2011年12月25日 日曜日
クリスマス当日。
今年のクリスマスはナスカの地上絵で有名なナスカで過ごしています♪
そして、今日はついにナスカの地上絵を見ちゃいます。
しかも、空からと地上からの2本立て☆
そもそもナスカの地上絵とは。
ペルー南部、ナスカ川とインヘニオ川に囲まれたナスカ台地と呼ばれる、乾燥した盆地状の高原に描かれた謎の地上絵。
紀元前200年から紀元後800年にわたって栄えたナスカ文化の時代に描かれたものだとされる。
地上絵は直線や幾何学図形、動物、魚、虫、植物などさまざま。
一説によると人間や動植物の絵は70以上、幾何学図形は700、直線に至っては数千から1万を超えるともいわれる。
地上絵のほとんどは一筆書きのデザインが多い。
ナスカの地上絵は、盆地の暗赤褐色の岩を特定の場所だけ幅20~30cm程度取り除き、深層の酸化していない明るい色の岩石を露出させることによって「描かれて」いる。
発見したのは、1939年6月22日、飛行機で飛んでいたアメリカ人考古学者のポール・コソック。
上空からでなければ分からないほどの巨大な絵を残した理由は、未だに解明されていない。
この地上絵は「ナスカとフマナ平原の地上絵」として世界遺産に登録されている。
そんな地上絵を今日は満喫しちゃいます。
まずは、空から。
昨日、Condor Nazcaという旅行会社で空港までの送迎込みで小型セスナ機で30分間の地上絵を12個見れるフライトを予約。
朝8時45分、予定より15分遅れて迎えの車が来ました。ナスカの町の中心部から約3キロ離れた空港へ。
途中アメリカ人のカップル2人をピックアップし私たち4人は地上絵を見るためのセスナ機専用、ナスカ空港に約15分で到着。旅行会社が提携している航空会社でまずは手続き。
体重も計って記入します。
あとはひたすら待ち。
次々にセスナ機が飛び立っていきます。
ひっそりした空港内で、もらった地上絵シートを使って予習。なかなか私たちの順番になりません。
昨日、旅行会社では待つことなく飛べるからと言われたのに、
結局1時間待ちました。
やっと、私たちの順番になり、空港使用料25ソレスを支払い、身体検査へ。
そして、クリスマスの恰好をした副操縦士さんにしたがって、滑走路を歩いて、セスナ機へ。私たちが乗った小型セスナ機。
パイロットはサンタクロ~ス♪・・・と。あれ!?昨日、横並び1席ずつのセスナ機って言われたから申し込んだのに、
普通にお隣にKazuがいますが・・・。
何度も縦に4席分客席があるセスナ機なのか確かめたにもかかわらず、あっさり横2席のセスナ機ですよ。
テンションガタ落ち。
あとで、文句を言いに行こうと、とりあえず今はテンションを回復させます。
シートベルトを締め、ヘッドフォンをつけ準備完了。
小さなセスナ機はあっという間に上空へ。窓からはナスカの町が一望できました。町の中を流れる川には水がない。
副操縦士さんが英語で説明してくれます。
地上絵を見る時は右側、左側の両方から見えるよう、公平に両側とも旋回するが、気分が悪くなる人がいるので、
座席の前ポケットに袋が準備されています。空港を飛び立ってあっという間にナスカの地上絵がある広い大地の上に。さて、ここから私たちが見た12の地上絵+おまけの写真を載せます。
ただし・・・見ていただければ分かりますが、クイズのようなもの。
人間の目で見えるのとほぼ同じサイズで撮った写真です。
準備はよろしいでしょうか??
では1つ目。
Whaleクジラ(63m)。ペルー近郊にはクジラはいないそうですが・・・。
お分かりいただけたと思いますが、想像していたよりかなり小さい。
もちろん地上絵自体は大きいのですが、小型セスナ機で近づける限界がここまでなのでしょう。
実は、2人とも目で確認できませんでした(笑)
とりあえず撮っておいた写真に写りこんでいて、あとで確認できたのです(笑)
しかも、それぞれの右側、左側の旋回はあっという間。
そして、自分とは反対側の窓から見えるように旋回しているときの重力がかなり。
うぷっ。
何度気持ち悪い瞬間があったことでしょう・・・。
そして、自分の側が地上絵が見える時も、
どれ?どれ?と言っている間に終わってしまいます。
副操縦士さんが、「今翼の下です。」という風にヘッドフォンを通して場所を教えてくれますが、
自分たちの想像ではもっと大きく見えると思っていたので見つけれませんでした。
あっという間に2つ目。
Trapezoids不等辺四辺形。これも!?という線状の物も地上絵だそうです。
3つ目。
Astronaut宇宙飛行士(32m)。見つけれました?一番下の山の斜面に描かれています。
宇宙人ともいわれているそうです。
4つ目。
Monkeyサル(110m)。はい、わかります。
どこ!?と、怒りたくなる気持ち。
でも、この中にしっぽがグルグルしているサルが写っています。
ちなみにサルはナスカには生息しません。
5つ目。
Dog犬(51m)。もう探すの辞めたくなってきました?
