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チュキカマタ銅山へ行けた!!! チリその17

2011年12月19日 月曜日

カラマに来た理由。

Kazu&マサ君が、チュキカマタ銅山に行きたかったから。

そもそも、チュキカマタ銅山とは。

カラマから北に22キロ離れた海抜3,180mの高地にある、世界最大の露天掘りの銅山。
採掘場の規模は現在、奥行き5キロ、幅3キロ、深さ1キロ。
米国のアナコンダが経営していたが、1969年に国有化されチリ銅公社が採掘を行っている。

この銅山では月から金曜日に見学ツアーが無料で行われています。
(寄付金を支払います。)

ということで、この銅山を見にカラマ行きを2日前に決めたのですが…

その時、念のためツアーの空き状況を調べようと、Kazuがチュキカマタ銅山にメールをしてみたところ、
即返信が来て、1週間後まで空きがないとの答えが返ってきたのでした。

ただ、心はもうカラマに来る予定だったので、カラマにやってきました。

銅山に行けないけど、カラマにやってきた私たち。
話し合った結果、銅山に行けなかった代替案として、

「カラマから車で約1時間半離れたところにあるサン・ペドロ・デ・アタカマにレンタカーを借りて行こう」ということになりました。

で、今朝は男子2人がレンタカー屋さんをあたり、
女子2人がアタカマに持っていくための食料を買いだすということで、
2組に分かれて朝からカラマの街をてくてく。

食料を買いだし終わった私たち2人が、「レンタカーなかったりして・・・」と言いながら宿で待っていると、
「レンタカーなかった・・・」と言いながら男子2人が帰ってきました。

やっぱり・・・

「でも、チュキカマタ銅山行ける!!」と。

へっ!?

ないんじゃなかったの??

どうやら、レンタカー屋さんを回るために、レンタカー屋さんがどこにあるか情報を得ようと、インフォメーションにいったそうです。

そしてついでに、いっぱいなのは分かっていつつも、ダメもとでチュキカマタ銅山ツアーに今日行けないか聞いたところ、
空席があると言われたそうです。

なぜかと言うと。
ツアーは1日1度、1台の大型バスで催行され、そのうちのバス座席10席分をインフォメーションが持っているようなのです。

Kazuはメールで直接銅山の事務所?のほうに問い合わせ、そちらがいっぱいと言われたようです。

なにはともあれ、もともと行きたかった場所に行けることになり男子2人はHappy。

が。

一度チュキカマタ銅山を諦めた私たちの心はアタカマにも向いています。

ということで、再度話し合い。

結論、両方行っちゃう!!

今日はレンタカーに空きがありませんでしたが、明日は1台だけ空きがあるとのこと。
ということで、もう1日このカラマに滞在し、明日の朝から24時間レンタカーして、弾丸アタカマ1泊観光に出かけることにしました。

さっそく明日のレンタカーを確保。

12時50分、指定された通り、長そで長ズボン、足全体を覆う靴を履いてインフォメーションへ。
ちなみにインフォメーションは現在臨時で中央市場の西側にある、遊歩道の中にあります。

インフォメーションの人に連れられ大通りまで行き、ミニバスへ。
どこに行かされるのかもわかってない私たち。
でも、インフォメーションの方が、バスのドライバーさんにどこかで私たちをおろしてくれるように頼んでくれました。

そして、帰りはこのBもしくはDと表示されたミニバスか、タクシーで戻ってこれるよと、最後に教えてもらってミニバスへ。
料金は400ペソ(約60円)なり。

約20分後、ドライバーさんにここで降りるように言われ、そして少し離れた先にある、建物に行くようにと教えてもらいました。

で、着いたのが、ここ。

鉱山案内事務所だそうです。

チュキカマタ銅山ツアーはここから催行されるので、直接チュキカマタ銅山にツアーの予約をした人はここに集合だそうです。

ということで、私たちも名前を言いパスポートを提示して、手続き終了。
手続きの時に、寄付を求められ1人500ペソを渡しました。

13時半、ツアーバスへ。

バスに乗ると各座席に、

ヘルメット。

そして、1人1着ずつベストが渡されました。

なんだか危ないところに行く感じに・・・

そもそも、私、露天掘りが何だかわかってません!!

ツアーバスにはスペイン語と英語で説明を行ってくれるガイドさん付き。

ツアーは2か所に立ち寄ります。

1つは銅山労働者とその家族が住んでいた町、Chuquicamataチュキカマタ。
そして、銅山。

バスはカラマの町を抜け北へ進みます。

なんだか、新しい同じような家がいっぱいなカラマの町の端。

約15分後、チュキカマタの町に到着。

あれ??

