マラケシュの新婚旅行お勧め度(5段階)

Keiko: ★★★
Kazu: ★★

良い点
・お買い物好きにはたまらない
・日本とは全く違う文化に触れることができる

悪い点
・夏は暑すぎる
・客引き、ぼったくり等がウザく人が信じられなくなる
・食あたりが気になり安心して飲食ができない

2011年7月30日 日曜日

昨日暑さの中、疲れて眠りましたが約3、4時間で起床。
時計が間違っていて6時と思って5時に起きていたのに2時間ほど気づかず。
日がのぼる前にホテルを出て街をさまよう事に。
起きてしまうと暑くて部屋にいれません。。。
外は涼しいのに。
多分外は25度くらいでしょうか。

今日は朝から旧市街のジャマ・エル・フナ広場の南にある史跡地区を観光することに。ジャマ・エル・フナ広場に向かって迷路を最短距離を目指して進んで行きますが・・・怪しい道にぶつかったり、行き止まっては引き返して違う道へ。を、繰り返して予想では最短15分くらいで着くところを40分以上かかりました。

ここで育った人はこの迷路を完璧に覚えているのでしょうか!?

それにしても、観光大国なら道路に名前の看板つけてくれたっていいのに。。。
愚痴ですゴメンなさい(笑)

朝7時過ぎごろにフナ広場に到着。

さすがにほとんどひと気がありません。

ただし、こんな朝早く出てきましたが、史跡地区の1番早く開く見所でも8時半入園開始。
ベンチに座ってぼけーっと。

朝からもう疲れている私たち。
このまま今夜もあのホテルの部屋で過ごすことは、ちっと厳しい。
ということで、マラケシュに2泊の予定でしたが、今日中にここを経ち3か所目に予定していたフェズに向かうことにしました。

あまりに暇なので、市内バスに乗り鉄道駅を見に行って見ることに。

メディナ(旧市街)から鉄道駅までは、フナ広場横のバスターミナルやドゥカラ門横のバスターミナルから8番と10番のバスで行けます。

鉄道駅は新市街の中にありとっても立派。

とってもきれいな駅。

マラケシュで一番立派な建物のような気が。。。
あ、ごめんなさい。

駅でフェズ行きの電車の時刻を確認し、8時半を過ぎたのでメディナに戻ります。

ちなみに、私たちは朝ごはんを食べようと新市街にあるマクドナルド2軒、ケンタッキー1軒に行きましたが、この国ではファーストフードのお店の開店時間は9時や10時のようです。
ケンタッキーは一部開いていましたが、選択肢は2つと限られていました。

バスでメディナに戻り、史跡地区へ。

マラケッシュのメディナは、11世紀にアル・ムラービト朝によって王都として建設されて 以来、17世紀まで政治、文化の中心だったので、王朝時代の建築物が多く残っています。
昨日から目印にしているクトゥビア・モスク(12世紀)をはじめ、エル・バディ宮殿跡(16世紀)、ベン・ユーセフ新学校(16世紀)、サアド朝の墳墓郡(16世紀)、その他宮殿、邸宅、庭園、門などなど。

同じイスラムの国でもトルコやエジプトとは違いここモロッコは異教徒が入れないところが多くあります。
ほとんどのモスクは入れません。

フナ広場から史跡地区を囲む城壁の中へ入る入口にあるBab Agnaouアグノー門まで徒歩約15分。

朝日に逆光のアグノー門。

アグノー門を入ったところにあるモスク。

アグノー門を入り右の方に進みやってきたのはTombeaux Saadiensサアード朝の墳墓群。

入口で入場料10DH(約100円)を支払い中へ。

細い入口を進んだ先にはタイル張りの壁にぐるっと囲まれた中庭のようなところ。
その中庭に面して3つの部屋があり、その中にサアード朝(1549-1659年)の歴代のスルタンのお墓がありました。

