2011年12月3日 土曜日
ただ今私たち2人+ブエノスから共に旅しているあっちゃん&マサ君夫婦+キミちゃんの5人と、
今頃一生懸命峠を越えているだろうチャリダー(チャリンコ・ライダーの略)ケンさんは、
「世界一美しい林道」と言われるCarretera Australカレテラ・アウストラルの南のスタート地点、Villa O’Higginsビジャ・オヒギンスという村を目指して、
アルゼンチンのEl Chaltenエル・チャルテンという村から2日がかりで向かっております。
昨日の朝、チャルテンの町を出発し、湖を1つ、22キロもの距離がある峠を越え、もう1つ越える(渡る)とってもきれいなLago O’Higginsオヒギンス湖の目の前までやってきました。
今日はこのオヒギンス湖をフェリーで渡り、夜にはVilla O’Higginsビジャ・オヒギンスに到着する予定であります。
12時、起床。
昨日21時ぐらいに寝たはずなのに・・・爆睡でした(笑)
フェリー乗り場すぐにある、この地域にあるたった一つの宿(といかこのあたりに唯一住んでいる家族の宿)Mancilla Familyでお世話になっています。
起きたら、体が痛い!!
昨日の2時間の乗馬が完全に体をガチゴチにしてくれたようです。
とっても楽しかった馬の背中に乗っての国境越えの見返りが・・・。
そんなバキバキの体を一瞬忘れさせてくれる、窓の外の景色。
今日乗船するフェリーは17時発。
何にもすることがないので、Mancilla Familyの1人娘?孫?の女の子と遊んでいましたw
マリエちゃんだったかな。。。
鬼ごっこしたり。
鬼ごっこより景色に心を奪われたり。
樋の中に隠れた猫を見せてくれようとしたり。
無理やり出された子猫を心配するママ猫w
そんなことをして過ごした午後。
16時、
お礼を言ってMancilla Familyを出発。
宿から桟橋まで250m(らしいのですが)、意外ときついです(笑)
がに股で急斜面を上り、
アップダウンの先の桟橋まで。
あの桟橋にケンさんがついていることを祈って。
チャリダー・ケンさんとはここで待ち合わせ。
昨日の峠道を見た私たちは、「ケンさん大丈夫かな?」と、ちょっと心配。。。
宿から10分ほどで桟橋到着。
湖キレイーーー!!
どこかの温泉みたいな色してる~
ところで。
ケンさんは??
もしかして嫌な予感的中??
ちらちら後ろを振り返りながらケンさんをギリギリまで待ちます。
17時15分、
船来ちゃったよ!!
これに乗り込みます。
たくさんのチャリダーさん。
でも、そこにはケンさんの姿は・・・
しかも、この船を逃すと次は4日後!!
ケンさーん!!!
その声はむなしく。。。
18時、船は出発。
ほんとにケンさん乗れなかったし!!!!
ケンさんどこにいるの~~~~!?
☆後日談☆
ケンさんから来たメッセージによると。
船に乗れなかったのは彼のせいではなくて、デシエルト湖の船(私たちが昨日最初に乗った船)が壊れたから。だとか。
翌日発の船に乗り、そのまま登山道もがんばったが、結局オヒギンス湖の船着場に着いたのは午後8時。
遠くに私たちが乗った船が・・・見えるはずもなく。
そしてそのまま船着場の小屋(上の写真に写っている小さな小屋)で4日待ったそうです。
その間彼は湖でマスを釣っていましたw
みなさんはこうならないように、余裕をもって出てくださいね!!
話は戻ります。
ケンさんを山の中に取り残して出発した船は、
オヒギンス湖を進みます。
なんと言ったらいいのでしょう。この緑。
そして、船の後ろには、
氷河が!!
この船、実は午前中は氷河を見に行くツアーに出かけていたのです。
氷河を見終え、Villa O’Higginsビジャ・オヒギンスに戻るときに、桟橋に立ち寄って私たちを積んでいったということなのです。
あの桟橋から氷河ツアーに参加することもできます。
詳しくはこちらから。
気持ちいい外の景色を楽しみながらオヒギンス湖を北上。
どんどんあたりは太陽が傾いていきます。
21時。
オヒギンス湖の北岸、Pto. Bahamondezに到着。
ここから、ビジャ・オヒギンスまでは、
このバスで。
バスは満員。
どこまで行ってくれるのかもわからず・・・
でも、ビジャ・オヒギンスは人口400人の村。
どこで下してもらってもたぶん大丈夫ですw
ビジャ・オヒギンスの地図。
約15分後、バスが停車したのは、
ホステルの前!(笑)
もともとこの村のどこに泊まるか決めていませんでしたが、
船の中で見たこの村の紹介ビデオに出ていたホステルなので、もうここでいいかと、荷物を受け取りホステルへ。
さすが小さい村!
私たちが泊まることになったホステルは、El Moscoエル・モスコ。
これが大正解でした♪
こんな広い敷地に立っています。
建物の周りはキャンプ場。
今はシーズン前でほとんど人がいませんが、シーズンの始まる1月からはチャリダーさんでいっぱいになるのだとか。
広いキッチンと
広いリビングもいっぱいになるそうです。
6人ドミが1人8000チリペソ(約1200円)、キャンプ場(キッチン&シャワー使用可)5000チリペソ(約750円)です。
これでやっと私たはカレテラ・アウストラルの出発地点までやってきました。
昨日からの1泊2日、国境越えはこれにて終了です。
綺麗な景色を楽しみ、いろんな乗り物にも大満足の2日間でした♪
ちょっと変わった旅がしたい方、ぜひ!!
それにしても、ケンさんにお別れ言ってないんだけど。。。。