貴重なkazuの撮った写真。
慌てて私も後を追いかけます。
このゾウさんは、若いオスだそうです。
私が着いてすぐ、暗闇の中に戻っていきました。
これがこの晩見れた唯一の動物でした。
出来上がったご飯はこちら。
久しぶりのライス♪
ご飯の後はネットを動物の水飲み場の近くで使いながら、動物が現れるのを待ちましたが、最後まで現れませんでした。
23時ごろ、塩水シャワーを浴び、動物の足音に耳を澄ませながら就寝でした。