2011年7月18日 月曜日
アンダルシアの旅を土、日曜日は中断しましたが、今日から3日間アンダルシアの街をめぐる旅を再開します!
今回はマラガより東と北にある街。まず、本日はグラナダです。
グラナダに向かう道沿いで、家から30分ほど走った所にNerjaネルハという街があり、その街から山の方に道を登っていくと、真っ白い壁の家が立ち並ぶFrigilianaフリヒリアナという町があります。アンダルシア的な景色を求めて立ち寄りました。
町の中は坂道ばかり。その道の両側に真っ白な壁の家が立ち並んでいます。
ポスカードの絵のような景色が広がっています。
私たち2人の家族に送るポストカードを買おうとお店に立ち寄り、
(カナダを出発する時からせっかく世界一周をするので、立ち寄った街からできる限りポストカードを出しています)
お財布をあけてクレジットカードがない事が判明。
まだまだ見たかったのに、昨日最後にカードを使った場所に逆戻り。
無事、発見できましたが、往復1時間のロス。。。
改めてグラナダに向かう道中ではフリヒリアナの町はスルー。
いつかリベンジできることを祈って。。。
ちょっとの滞在中に見かけた白い家に似合う素敵なドアたち。↓
もっともっと探検したくなる町でした♪
マラガから車で走ること約1時間半。海沿いから離れ高い山々を見ながら走っていると、盆地のようになった所に目的地Granadaグラナダがありました。
グラナダは、かつてイベリア半島最後のイスラム王朝ナスル朝グラナダ王国の都があった町で、壮麗なPalacios de la Alhambraアルハンブラ宮殿が有名です。
私達はアルハンブラ宮殿を後にとっておき、アルハンブラ宮殿と川をはさんで向かい合う丘の上にある、Albayzinアルバイシンと呼ばれる街に向かいました。
アルバイシンとは、中世ムーア人(北西アフリカのイスラム教教徒)の統治時代の建築様式を残す一角です。アルバイシンは、ダーロ川を挟んで、アルハンブラ宮殿の西側に位置し、白壁の家と石畳で構成されており、この地区には、アラブ式の浴場、グラナダ考古学博物館、モスクのあとに建設されたサン・サルバドール教会が残っています。
ちなみに、グラナダのアルハンブラ宮殿、アルハンブラ宮殿の北にある別荘ヘネラリフェ、アルバイシンは、ユネスコの世界遺産に登録されています。
グラナダの町を車で移動した私達が間違っていました。。。渋滞、工事、一方通行、細い路地、色々なものに妨害され、歩いた方が早いのではないのか!?という位時間がかかってしまいました。アルバイシンに行きたい方、バスがお勧めです。車で行きたいという方、アルバイシンより丘の上の方にMirador de San Cristobalサン・クリストバル展望台という所があります。
このあたりは道も広く、無料の駐車スペースもあるので、そこに車を止め、路地を徒歩で下っていかれることをお勧めします。
私達は、ぐるぐる3回も同じ所をまわり、やっと車を止めれました。
サン・クリストバル展望台近くからのグラナダの街の景色。
サン・クリストバル展望台からの景色。左の方にアルハンブラ宮殿が見えます。
細い路地を勘を頼りに進み、Mirador de San Nicolasサン・ニコラス展望台、そしてアルバイシンを目指しました。
路地の様子。
路地で見つけた誰かのおうちのパティオ。かわいい!
勘があたり、サン・ニコラス展望台に到着。
そこからの眺め。正面の丘の上はアルハンブラ宮殿。
サン・ニコラス展望台の前にあるサン・ニコラス教会。
展望台脇の階段をおり、アルバイシンへ。
…サン・ニコラス展望台には問題無く着いたのですが、どこがアルバイシンだか分からず、
休憩に入ったバー?のおじさんに
「アルバイシンはどこ?」
と聞くと、
「ここら辺全部。」
とあっさり。
知らぬ間に着いていましたw
なんと、世界遺産の中で、ビール飲めちゃいます(笑)
たぶんアルバイシンにある建物のタイルアート。
たぶん、昔に作られたと思うもの。
同上。
…結局どこが…という感じで、ぐるっと見て車のところへ。
サン・クリストバル展望台の近くにある民家の駐車場。この車、こんな絶景を毎日見れて、ぜいたくな車ですよね…。
アルハンブラ宮殿とグラナダの町の絶景を満喫し、町中へ。
ホテルにチェックインし、本日のメイン、アルハンブラ宮殿に向かいます!
本日のホテルはアパートをホテルに改造した所。
車が入れない場所にあり、車を止めてから、迷いました。。。
でも、無事見つかったホテルが超かわいい!
