2011年7月19日 火曜日
グラナダの町を昨日早足で観光し、世界遺産のアルハンブラ宮殿、アルバイシンしか見ていませんが、弾丸旅行の私達は朝ご飯を済ませ、グラナダの町を出発。
北に向かって高い山々、どこまでも続くオリーブ畑の中走ること約1時間。Jaenハエンという町に到着。
ハエンは、スペイン南部中央にある、アンダルシア州ハエン県の県都で、「オリーブ・オイルの首都」としても知られています。地元ではオリーブオイルのことを「液体の黄金」と呼び、ここまでの道のりでも見てきたようにオリーブの大規模な産地です。このハエンの町はそんなオリーブ畑に囲まれた町です。
渋滞と一方通行ばかりの町の中をぐるぐるし、やっと駐車場を発見。歩いて町の一番の見どころに向かいます。
町のほぼ真ん中に1532年に建設が始まり、18世紀に完成されたルネサンス様式のカテドラルがあります。
ハエン大聖堂
この町には、8世紀にスペインに侵攻したムーア人の要塞や城砦が今でも残っています。
街のどこからでも見える町の西側にあるサンタ・カタリーナ丘陵の上にはサンタ・カタリーナ城があります。
この城は、ムーア人が築いた砦を増強したもので、城壁と大きな塔が残っています。
イスラム教徒の城跡に13世紀レコンキスタの王様フェルナンド3世が建てたのがこの残った城だそうです。
標高７６０ｍの岩山の頂上には、それに一体化するように隣接してパラドールと呼ばれる宿泊施設があります。
宿泊してない私達は残念ながらその頂上からの景色が見えず。
ただ、頂上より下の方に公共の駐車場があり、そこから徒歩で丘を登ると、もしかしたらきれいな景色が見えたかもしれませんが。。。
少しだけ登ったところから撮った写真。
次の町が私達を待っているので、先に進みます！（笑）
高速道路から見えるハエンの街。
ハエンから北東に３０ｋｍ程、まだまだどこまでもつづくオリーブ畑を見ながら進むとBaezaバエサという町に着きました。
バエサは1227年、アンダルシアで最初にレコンキスタによってキリスト教徒に奪回された町です。バエサの歴史は古く、古代ローマ帝国時代の都市ベアティアにまで遡ります。現在ではスペインの都市の中でも、イタリア・ルネサンス様式の建築物が良好な保存状態で多く残る都市として知られています。
2003年には、同様の特色を持つ私達が次に向かう都市Ubedaウベダとともにユネスコの世界遺産に登録されました。
バエサのルネサンス建築の中でも重要なものには、1538年に建造された大学で、現在はグラナダ大学の夏期講座に使われている建物。↓
ほかには、
サンタ・マリア大聖堂（Catedral de Santa María）、
エスパーニャ広場（Plaza de España）、
ハバルキント宮殿（Palacio de Jabalquinto）とコンスティトゥシオン通り（Paseo de la Constitucíon）の区画などがあるそうですが、
簡単にわかるような観光案内の看板などがほとんどないので、どれがどれだかさっぱり。
上にのせた写真ももしかしたら違う建物の写真かもしれません。。。
おそらくこれではないか、という感じで観光しました(笑)
もしかしたらこれも世界遺産!?
そしてそして、ほぼ人に出会わず。
観光客の姿は一切なし。
そんな世界遺産を独り占めし、もう１つの世界遺産の町ウベダに向かいました。
ウベダはバエサ同様ハエン県の町で、人口は約4万人と小さな町です。
隣のバエサからは車で約10分ほど。
この地域の行政、経済の中心地です。
バエサ同様、どれが世界遺産に登録されている建物なのだかさっぱり。
とりあえず、それっぽいものを見て回りましたｗ
おまけ。
お土産屋さんで見かけたかわいい小物入れ。
本当にこの町も観光客がいません。
そして、お昼真っ最中ということで住民もいません(笑)
誰も観光客のいない2つの世界遺産の町を探検し終え、今日の宿泊地コルドバに向かいました。
約2時間。
オリーブ畑の後はひまわり畑を見ながらやっと着いたコルドバは、今までで1番グーグルマップ君が役に立たない町でした。。。
今日訪れたハエンの町も一方通行の表示が逆だったり結構当てにできなかったのですが、コルドバはそれ以上!
もちろん一方通行の道は表示が間違っているし、歩行者専用道路も通すし。
と、グーグルマップ君を責めてしまいましたが、ただの八つ当たりです。
車で知らない場所を走っている私達が悪いのは重々承知。
街のど真ん中の予約したホテルになかなか着けず狭い道をぐるぐるぐるぐる。
もう地図ではどう行っていいのかわからず、ホテルのある方角に適当に走っていると、いきなり相方が急ブレーキを踏み、それと同時に「バリバリバリー」という大きな音。
んんん!!!???
長くなったので、続きはその8へ(笑)