2012年1月8日 日曜日
起きたら…
昨日の夜、ボリビアの首都の1つ、ラ・パスに到着し、
ハードな1日だったのでとりあえず寝たのでした。
それにしても、昨晩うるさかった…
理由は私たちの泊っている宿が、
土曜の夜限定のクラブになっていたから。
私たちがラ・パスで泊っている宿は、
Wild Rover Hostelという、ここはヨーロッパ!?と、間違いそうなほど外国人観光客だらけの大きな宿。
スタッフも全員英語が話せるという珍しいホステルでもあります。
そんな宿の2階には大きなバーがあり、毎晩宿に泊っている人たちが外に行かずともお酒が飲めるようになっています。
ご飯も食べれます。
ということで、キッチンは無し。
お酒類も外から持ち込み禁止。
トイレやシャワーがいっぱいついていて2時間おきに掃除がされるので綺麗。
そして24時間、建物入口に警備員さんがいるので安全という素敵な宿。
宿についている朝ごはんを食べ、ちょっとのんびりした後、
ラ・パスの町に出かけました。
第1の目的は、Citi BankのATMを探すこと。
手数料の高い南米の銀行。
Citi Bankのキャッシュカードを持っている私たちはCiti BankのATMでお金をおろすことができれば手数料をとられなくて済むので。
ここまで南米の大きな街、ブエノス・アイレスやクスコではCiti BankのATMがあったので、
ボリビアの首都ラ・パスにもあるだろうと、町のメイン通りあたりを捜し歩きます。
一応ネットで、このあたりにある、という情報を仕入れてきてはいたのですが…
いろんな人に聞いたら、別々の場所を教えられ…
結局2,3時間歩き回って探しましたが見つからず。
諦めて大きなボリビアの銀行のATMを使ったのでした。
歩き回りすぎておなかがぺこぺこ。
どこでご飯を食べようか悩んだ挙句、
みんながおいしという情報はどこまであたっているか、試すためにも、
日本食レストラン「ケンちゃん」に行ってみることにしました。
このケンちゃんは、少しメインロードから中に入った、
日本人会館という建物の2階(日本で言う3階)部分にあります。入口にはメニューがあるので、すぐわかると思います。お店は現地の人々で満席。本棚には日本の漫画がずらりと並んでいます。
かなり真剣にメニューを見て選んだのは・・・
かつ丼
と
バサという白身魚の定食。ケンちゃんのかつ丼がすごいおすすめということで頼んでみましたが、
普通に日本のかつ丼の味!!
海外で一番おいしい日本食レストランにあたった気がします。
ただしお味噌汁はいけてなかった。。。
バサ定食もおいしい!
特に天ぷらが、ぱりぱり。
副菜もいっぱいでおなかいっぱい。
ちらっと見えたキッチンの中で働いているのはボリビアのおばちゃんたちでしたが、
中に1人日本人の方がいるようです。
そのおかげで、間違った日本の味ではなく、正しい日本の味がボリビアで食べることができました。
正直、お値段はかなり高め。
ボリビアの物価を考えると、普通のレストランの倍ぐらいするかもしれません。
かつ丼が45ボリで約550円、バサ定食が52ボリで約620円。
普通に日本の昼定食ぐらいの値段がします。
それでも現地の方に大人気なのがうれしかったです。
日本食が恋しい人にはお勧めです!
日曜日のラ・パスの町は静か。
お店もほとんど開いていません。
ただし!!
