2011年11月30日 水曜日
朝4時。
あったかい寝袋から抜け出るという自分との格闘の末、頑張って真っ暗で冷たい空気の中に飛び出しました。
私たちが1晩明かしたのは、フィッツ・ロイ山の目の前の国立公園の中。
このフィッツ・ロイ山に朝日が当たる瞬間を、何にも邪魔されずフィッツ・ロイ山の真近から見るために昨日からここでキャンプをしていたのです。
朝4時半。
雨は降っていないので、とりあえずフィッツ・ロイ山に雲がかかってないことを祈って、キャンプ場を出発!
意外と登る。。。
“風が強い日は前に全く進めない”と、聞いていた意味がやっと分かりました。
ハアハア言いながら登り、ふと後ろを振り向くと・・・
明るくなってる!
周りも段々と明かるくなり、出発した時はつけていたヘッドライトがいらなくなり始めました。
日の出に間に合うように急いで急いで。
あ~~~
ご来光!
目に前には目指す小高い山の頂上。その先には赤くなり始めたフィッツ・ロイ山。
頂上までダッシュ!!
無理無理・・・。
登り始めて1時間15分。
5時45分、ぎりぎりセーフで登頂!
真っ赤な朝日。
その反対側には…
赤い…
けど、雲がかかったフィッツ・ロイ山!!
え~~~~!?
残念。
赤く染まっているのはほんのわずかな時間。
カメラを構えて待ちますが、
今日は、フィッツ・ロイさんは恥ずかしかったようです。
それに、湖に映るフィッツ・ロイ山も楽しみにしていましたが、
湖凍ってるし!!
それでも、フィッツ・ロイ山の頂上が雲から顔を出すのを待ってみます。
待ってみます・・・・
寒い!!
お湯を沸かしてみんなでコーヒーを飲みながら待ちました。
ん~・・・出てきた??
うっすら??
もう寒さに限界(笑)
1時間20分粘りましたが、
7時5分、昨日きれいなフィッツ・ロイ山見れたからいいか。と、あきらめて下山を始めましたw
行きは一生懸命で周りの様子には目もくれていませんでしたが、こんなところを上ってきたそうです。
意外と急・・・
1時間かけて下山。
さっそくテントをたたみ、朝ごはんを食べて、キャンプ場出発!
9時30分、
キャンプ場の最後の眺め。
相変わらず雲が・・・。
昨日来た道を戻り、途中でフィッツ・ロイ山を見ながらのトレッキングを満喫したKazuと私、そしてあっちゃんの3人はそのまま昨日の道を引き返し下山することに。
他の3人は、もう一つ人気なトレッキングコースのトーレ氷河に望む、トーレ湖までのルートを通ってチャルテンの町に下山することに。
バイバーイと3人にお別れし、
私たちは後ろを振り返りながらチャルテンを目指します。
バイバイ。
まあ、チャルテンの町からも半分くらい見えるのですが♪
昨日は通らなかった湖からのフィッツ・ロイ。
よく考えると3日連続トレッキング中。
アフリカでの1か月はほとんどトラックの中、ブエノスアイレスに着いてからもひきこもり生活、ウシュアイアではレンタカー・・・
いつ以来かも思い出せないほど久しぶりに、まともに歩いてる!
ここまで運動不足のバックパッカーって。。。
そのおかげでかなり体は悲鳴を上げ始めてきました。
最後は3人無言のまま下山。
12時10分、やっとトレッキング道の出口に到着。
ほとんど休憩せずに約2時間半でキャンプ場から下山してきました。
ここから20分間の町の真ん中までの移動が長かった。。。
12時半、借りていたテントや寝袋を返し、やっと宿に到着。
はあ~~~。
2日間、絶景を楽しませてくれたフィッツ・ロイに大感謝。
ペリト・モレノ氷河に続き、パタゴニアの大自然を大満喫できた大満足のトレッキング&キャンプでした♪
大自然が好きな人、かなりお勧めです!!
帰る途中、スーパーで買ってきたソーセージで簡単にホットドッグのお昼ご飯。
約2日ぶりのシャワーを浴びて、
あったかいベッドで3人そろってお昼寝♪
今頃他の3人は・・・
17時ごろ別のルートを行った3人が、へとへとの顔をして帰ってきました。
お疲れ様でした。
お昼寝をしてちょっとさっぱりしたKazuと私は、あさってからの国境越えの情報を仕入れるため、
軍警察(Gendarmeria)と、
旅行会社数軒を回ってみました。
無事、手配してくれるという旅行会社を発見。
手配の結果がわかるのは明日。
ちょっと変わった国境越えの情報は明日のブログで詳しくお届けします。
それでは、もう筋肉痛が出始めた体をベッドに横たえまーす。
はあ~ベッドって気持ちいい♪