1番手前の「ミハラーブの間」。

礼拝堂だそうです。

ミハラーブの間の横にある「12円柱の間」。

モザイクタイルで飾られた部屋は圧巻でした。

ここにサアード朝の黄金王アフメド・アル・マンスールのお墓があります。

12円柱の間の正面にあるのが「3つのミハラーブの間」。

サアード朝の王族達の墓があるそうです。

部屋の外にもお墓がいっぱい。

ひんやりして気持ちいいのかな…お墓と知って添い寝してあげてるのかな・・・

中はそんなに大きくないので3つの部屋を見終えて、次は史跡地区の城壁の外にある、Palais de la Bahiaバヒア宮殿へ。

ここは時々国王が宿泊することもある宮殿だそうです。
私がここにきたがった理由はガイドブックに「アルハンブラ宮殿に負けない芸術作品」と書かれていたので。
この宮殿はムーア様式、アラブ様式で建てられています。

いくつもの中庭、

タイルモザイク、

漆喰の彫刻、

天井の細密画、

どれも素敵です。

スペインのグラナダにあるアルハンブラ宮殿と、このモロッコにあるバヒア宮殿、同じようなつくり、装飾の建物。
海を挟んで、大陸を越えて同じ国だったのだと実感させられました。

最後にEnsemble Artisanal伝統工芸館へ行ってみることにしました。

ガイドブックの口コミに「スークで思いっきり値切った値段が工芸館の料金だった」と書いてあります。
実際、モロッコならではのバブーシュやカフタン、タジン鍋などの陶器がいくらかなのか知りたいし、ここは値段が表示されているそうなので、値段交渉というエネルギーを使わずにお買い物がしたいと寄って行きました。

中庭を挟んで小さなお店がたくさんあります。
中にはフェルト屋さんや銀細工やさんなどはお店のなかで実際に商品を作っていました。

私のお目当てはバブーシュでしたが、気にいるものがなく。。。
残念ながら日本で売っているバブーシュほど可愛い柄も、綺麗な縫製の物もありませんでした。

唯一私たちが買ったのは、カフタン?。
相方用の長袖シャツです。
残念ながら全てのお店が値段を表示しているわけではなく、またここでも交渉。
100DH(約1000円)で購入です。
ガイドブックには相場は200DH~と書いてあるので安く買えたと思いますが、エジプト・トルコに行ったことのある私としてはなんとなく安いとは思えず。。。

マラケシュの暑さにお腹いっぱい。

ホテルに戻り荷物をまとめ鉄道駅に向かいました。
このホテルで唯一よかったことは洗濯物がすぐに乾くこと!!モロッコの夏、気温48度を体験できたいい機会でした(笑)

駅にあるマクドナルドには無料wifiがあり、ランチを取りながらフェズのホテル探し。今度は失敗したくないので、確実にエアコン、ネットのあるフランス資本のIbisホテルを選択。

モロッコの鉄道はONCFと呼ばれ、大体の大きな都市は鉄道が走っています。車両は1等と2等に別れ、私たちは始発のマラケシュから終点のフェズまで7時間半乗るので、ここでも失敗したく無いと1等を選択。

1等は座席指定があり、私たちの席はバラバラ。ただし、みんなそんなに自分の席番号を守っていないようで、自分の席に誰かが座っていたり、お願いしたら変わってくれたり。

約20時間の滞在でマラケシュを脱出しました。時期が違えばもっと楽しめたはず…

午後1時にマラケシュを出発した電車はクーラーがあるにもかかわらず暑い…。夕方やっとクーラーの涼しさを感じられ、電車に揺られること7時間半。モロッコの1番の大都市カサブランカ、首都ラバトも通り越し、モロッコ2つ目の都市フェズに到着しました。

ガイドブックに私達が予約したHotel Ibis Moussafirオテル・イビス・ムサフィールは「駅のすぐそばで間違えようがない」と形容されていましたが、フェズ駅を出て約40m、ここは迷わずに到着できました(笑)

今日からここに4泊する予定です。

フェズの街がマラケシュほど暑くないことを祈って。。。

おまけの写真。
間違い探しです(笑)


この街に限らず、モロッコにはたくさんの野良猫。そして、子猫がいっぱい。
猫好きの方、第2弾もお楽しみに!!(笑)

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