アンダルシアの旅 最終日 スペインその9

2011年7月20日 水曜日

アンダルシアの旅最終日。まずはコルドバの街を観光する前にすっきりしたいので、昨日事故した車を走らせレンタカー会社へ。

特に大きな問題も無く新しい車とチェンジしてもらえました。ただし、安いほうの保険しかプラスしていなかったので、返却時に支払いが必要との事。それでも、保険をプラスしていたおかげで、最高でも670ユーロの支払いで済むそうです。支払いは返却時ということで、ひとまず忘れます!(笑)

すっきりした所でコルドバ観光へ。

今日は昨日の反省から街の真ん中まで入らず、大きな道路脇の駐車場に車を止めました。w

Cordobaコルドバ はイスラム王朝の首都がおかれた街で、イスラム時代の文化を伝える建築物や街路が遺されています。

まず、私達が向かったのはカトリック両王のアルカサル。

イスラム時代の宮殿のあとにアルフォンソ11世により建てられたお城。「Alcázar de los Reyes Cristianos」(カトリック両王のアルカサル)と呼ばれています。
毎週水曜日は入場料がただという事で、ラッキー♪

外から見たアルカサル。

中庭には色とりどりのお花が植えられていてきれいです♪

一室のモザイク画。残念ながら壁全部は残っておらず、ところどころモザイク画があります。

モザイク画のアップ。

アルカサル内部で見れるのは上のモザイク画のある部屋、中庭、そしてこの遺構です。

外から見えていた塔の上に上ることができます。奥に見えるのは次に行くメスキータです。

次はこの街のメイン、私達が泊まったホテルの目の前にあるメスキータ。

左が私たちが泊まったホテル、右がメスキータ。

Mezquitaメスキータは、スペイン語でモスクという意味です。スペインに現存する唯一の大モスクだそうです。

このメスキータが建つ場所は、紀元2世紀、戦勝祈願を行ったローマ神殿があったという伝説があり、西ゴート王国時代には聖ヴィアンテ教会があった神聖な場所でした。
785年、その場所にイスラム教の寺院としてアブデラマン1世がメスキータの建設を始めました。

その後、カトリック教徒が権力をにぎった1236年からは、内部に礼拝堂を設けたりカテドラルが新設されて、メスキータはイスラム教とキリスト教、2つの宗教が同居する珍しい建築となりました。

礼拝の間。メスキータの中は赤と白に塗られた2重アーチとたくさんの柱が整然と並んでいて、不思議な空間にやってきたような気がしました。

建物の真ん中にある祭壇。

祭壇の後ろにある、なんでしょう?
たくさん椅子が並べられたところ。

パイプオルガンもあります。

この空間の椅子の彫刻がすごい。
細かいうえに、一脚ずつ彫られている顔が違います。

奥の方には展示室があります。

すみません、何に使われたものだかわかりません。。。

それにしても、すごいです。円柱の森とも呼ばれているみたいです。

窓の格子。

現在このカテドラルはコルドバの聖マリア大聖堂とも呼ばれています。

このメスキータやメスキータの周りのユダヤ人街などを含む「コルドバ歴史地区」は世界遺産に登録されています。

メスキータを出て、世界遺産の一つユダヤ人街をお散歩。
ユダヤ人街はメスキータの北にある入り組んだ街路の地域です。
入り組んだという説明通り、迷子になりかけながら、地図を片手にてくてく。

スペインでは珍しいユダヤ教の教会、シナゴーグもあります。

かなり迷ってやっと着いたシナゴーグ。

中はこじんまり。

ほかのユダヤ人街の見どころに、白壁に花の鉢が飾られた観光スポット「花の小径」があります。

行き止りまで行き振り返るとメスキータの塔が見えます。


メスキータ裏の川にかかるローマ橋。
こちらも世界遺産の一つ。
ローマ橋の門となっている要塞がカラオーラの塔。

橋の向こうが塔。現在は博物館になっています。

セビージャほど暑くはなかったのですが、それでも昼間歩き回るには暑かったので、コルドバの街の観光名所を一通り見終わったので、お家に帰ることにしました。

コルドバからマラガまでは車で約2時間弱。新しいハイウェイを走り、アンダルシアの旅は終了です。

明日からは、カナダで出会ったもう1組のスペイン人カップルを訪ねるために、スペイン北西部のガリシア地方に向かいます♪

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