ラ・パスには日曜日にしか見れないものがあるのです。
それは・・・
おばちゃんプロレス。
正確にはチョリータ・レスリング。
知る人ぞ知る?ラ・パスの観光名所です(笑)。
本日別行動をしているあっちゃん&マサ君はツアーで(送迎付きで料金80ボリ)おばちゃんプロレスを16時くらいから見に行きましたが、
3時間もプロレスを見る気がない私たちは、
自分たちで直接会場に行ってみることにしました。
持っている情報は、宿にぶら下がっていた小さな地図1枚。
ケンちゃんを出る前に店員さんに、地図を見せどうやっていけるか聞くと、
「2.5ボリくらいでミニバスで行けるよ。」
と、教えてくれたので、その方法で行ってみることにしました。
ミニバスは大きな通りを行先を叫びながら走っているミニバン。
おばちゃんプロレスの会場は、実はラ・パスの町の外、Cejaセハという地域にあります。
メイン通りで、「Ceja、Ceja、Ceja~」と、言って走っているミニバスを手を挙げて止め、乗車します。呼び込み役の男の子に地図を見せ、ここに行きたいことを告げました。
彼はドライバーに伝え、どうやら私たちが降りたいあたりで下してくれるよう。
料金は1人2.3ボリ(約28円)でした。
乗客いっぱい。。。ラ・パスの町の真ん中から約30分。
ずーっと登ったところで、降ろしてもらいました。
地図を見てもどこがどうなのかさっぱりの私たちは、交通整理をしている警察官に道を教えてもらいながら、
無事、おばちゃんプロレスの会場に到着。安い席は売切れてしまったと言われ、
Touristと書かれたチケットを購入。50ボリ(約600円)なり。
チケットには入場券と、トイレ券2回分、ジュース&スナック、そしてお土産券がついていました。
会場の中はそんなに大きくなく、座席が大きく2つに分かれていました。リングの周りの観光客用と、ちょっと離れた階段席の現地人用。
明らか・・・。
私たちはもちろん観光客用。
その時、ツアーで来ているあっちゃん達を発見。
席番号がないので、あっちゃん達と合流しました。
ちょうど1試合目が終わり、これから2試合目だとか。
さっそくジュース&スナック券、お土産券をもって指定のブースへ。
ポップコーンとコップに入ったコーラ、ポストカードと小さなおばちゃんの置物をもらいました。
席に戻ると、派手な衣装を着たおばちゃんが登場!
相手はチョリータではなく覆面の男性。
チケット一緒に手渡された案内書にこう書かれていました。
「これはあくまでもエンターテイメントです。」的なことが。
ということで、審判もグルの設定。チョリータがやられています。
一生懸命痛そうな演技。
地元の観客の多くは子供。
かなり喜んでいます(笑)
でも、大人も真剣に応援しています。
ということで・・・もちろんチョリータの勝ち。
休憩を10分ほどはさみ、
第3試合目が開始。
今度は覆面レスラー対覆面レスラー。観光客も地元客もさっきのチョリータが出ている試合よりかなりテンション低目(笑)
しかも、
金色のおじさんかなりおじいちゃん。皮がたるんでいますけど・・・。
格闘技が痛そうで見れない私でも余裕で見られるほんわかプロレス。
この回もエンターテイメント。物言いが入り、乱闘になりそうかな・・・
地元客は本気で悪役を非難します(笑)決着はよくはからないまま終了。
だってスペイン語分からないからマイクを使って喧嘩してもさっぱり・・・。
第4試合目が始まりそうです。
Kazuはもう飽きたので帰りたいそうです(笑)
もう1試合だけ見て行こうと、説得。
だって、チョリータ・レスリングを見に来たのにまだ1試合しか見てないんだもん。
私たちが見逃した1試合目もおじさん対おじさんだったようなので、
次は…
そう、このおばちゃんが次のレスラー。
リング上へ。身に着けているアクセサリーなどをすべて外して準備OK。どくろの服を着た人が対戦相手。そしてまた悪徳審判。
チョリータ対チョリータが見たいな…
試合の展開は2試合目と同じ(笑)もう1人のチョリータが出てきて援護。場外までやってきました。チョリータがやられてるけど。おばちゃんのスカートの中はみんな見たくないって。。。チョリータ2人、相手&審判がごっちゃになって、ぐちゃぐちゃの試合。
観客は大喜び。そして最後はオバチャン2人の争いになって終了(笑)
明るいうちにミニバンに乗りたかったので、
あと1試合を残して私たちは帰ることに。
トイレに行きたいのかと聞いてくれた出口係のお姉さんが、
私たちがミニバンに乗って帰ると伝えると、
どうやら、チョリータ・レスリングの会場前で観光客を狙った悪い人たちが待っているそうです。
個人で行く方はお気をつけて!
お姉さんに大通りまで連れてきてもミニバスに乗せてもらって、そそくさとラパスに向けて帰りました。
ラパスの町を見下ろしながら。ケンちゃんのお昼ごはんが遅かったので、晩ごはんにケーキを買って宿へ。一緒にケーキを食べようとあっちゃん&マサ君を待っていると、
20時ごろツアーの送迎バスで送ってもらって帰ってきた2人が慌てて私たちのところへ。
「iPhone盗まれた!」
と、一言目。
どうやらチョリータ・レスリングの試合を最後まで見終え、会場を出る時、
マサ君が、チャック付きのズボンの横のポケットに入れていたiPhoneをスリに盗られてしまったそうなのです。
皆様もチョリータ・レスリングの会場周辺ではスリ、怪しいタクシー・ミニバスにはお気を付けください。
でも、日曜日にラ・パスに滞在する方は、記念にチョリータ・レスリングお勧めです(笑)