バスから見える町は人気がゼロ。
建物の窓は割れてるし・・・。

なんと、このチュキカマタ銅山の労働者やその家族が住んでいたこの町は、2008年からゴーストタウンと化しているのだそうです。

大きな広場に止まったバス。
バスから降りて、バスの周りだけ写真を撮ってもいいよと。

ゴーストタウン化したチュキカマタの町。

まだ建物はきれいなのに。

なぜここがゴーストタウンになったかと言うと、
原因は、

町の目の前にそびえるチュキカマタ銅山。

今もどんどん広がっているチュキカマタ銅山。
2008年、国により、銅山の近くに住むことが禁止され、ここで暮らしていた人たちはカラマにみんなで移住することになったそうです。

人がいなくなったこの町は、この町に吹く突風で建物が壊れる危険性があるので、バスの止まった広場から離れて見学することができません。

初めてこんなきれいなゴーストタウンを見ました。

広場横の安全が保障されている建物の中で、ガイドさんによるこれから行く銅山の説明がありました。

銅山ではこの2種類の鉱石が掘り出されているそうです。

地表から300メートル以内の表面と呼ばれるところからこの緑の鉱石。

そして地中300m以下のところからこちらの鉱石。
緑の鉱石よりかなり重たいです。

一通り説明を聞いたところで、再度バスへ。

いざチュキカマタ銅山へ。

銅山に入ったところで、ガイドさんから長そで長ズボン、足全体を覆った靴と、ベストとヘルメットの着用を指示されました。

で、バスの中なのに、

みんなヘルメット姿(笑)

銅山の中では車内でも必須のようです。

バスは銅山の中へ。

と、その時。
バスの隣をかなり巨大な車が!!!!

バカでかい!!!

コマツって書いてある!!

写真ではこの巨大さが伝わりにくいのですが…

少し離れた後ろを走るピックアップトラックと比べたらこんなに大きいんです。

こんなところで日本の車が使われていました。
ちなみにこの鉱山ではコマツとドイツ社製のコマツよりちょっと小さいトラックが合わせて100台使われています。
ちなみに、このでっかいコマツ社製のトラック1台約5億円なり。

ひえ~~~~。

そして、銅山内ではこのトラックの左側の運転席から他の車両が見えるように左側通行です。(普通の道路では右車線)

なので、このツアーは左側に座るのがお勧めです。
まあ、あんまり変わりませんが(笑)

トラックに驚いているうちに、銅山の展望台に到着。

このツアーで銅山の中でバスから降りれるのはここだけです。

みんなヘルメットとベストを着用して展望台へ。

そして、これが世界一の露天掘り!!!

大きすぎて全体像が撮れません!!

1キロあるという一番下も、頑張って覗き込んでも見えません(笑)

でっかい!!!

さすが世界一。

深さはあと1キロ掘れるのだとか。
そしてただいまトンネル建設中。
8年後にはあの大きなトラックなしで採掘できるようになるそうです。

約10分間の展望台からの鉱山見学は終了。

バスに戻りカラマの町に戻ったのでした。

あっという間の銅山ツアー。
鉱山に全く興味のない私でも満足!

そしてこれが無料なんてすごい。。。

事務所で解散後、インフォメーションの方に教わったように、目の前にやってきたミニバスBに乗って街の中心へ。

と、なんだかおもしろそうな市場発見!

急いで、ミニバンから降りて着いたのが、中心から少し離れたところAntofagasta通りにある市場。

市場やその周りはクリスマスプレゼントを買い求める客でいっぱいでした。

そんな中にいたチリの女子高生をパシャり。

これって犯罪??
チリの高校生の制服が日本の様でかわいい。
そして、みんな微妙なルーズソックスを履いていますw

そもそも、このカラマは、アタカマ砂漠の中にあるオアシスの町。
標高2700メートルにあります。
オアシスで水に困らないこの町ですが、今まで一滴も雨の観測はされていないそうです。

ここからはカラマの町を写真で紹介します。

町の中心の3月23日広場に面して建つカテドラル。

3月23日広場の周りには、素敵な壁画がいくつか。

1つ目。

近づくと。。。

ちょっと怖い。

2つ目。

3つ目。

町のメインストリート、ラミレス通り。

歩行者天国のラミレス通りにある鉱山労働者の像。

金色に光ってます。
さすが鉱山労働者が住む町、カラマ。

予定外にカラマを満喫。

明日は弾丸でサン・ペドロ・デ・アタカマにレンタカーで行きます!!!

余談。

ガイドさんが何度も言ったチュキカマタが、
甘え声で言った「好き、蒲田」に聞こえてしょうがありませんでした。

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