ヴィリニュスの新婚旅行お勧め度(5段階)

Keiko: ★★★★
Kazu: ★★★

良い点
・空港(駅、バスターミナル)が近い
・教会の数、種類が多い(協会好きにはたまらない)
・日帰り観光のできる見どころがある

悪い点
・教会好きでない人にはつまらないかもしれない

2011年8月26日 金曜日

リトアニアの首都ヴィリニュスの観光2日目です。

昨日見終わらなかったヴィリニュスを観光する前に、午前中バスに乗って30分ほど行ったところにあるTrakaiトゥラカイという町に行ってきました。

トゥラカイはヴィリニュスに移る前に首都がおかれていた街です。

ここの見どころは、湖面に映る赤レンガの古城。
14世紀後半に敵からの侵略を防ぐ目的と祭事などを行うために建てられたトゥラカイ城があります。

この古城のあるあたりは30以上の湖と森に囲まれた自然公園にもなっているそうです。

自然好き、お城好きとしては行っておかなければ!ということで、
バスターミナルに行きバスへ。

ヴィリニュスからトゥラカイまでのバスは主に2つ。

1、30分で行く、トゥラカイを経由する長距離バス。28、29番の乗り場。約200円。
2、40~50分で行く、ヴィリニュスとトゥラカイを結ぶ路線バス。上のバスより50円ほど安い。6、8番の乗り場。約150円。

1のバスのチケットはバスターミナルの中のチケット売り場かドライバーさんから直接買えます。
2はバスの中にチケット売りの方がいるのでその方にお金を支払います。

バスターミナルのチケットオフィスの横にあるインフォメーションに行くと、ヴィリニュスからトゥラカイ行のバスの時刻表をもらえます。
平日は7時から18時の間は1、2のバス合わせて1時間に3~4本あります。

私たちは1のバスでトゥラカイへ。

約30分後トゥラカイのバスターミナルに到着。

トゥラカイ城を目指して街の中の1本道を進んでいきます。

お城に近づいてきたころ、道の両脇にカラフルな家が立ち並んでいました。

緑だったり。

赤だったり。

黄色だったり。

かわいい教会だったり。

このカラフルで窓が3つあるおうちは、少数民族カライメ(カライテ)の伝統的住居だそうです。

カライメという民族は、15世紀初めにヴィタウタス大公によってクリミアから傭兵として連れてこられた人々で、トルコ語系の民族だそうです。
ここトゥラカイ周辺に200人ほどのカライメの人たちが住んでいるそうです。

あとで、お昼ご飯に食べたキビナイはこのカライメの民族料理で、街のあちこちで売られています。

お城が見えてきました。

湖の中のお城へは1本の橋を渡っていきます。

物語に出てきそうなお城。

お城の周りをぐるっと回ってみました。

自然公園として保護されている景色はとっても素敵です。

そんな景色を水着になって楽しんでいる美女の姿も♪

お城へ続く橋の周りには、水遊びをしている地元の子供たちがいました♪

お城の正面には、お土産物屋さんや貸しボート屋さんが並び、その1角にはお城の全景をきれいに見ることのできる場所がありました。

美しい♪

まったり景色を楽しむ観光もいいものです。

このきれいな景色を見ながらご飯が食べれるレストランに入り、カライメの伝統料理とリトアニア料理を注文。

こちらがカライメの伝統料理Kibinaiキビナイ。
窯で焼いたパイです。

中にはひき肉とタマネギを塩コショウで味付けしたものが入っていました。

リトアニア料理の真っ赤なスープSaltibarsciaiシャルティバルシチェイ。

この色の正体は何だと思いますか?

答えは赤カブ。

中に入っているじゃがいもまで真っ赤。

そしてこちらもリトアニア料理、じゃがいものパンケーキBulviniai Blynaiブルヴィニェイ・ブリーナイ。

ガイドブックの写真とは全然違って・・・チジミみたい!外はカリカリ、中はもっちり。

湖の景色とごはんに御馳走様でした♪

バスターミナルに向かってお散歩をしながら戻ります。

もう一つの城、半島の城址。

半島の城址の前に広がる景色。

約4時間半の滞在を終えて、ヴィリニュスに戻ります。

帰りは2のローカルバスに乗ってみました。
ほんとにローカル線。いっぱい止まります(笑)

戻ってきた首都ヴィリニュス。ホテルに戻らず、バスターミナルから駅に移動し、駅前から2番のトラムに乗って観光へ。

街の外をぐるっと走り、旧市街の外、ネリス川沿いの聖ペテロ&パウロ教会前で下車。

聖ペテロ&パウロ教会。

ここから旧市街に向かって歩いていきます。

リトアニア国立博物館。
この裏にゲディミナス城と塔が建つ丘がありますが、こちらはパス。

目指してきたのはこちら。

灯台のように見えますが、

大聖堂と、大聖堂前の塔です。

この大聖堂がとっても大きい。
街のシンボルの主教座教会は13世紀に建てられ、今の形になったのは18世紀。
教会前の塔は53mあり、基礎の部分は13世紀の城壁の塔が使われているそうです。

教会の入口の天井を見上げてみました。

教会の中。

教会入口の上の部分の装飾もすごい。

少し離れたところから教会を振り返ると、上のほうにゲディミナス塔と3つの十字架の丘が見えました。
大聖堂の後ろの旗が建っているのがゲディミナスの塔、右の緑の中にある小さな白いものが3つの十字架の丘です。

大統領官邸。

ヴィリニュス大学。
16世紀に創立された大学。

建物に囲まれていて全体像が。。。

聖ヨハネ教会。
旧市街で最も高い鐘楼を持つ教会。大学の横に立ち、正面は大学の中庭からしか見れない。。。

頑張って見れたのはこの部分のみ。

まだまだヴィリニュスには教会がたくさんありますが、これで主だった教会は全部見たので観光終了。

明日はバルト三国を脱出してお隣ポーランドに向かうので、バルト三国、そしてリトアニア最後の晩御飯は、もちろんリトアニア料理。

じゃがいものパイ。チキン入り。

チキンサラダ。

これでバルト三国を制覇。
言葉だけではなく、それぞれ全く違った首都を持つ三国。
それを語彙の少ない私が言葉で表すなら・・・

エストニアの首都タリンはかわいい古都。
ラトヴィアの首都リーガは旧市街の古い建物、アールヌーボーの近代的な建物、ビルの立ち並ぶ大都市。いろんな面を持った街。
リトアニアの首都ヴィリニュスは教会好きにはたまらない街。

それぞれ個性があってどれも素敵でした。

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