逆さになっている犬がちゃんといるんです・・・。
6つ目。
Humming Birdハチドリ(96m)。これは見つけれましたよね??
何百もある地上絵の中で一番美しいとされている地上絵。
ナスカの地上絵で最も多く描かれている動物だそうです。
7つ目。
Condorコンドル(136m)。これは大きいので意外とわかりやすいですか?
そうでもない??
8つ目。
Spiderクモ(46メートル)。これまた難しいですね・・・。
長方形の右横にいます。
小さいですが形がとってもがとっても素敵。
9つ目。
Heron Birdフラミンゴ(300m)。すみません・・・。
目で確認するのが遅く、この1枚しか撮れていませんでした。
羽の下、幾何学模様の上にいます。
10コ目。
Parrotオウム(200m)。これは分かりやすいですか?
ただし、オウムには見えませんよね・・・。
トンボという説もあるそうです。
11、12コ目。
Tree木(70m)と手Hands(45m)。真横に延びるのがパン・アメリカ・ハイウェイ。
その道路の下にポツンと見えるのが展望台。
展望台を挟んで左に木、右に手が描かれています。
このあと、あの展望台に行きます!
ここで契約で見せてくれると言われた地上絵は終了ですが、
おまけ。
セスナからキョロキョロしていると、他の地上絵も見えます。ただし、なんだか分かりません。。。地上絵の上の空から、
そして、飛行機でしか確認できない地上絵。
木と手の横にはトカゲの地上絵があるのですが、体のまん中をパン・アメリカン・ハイウェイにつぶされて、ほとんど消えているそうで
私はしっぽしか分かりませんでした。
30分の飛行時間と言われていましたが、あーっという間に終了。
地上絵の上を飛んで飛行場に引き返します。地上絵のある大地のすぐ横には緑。ナスカの町の家々。地上に降りた瞬間、気持ち悪い・・・。
一生懸命地上絵を見るのと写真を撮るので気持ち悪さを忘れようとしていましたが、かなり酔っていました。
送迎車に乗ってナスカの町に戻ります。
さっそく地上絵第2弾。
展望台を目指します。
安く行くには、Icaイカ行きのバスに乗って途中で下してもらいます。
ということで、Soyusソユスというバス会社へ。
Ica行のバスはいくつかのバス会社から出ていますが、このソユスが一番安いです。
ナスカの町から展望台まで3ソレス(約60円)なり。
30分ごとにIca行のバスが出ているのでかなり便利。
バスに乗った時、一応運転手さんに「Miradorミラドール」で下してほしいことを伝えておきました。
街からまっすぐ伸びたパン・アメリカ・ハイウェイを約15キロ走ったところにミラドールはありました。
バスにバイバイ。こちらがミラドール。鉄塔!?
1人2ソレスを支払ってさっそく、一番上へ。
高所恐怖症の人にはちょっとキツイ?一番上は畳2畳分ほどのサイズ。それでは、行きます。
地上から見る地上絵!
はい、見にくいですね(笑)
やっぱり地上から見るのは難しいようですw
ここでもやりました。
地上絵の上の展望台から、
他にお客さんがいなかったので2人でちょっと地上絵を独占。
満足して地上に降りました。
帰りのバスを待つ間、その辺をプラプラ。
地上絵のある大地はこんな感じ。地上から見た地上絵はただの車のわだちの様。30分以上待ってやっとやってきたバスを手を挙げて捕まえました。
戻ってきたナスカの町はクリスマス。
お店がほとんど開いていません。。。
見つけた開いているレストランは昨日のランチのお店。
選んでいられないので、ここに入りました。
本日の日替わりランチメニュー。昨日はなかった、1皿目のスープ。チキンスープ、パスタ入り。Arros con Polloアロス・コン・ポヨ。
パクチーの味いっぱいのチキンライス。
めっちゃおいしい!!!
一般的なペルー料理なので、色んなところで食べれます♪Frejoles con Pescado、たぶんサバ?のフライ。
かな~~~~~~り、おいしい!!!!
おなか一杯になり、
クリスマスで静まり返った町を歩いて宿へ。ナスカの地上絵を大満喫したので今日の観光は終了。
宿でのんびりクリスマスの午後を過ごしました。
外に出るのも億劫、お店が開いてるのかも謎だったので、
なんとクリスマスディナーは・・・・
なんだか、普通じゃないクリスマスを過ごしたはずなのに、シメは最低なクリスマスになっちゃいました(笑)