パエリアのレシピ 〜アンダルシアの一般家庭〜

2011年8月15日 月曜日

今日はスペイン全体が祝日。
昨日行ったフェリアは今日もやっていますが、私たちはおうちで次の旅の準備。

というか、ここ数日マドリッドで何かにさされたところがかゆくて、何が起こっても起きない私が、夜中にかゆみで何度も目を覚まし、疲れが取れていないので、おうちでのんびりしていました。

ということで、前回の赤パプリカのサラダのレシピに続き、今日はスペイン料理といったら・・・の、パエリアの作り方をのせたいと思います。

以前書いたように、パエリアは各家庭によって、また地域によって具材、味付けが異なりますが、マラガのママお得意のシーフードパエリアの作り方を記事にしてみました。
もちろん、ここスペインと日本では手に入るものが違うと思うので、下の材料を参考に、手に入るもので試してください♪

《材料》

イカ
見た目はアサリに似た小さな貝
殻つきの小さなえび
飾り用の大きなえび
ムール貝
玉ねぎ    1玉
ピーマン   大2
にんにく   3~5片
トマト缶   1缶
西洋パセリ
お米     人数×約半合
サフラン

オリーブオイル

です。
量は完全にお好みです。
味付けはいたってシンプルなので、そうそう、変な味になることはないと思います。

《下準備》

1、軟骨をとったイカを一口大に切り、塩をかけ、オリーブオイルで炒める。

2、小さなエビの頭と殻を取り、身は置いておいて、頭と殻をお鍋に水と一緒い入れ、茹でてダシを取る。

3、ムール貝のヒゲや汚れを取り、お鍋にいれ水をいれずにふたを閉め、殻が開くまで蒸す。

4、小さな貝を水で茹でる。

5、2~4のだし、ゆで汁等全てパエリアにいれるのでそれぞれ入れ物に入れ取っておく。

できればこのダシがお米1人分(約0.5合)につき、お米の2倍の量あるといい。
足りない場合は普通の水でOK。

《作り方》

パエリア用のなべ(なければフライパンなど平たいなべが好ましい)で、炒めていきます。

1、オリーブオイルを引いたお鍋に刻んだガーリックをいれ、みじん切りにした玉ねぎ、ピーマンをいれて炒める。

2、しっかり炒まったら、トマト缶1缶を加える。汁も。

3、西洋パセリの葉の部分だけ刻んでいれる。

(よく炒まったら、できればミキサーで潰す。なければそのままでも良し。)

4、ミキサーで潰したものを塩で味付けする。
(潰さない場合は、一度ボールなどに取り出しておく)

5、イカを炒め、4をいれる。

6、よく炒まったら、お米とサフラン(小さじ1くらい)を入れ、3~5分ほど炒める。

7、お米がなじんだら、お米1に対し2倍の水分(えび、小さい貝、ムール貝のダシ)を入れる。
4人分ならお米2合とその倍量の水分。

8、焦げ付かないよう混ぜながら炒める。

9、20分ほどたったら、小さいえび、小さい貝(殻ごとでも、身をほぐしてでもどちらでもOK)を入れ混ぜ、最後に飾り用のえびを上に並べる。

10、火を少し弱め、焦げ付かないよう底の部分のみ混ぜながらあと20分炒める。

11、お米を入れてから合計40分たったら、火からおろし、ふきんなどを掛けて約10分蒸らす。

12、お好みでムール貝、炒めた赤パプリカ、レモンなどをかざって完成。

途中味見をして、味が足らなければ塩、鶏がらの元などを足してください。
本当に簡単なレシピですが、本当に味付け、作り方はこれだけなのです。

これはシーフードですが、お肉でも、野菜でも、何もなければお米だけでもできるのがパエリアだそうです。

1番難しいのはお米かもしれません。
私はカナダでジャスミン米、長いお米で試しました。
日本のお米ではなかなか難しいと思うので、タイ米のようなお米のほうがパエリアにあっていると思います。
もちろん一番いいのはスペインのお米を手に入れることですが。。。

こんなわかりにくいレシピですが、試してくださる方がいることを祈って(笑)

(追記)
なかなか都会のスーパーでは殻付きのエビが手に入りません。
するとダシが足りなく感じます。
そんな時は鳥モモ肉を追加してもいいお出汁が出て美味しいです!!

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