道路からメインのドアを入るとパティオ。
部屋の中。
内装もかわいい。
一番気に入ったのはバスルーム♪
これで、1泊1部屋30ユーロです♪
そして、ホテルからアルハンブラ宮殿まで徒歩約10分☆
アルハンブラ宮殿は入場制限があるということを聞き、昨日のうちに入場券の予約をしていました。
チケット情報☆
いくつかチケットの種類があるのですが、アルハンブラ宮殿とヘネラルフェの全て公開されている場所を見れる昼間の見学では、午前の部(14時まで)と午後の部(14時から)に分かれていて、時間内であればいつでも入場可。
ただし、Palacios Nazariesナスル朝宮殿だけ30分ずつの入場制限があり、チケットに書かれている時間内に入場しないと無効になります。
チケットの予約方法は電話とインターネットから。
予約手数料に1ユーロかかります。
私達はインターネットで予約しました。
チケット予約のページはこちら→www.alhambra-tickets.es
日本語はありませんが、英語で表示して”general daytime visit”というのがすべて見れるチケットです。
チケットを予約する過程で、ナスル朝宮殿に入場したい希望時間を選べます。
支払いはクレジットカードで。
支払いをしたクレジットカードを持ってアルハンブラ宮殿の入口に行くと、入口正面の本屋さんの横にチケット発券機があるので、そこでクレジットカードを差し込みチケットを受け取ります。
発券機
発券機
チケット
最低、ナスル朝宮殿の入場時間の1時間前までにチケットを発券することが推奨されています。
私達はナスル朝宮殿の予約時間の1時間半前に着きましたが、昼間の部の閉館時間が20時までということで、インフォメーションのお姉さんが「時間が無いから、ここを初めに、ここを2番目に、そして最後にこれ」とすべて、ルートを組んでくれ、しっかりそれにしたがって早歩きで見学しました(笑)
アルハンブラ宮殿はウマの背のような形をした丘の上に立っていて、その丘は頂上部が長さ740m 、幅205mにわたって平坦になっているそうです。
夏場非常に暑いと言われるグラナダの中でもとても涼しい場所に位置しているそうです。
それでも太陽の日差しは暑いですがw
まずは世界遺産の一つGeneralifeヘネラリフェへ。
ヘネラリフェはムハンマド3世(1302年-1309年)の時代に建設されたナスル朝時代の夏の別荘でした。
ヘネラリフェは、アルハンブラ宮殿の北、チノス坂をはさんだ北側の太陽の丘に位置しています。
別荘内のPatio de la Acequiaアセキアの中庭は細長い池を囲むように花壇、噴水、柱廊が設けられ、アンダルシア地方におけるイスラーム建築において、もっとも保存の状態がものの1つです。
数年前にテレビで見て、行きたいと思っていたところに来れました。
中庭の中にある建物。彫刻が素敵。
ヘネラリフェからアルハンブラ宮殿に向かいます。
アルハンブラ宮殿は、宮殿と呼ばれていますが城塞の性質も備えていて、その中に住宅、官庁、軍隊、厩舎、モスク、学校、浴場、墓地、庭園といった様々な施設を備えていたそうです。そのほとんどの部分はイベリア半島最後のムスリム政権・ナスル朝の時代に建設されたそうです。アルハンブラ宮殿は異なる時代に建てられ、様々な建築物の複合体で、時代によって、建築様式や形状などが異なっているそうです。
宮殿の中にあるサンタ・マリア教会。
アルカサバ。ここが案内のお姉さんが2か所目に行くよう勧めてくれた場所。
アルカサバの先端にあるベラの塔からの眺め。
建物は白を基調としていますが、アルハンブラとはアラビア語で「赤い城塞」を意味するアル=カルア・アル=ハムラーからきているそうです。
この間セビージャで見たアルカサルはアルハンブラの「赤い宮殿」に対して「白い宮殿」といわれているそうです。
指定の時間が来て、ナスル朝宮殿に入場しました。
ナスル朝宮殿は、アルハンブラ宮殿の王宮。
それぞれの建物がタイル、漆喰、木彫りなどで飾られています。
Patio de los Arrayanesアラヤネスの中庭。
きれいなタイルアートたち↓
壁のアートたち↓
2人とも一番見惚れたSala de las Dos Hermanas二姉妹の間の天井↓
そのほかの素敵な彫刻↓
精密なアートに魅了され、あっという間に閉館時間。
機会があれば昼間よりいいといわれる夜のライトアップの時間にまた来たいと思いました。
ホテルの近くに戻り晩御飯へ。もちろん今日もタパス(笑)
グラナダはタパス屋さんが安いと聞いてきたのですが、観光客用のタパス屋さん(1皿ずつではなく”何品タパスセット”しか置いていないタパス屋さん)しか探せず。。。
それでも、1皿ずつ出してくれるところを見つけ入り夕食を食べました。
グラナダの街はいつもより時間がなく(朝のハプニングと車のせい!?)アルハンブラ宮殿とアルバイシンしか見ることができませんでした。。。
またいつかリベンジしたいな!!
弾丸な私たちは明日はまた違う世界遺産を見に行きます!!